マンガ・ノベルス
ここではマンガや小説系作品のプレビューを中心にお送りします。
なお、このプレビューは編者の独断と偏見に満ちていますので、
気分を害するであろう方はご遠慮下さいませ。
各作品レビュー
ア行 カ行
サ行 タ行
ナ行 ハ行
マ行 ヤ行
ラ・ワ行
ベルサイユのばら(池田理代子) |
それはフランス革命前後の動乱期を生き抜いた人々の群像劇である。 |
リングにかけろ(車田正美) |
この作品は70年代後半に車田正美先生によって執筆された一大ボクシング巨編漫画である。 |
リングにかけろ2 |
そして時は流れ、剣崎の忘れ形見の麟堂が一時不良に身を崩すも父の盟友たる石松の導きにより父と叔父の竜二がたどった道を歩むといった一大ボクシング巨編の続編でもある、のだが。 |
ファミ通のアレ(仮題)(竹熊健太郎・羽生生純) |
90年代にファミ通で人気を博した『しあわせのかたち』の桜玉吉先生に触発されてか、当時新人の羽生生センセイと組んで描いた作品である。うだつの上がらない貧乏博士という設定の竹熊氏が自作のポンコツアンドロイドの純子とともに担当の国領氏との掛け合いコントを繰り広げながらもゲームマンガみたいな作品を中心に面白おかしい人間ドラマがメインのストーリーとなっている。。 |
熱笑!花沢高校(どおくまんプロ) |
この作品は『花の応援団』『暴力大将』をはじめとするコミカルでバイオレンス風な作風で勇名をはせたどおくまんプロ制作の学園コメディとして当初は描かれた。 |
ブラックジャック(手塚治虫) |
言わずと知れた手塚先生の名作で、最近テレビアニメ化したということでかつて連載した少年チャンピオンを始めとする秋田書店では大々的なキャンペーンを行った。 特に山本賢二氏の漫画はまあ原点回帰を強調したかったのだろうか、BJが結構腹黒く描かれている。これは山賢さんの偽悪的な性格によるものが多いものだろうが、僕としてはちょっと引く。 かつて宮崎駿カントクが評したと思うが、確かに手塚先生の漫画はある意味人間の死を兇器にしている感があり、特にBJではそれが露骨に表れているように僕も思える。「どうしてこんな所で」という具合に。まあついでに言ってしまえば、やはり手塚マンガらしくファンタジーの要素もやはりちらほらと見受けられる。 それから今にして思えば、裏世界の医者といった設定も、当時の社会情勢に対する手塚先生のアンチテーゼではないかと思ったりもする。 それでもBJは後に続く医療マンガの先駆けとなったのは言うまでもない。 まあそのような当作品だが最近のアニメ版は長男の眞氏が監督を手掛けたことは都度に有名で、当時の作品を現代の医療技術に照らし合わせた作風にと制作され、あと先に問題となったキャラクターの生死に関して意見を加えたことも挙げたい。 それに際して僭越ながら、アニメ化されなかったエピソードを編者なりに予想はしてみたものだけれども。。 |
七都市物語(田中芳樹) |
『銀河英雄伝説』『アルスラーン戦記』等と並ぶ近未来を舞台にした戦記物ノベルス。 |
ヒストリエ(岩明均) |
古代マケドニア、アレキサンダー大王に仕えた武将エウメネスの半生を描いた歴史作品。 |