各作品レビュー:タ行
ダメおやじ(古谷三敏) |
ダメおやじは昭和40年代より少年サンデーにて連載した、もとは赤塚不二夫先生のアシスタントとしてキャリアを重ねた後でのマンガ作品でもある。 |
ちなつのシュート(青木俊直) |
『ちなつのシュート』とは、92、3年ごろに“ウゴウゴルーガ”という番組のテレビコミックのコーナーとして人気を博していた。 |
ついでにとんちんかん(えんどコイチ) |
『死神くん』で人間の生と死を通じてのヒューマンドラマを描いたえんどコイチ先生の一大ギャグ漫画で、コイチ先生の原点を再構築した作品でもある。 主人公は存在そのものがナンセンスでもある間抜作と東風、甘子たちなどのゆかいなキャラクターがこれまた誌面狭しと大活躍するのが主なストーリーでもある。 抜作たちの裏の顔である怪盗ものやら、抜作たちと張り合う女子高生やら謎の武道家やら、果ては宇宙からの来訪者やら、そして担当編集者をモデルとしたキャラの悪戦苦闘やら、これは今にしてみれば不謹慎だということで、ともかくもこれらが周囲のキャラだけでなく読者までも巻き込んでのギャグがともかく理屈抜きで繰り広げられたことで。 これもまた唐突なラストで締めくくり、結局一時代を築いてからある意味風のように去っていった。 ちなみにこのとんちんかんもアニメ版の奇面組の後番組として同じノリでの内容で放映されたものだったが、奇面組ほどのノリが得られなかったのか放映期間も短かった。 とはいえこのとんちんかん、先のお兄さん、奇面組と並んで80年代ジャンプを代表するギャグマンガとして歴史に残る作品でもあるけれどこれまたいかがか。 |
デジタルデビル物語(ストーリー)(西谷史) |
いにしえの悪魔を召喚して、荒廃した近未来を生き抜くRPGたる『女神転生』シリーズ、その原作が本作『デジタルデビル物語(ストーリー)』である。ちなみにゲームタイトルの『女神転生』はデジタルデビルの第一部のサブタイトルから取ったものである。 |
天地を喰らう(本宮ひろ志) |
80年代前半にて三国志をベースにした派生作品。後に本宮せんせいの歴史マンガの原点ともいえる作品でもある。 |
トイレット博士(とりいかずよし) |
かつてジャンプ創成期において一時代を築いたともいえ、当時赤塚不二夫先生のアシスタントとして赤塚先生の作品を引き継ぐ形で少年ジャンプにて連載された当作品、同じ時期の『ド根性ガエル』と人気を二分するほどでもあったとか。中でも当時の風潮でもあるそのお下品さが一番のパンチを効かせてくれたが、今ではあまりにもお下品に過ぎるので抽象的に述べることとする。 |
とべ!人類(尾瀬あきら) |
今でこそ『夏子の酒』など人情的でヒューマンシップな作品をお送りしている尾瀬あきらセンセイの知る人ぞ知るSFマンガなのだけれど。 |