マンガ・火の鳥

おおまかな概要

 その血を飲めば不老不死となるという“火の鳥”。
 これはその火の鳥をめぐって運命に翻弄されつつ、己の意志を持って生きた人間たちの物語である。
その因縁の物語は太古の昔からはるかな未来、はては世界や宇宙の輪廻までも巻き込んで連綿と続いていく。あるいは過去と未来を行き来し、現在へと繋がっていく。
 しかしその帰決は先に述べた輪廻を織り混ぜた“未来編”で描かれ。結局は前世の世界とさほど変わらないかと思いつつ、よりよい未来を望むという手塚先生のメッセージも込めて締められた。
 その後は様々な時代の人々の物語が描かれ、いずれは現代に繋がっていくはずだったが、周知のように途中手塚先生が89年に亡くなられた。未だ語られなかったあまたのエピソードとともに。
 いずれはその補完を誰かがしてくれると漠然に想うことだろうけれど、反面そっとしてほしいとの想いもあることも述べたい。


TO BE CONTINUED
(各章・各キャラの考察は次回に)