無双エムブレム・紋章編ストーリーその1
(MAP1〜MAP5)


MAP1:グルニア遠征
(山岳砦の戦い)

(アリティア軍VSグルニア反乱軍)
勝利条件:ロレンスの撃破
敗北条件:プレイヤーの敗走

オープニング

 暗黒戦争が終わって1年の後、戦乱に荒れたアリティア王国も、マルス王子らの努力によって、ようやくおちつきをとり戻し始めていた。
マルスを助けた多くの騎士たち、まず老騎士ジェイガンは、隊長職をカインらにゆずり一線を退き、
王子の後見役となり彼のそば近くに仕えて国政を助けた。
またカインと双璧と謳われたアベルは騎士団を辞してアリティアの城下で雑貨商を営むこととなりその縁で復興の手助けをすることとなる。
またフレイ、ドーガ、ゴードンもそれぞれの目的の後に騎士団に復帰、後進の指導にあたることとなる。
 復興も一段落したある日、かつての亡命先よりマルスと行動を共にしたタリスのシーダ王女をアリティアに迎え、
マルス王子との婚礼を発表したのである。アリティアの人々は、二人の幸せそうな姿にだれもが喜びをわかちあい、シーダを暖かく迎え入れた。

 だがしかし・・・婚礼を間近に迎えたある日、突然帝都パレスから、一通の命令書がもたらされた。

<親愛なるアリティアのマルス王子に告ぐ
 アカネイアの占領下にあるグルニア王国で大規模な反乱が起こったもよう。
 ついては貴国にグルニア討伐の手助けを要請したい。
 王子はアリティアの全軍を率いてただちに出撃し、グルニアの反乱を制圧されよ>  アカネイア皇帝

 突然の要請にマルスは戸惑いつつも父なる国たるアカネイアの命とあれば無碍にはできない。
 やむなくマルスは、カインに祖国の守りを命じ、ジェイガンらと共にグルニア遠征へと旅立ったのであった。

インターミッション

マルス「ジェイガン、やっと着いたのか、あれが反乱軍のたてこもる砦?」
ジェイガン「ははっ、そのことについて、遠征軍の司令官であるラング将軍がお見えです」
ラング「おお、これはマルス王子、今ごろおいでとはのんきなものですな。反乱軍はあらかた我らが討伐し、後はあの砦ひとつを残すのみ。
    まあ、せっかくだから反乱軍のリーダーのロレンス将軍の始末は貴公におまかせしよう」
マルス「え、反乱軍を率いているのはロレンス将軍なのですか。なぜ、彼が反乱などを」
ラング「さあな、わしもそんなことまでは知らぬ。ただ奴がグルニアの王子をかくまっていることは事実だ。
    多分グルニア王国の再興でもゆめ見たのではないか。しかし奴もバカな男よ。我らに逆らって勝てるとでも思ったのか。
    マルス王子、ロレンスを討ち奴がかくまっているグルニア王家の子供達を捕らえるのだ。
    我らはここをおぬしらに任せて、逃げた反乱兵どもを追いかける。
    グルニアのバカどもにわしにはむかった報いを思い知らせてやらねばならぬのでな」
マルス「ラング将軍、いったい何を・・・・・」
ラング「知れたことよ、残った残党が各地の村々に逃げ延びたということだからな。今からそれを調べねばならぬ。
    もしもそのような者がいたならばその村もろとも焼きはらい、二度と我らにはむかわぬようにせねばならぬ」
マルス「ばかな! 何も、そこまでしなくとも」
ラング「これは異なことを、グルニアは我らアカネイアを裏切りドルーアに与した憎き敵。それに王子にとってもお父上の仇のはずだ」
マルス「しかし・・・・・」
ラング「ともかく、わしはハーディン皇帝の命によってこの地に派遣され遠征の全権を任された。
    貴公も皇帝から命を下されたならば我が指揮下に入りたる身、それをはき違われては困るな。ともかく、大人しく命令に従われよ、よいかな」

と言いつつ、ラング、去っていく。

マルス「・・・ジェイガン、これはいったいどういうことなんだ、何故ハーディンはあのような者にこの国をまかせたのか」
ジェイガン「ふむ、そういえばラング将軍については2、3よからぬ噂を耳にした覚えがありました。もともとはアカネイアの貴族として、
      かのオーエン伯とはたびたび対立をしておりましたな。平民の権利を守るよう主張した伯に対してラングはその対極にあったとか。
      それから先の戦乱にては密かにドルーアに取り入り、人々から金をまきあげ私腹を肥やしたとか。
      それが真実ならば、おそらくはグルニアでも同じようなことをして人々を苦しめているということのでしょう。
      ロレンス将軍の反乱もうなずけぬわけではないものかと・・・・・」
マルス「ジェイガン、そんなのんきなことを言っていていいのか。はやくハーディンにこのことを伝えなければ、
    また罪もない人達が危機にさらされてしまう」
ジェイガン「ふむ王子、お気持ちは分かりますぞ。ですが今はロレンス殿が反乱をおこしたは事実、当面の懸案たるを対処せねばなりませぬ。
      とにかく人々から話をきき、この国でいったい何がおこっているのかを確かめるのです。
      その上で、王子ご自身がロレンス将軍と話をされてみてはいかがですか」
マルス「だけど、反乱に加わった兵士たちは我らがアリティア軍だとはいまだ気づいていないだろう。そんな中で無事に砦までたどり着けるだろうか」
ジェイガン「それは心配はいりませぬ。反乱軍は先の戦での敗北を受け、ほとんどがロレンス殿の命により散開し、
      残っているのはロレンス将軍と砦の中にいる王子と王女だけのようです。
      ただ、混乱に乗じて山賊どもが暴れまわっておりますが、ドーガ、アランの両名がいれば何とか対処できると存じます。
      ですが問題はセシルやライアンらの新兵ら、訓練と称してこたびの遠征に参加させましたが事態が事態、決して、無理をさせてはなりませぬ。
      わたしも出来れば戦いたいのですが、まあ齢が齢なのでそれも適わぬということで、
      ここは王子のおそばにあって軍師などをつとめさせていただきます」
マルス「うん、よろしく頼むよ」


・戦闘開始

マルス「まずは南部の山賊を一掃し、この地区の安定を図るんだ。迎撃をアラン、防備をドーガで固め、
    本隊は僕とゴードンを中心に行動するんだ。前にも言ったけれど、決して無理はしないように」

・初回、ライアンがプレイヤーキャラにいる場合(随時)

ライアン「とうとう初陣か、これからの戦いに、ついていけるかな」
ゴードン「何だ、もう家が恋しくなったのか」
ライアン「そ、そんなんじゃないよ、僕もせめて兄さんに追いつこうと思ってここまで頑張ったつもりだったんだ」
ゴードン「分かってるさ、僕の修行の合間に送っておいたその弾弓、聞けば結構な精進だとアラン隊長から聞いたぜ」
ドーガ「それにだ、弓兵というものは前線の援護が主流だからな。まあいざとなれば俺たちの背にいて弓を射ればいいさ」
ライアン「あ、はい、お願いします」

・初回、セシルがプレイヤーキャラにいる場合(随時)

セシル「ついに実戦か、アカネイアのミディア様に憧れてここまで修業してきたけど、正直少し怖いな」
ロディ「大丈夫さ、いざとなりゃ僕たちが守ってやるよ」
ルーク「そうそう、ここは大船に乗った気分でかかればいいさ」
アラン「威勢がいいな、だがくれぐれも油断はならんぞ。自分が出来る範囲を一歩ずつ、それを忘れるな」
「はっ!」

・南部3か所の拠点を制圧後、北東部の村の門が開く。

・プレイヤー、北東部の村に侵入すると、村の民兵が出現する。

「アカネイアのやつらはオラたちの村から出てけ」
マルス「待ってくれ、僕たちはあなたたちと戦うつもりはない」
ジェイガン「マルス様、今彼らに対し言葉は無意味ですぞ。ここは腕ずくで鎮めるしかありませぬ」
マルス「くっ、だが、出来るだけ、傷つけないでくれ」

・ミッション発生”村人の抵抗を鎮圧せよ”

・プレイヤー、村人を倒した後、ユミルが登場する。

ユミル「村を荒らす奴はどいつだ、おおっ、あれはマルス様」

・ユミルと戦闘(☆:アニメーション付き)

ユミル(☆登場)「うおっ、何か知らねえが、ここは戦うしかねえだよ」
ユミル(☆敗走)「まさかマルス様が、うん、これは何かあるだよ、な」

・ユミル撃破後(アニメーション)

マルス「みなさん、落ち着いてください。僕たちはアリティアの者です。わけがあってこの地区の治安を任されたるものです」
「だが、アリティアの者が何故ラングのもとにいるんだ」
マルス「え、それは・・・・・」
「ラングは近隣の村々から破壊と略奪を企てて私腹を肥やしている、奴のために犠牲になった村人は数知れない。
 そんな我々を今度はあんたらが苦しめるというのか」
 そこに村のおばばが現れる。
おばば「待ちなされ、この者たちはもはや敵ではない。先ほど偵察に赴いた者によれば、何やら言い合っていると聞いたでの。
    まあともかく、ここから先、ロレンス殿と話をしたいならば、この国で何が起こっているか詳しく聞いてみなされ。
    ああ、それからこの子を連れていきなされ、少し幼いがシスターとしての修行は十分に積んだでの」
マリーシア「マリーシアです。お役に立ちますのでよろしくお願いします」
マルス「うん、こちらこそ、よろしく・・・・・」

・村を制圧後(アニメーション)

ロレンス「アカネイアの増援部隊が来たようだ。もはやこれまでだな。
     オグマ殿、関係のない貴公まで巻き込んでしまって申し訳ない」
オグマ「いや、俺はタリス王から将軍の手助けをするように言われてここに来ている。
    何ら気にすることはない。俺に出来ることなら、何なりと言ってくれ」
ロレンス「そうか・・・ならば一つだけ頼みを聞いてもらえぬか。このお子らをマケドニアに送りとどけてほしい。
     ユベロ王子とユミナ王女はグルニア王の忘れ形見。今までは わたしがひそかに保護していたのだが、もはやそれもままならないだろう。
     ラング将軍の手におちれば、まちがいなく処刑されることだろう。たのむ、この子達をマケドニアのウェンデル司祭のもとへとどけてくれぬか」
オグマ「わかった、お二人は俺が命にかえてもお守りしよう」
ロレンス「そうか、すまぬ。さあ、ユベロ様、ユミナ様、あなた達はオグマ殿と共に落ち延びるのです」
ユミナ「いや、私は行かないわ。逃げるのならロレンスも一緒に」
ロレンス「ユミナ姫、残念ながらわたしは逃げられませぬ。傷付いたこの体では、もはや動くことさえままなりますまい。
     だからわたしのことは気になさらず、お二人だけで逃げ延びられよ」
ユミナ「どうして、どうしてそんなことを言うの、ロレンスは私たちを守るために戦ってくれた。そのためにこんなひどいケガをしたというのに。
    そんなあなただけをおいて逃げろだなんて、私は耐えられない」
オグマ「さて、困ったな、どうするのだ、将軍?」
ロレンス「うむ、ユミナ様は一度言われたらきかぬお方。やむをえまい、オグマ殿ここはひとまず貴公一人で行ってくれ」
オグマ「そうだな、ならば俺は出来得る限りのことをしよう、うまくいけばこの辺りの敵も引き上げるかもしれぬからな。
    ロレンス将軍、それまでは何とか持ちこたえてくれ」

ロレンス「承知、わたしも何とか耐え抜いてみせる」
オグマ「そうか、ならば、死ぬなよ、将軍」

・北部3か所の拠点を制圧後、本陣の門が開く。

・ストーリーモードにてプレイヤー、敵本陣に到達(アニメーション)

マルス「ロレンス将軍・・・・・」
ロレンス「おお、マルス殿、敵の援軍が来たと思えばそなたであったか。残念ながらアリティア軍と、王子と戦わねばならぬとは」
マルス「待って下さい将軍、僕はあなたと戦うつもりはありません。村人たちから占領軍がいかにひどい仕打ちをしているかを聞き及んでいます。
    僕はこの事実をハーディン皇帝に伝え、必ずグルニアを救うとお約束します。だから、どうか剣をおさめて下さい」
ロレンス「王子、ご好意は感謝する。だが、今となってはそれは無理。王子は何もご存じない。ハーディンほどの御人がわけもなく、
     ラングのような下らぬ男を司令官にするとお思いかな、彼は我らの反乱をさそってグルニア王国を完全につぶし帝国の領地にするつもりなのだ。
     そのためにあのような悪逆非道の男をさし向けたのだ」
マルス「まさか、ハーディンがそんなことをするとは、とても信じられない」
ロレンス「確かにすぐには信じられぬことでしょうな。だが彼は、皇帝となってからおそらくは人が変わってしまったようだ。
     なればもう、王子の知っているあのハーディンではない。だがいずれにしてもこのわたしもここまで。なれば最後に一つだけお頼み申す。
     この砦にはグルニア王家の幼い王子と王女がかくまわれている。どうかこのお子らを助けていただきたい。
     それさえ聞き届けてくれるならば、わたしはもう思い残すことはない。
     マルス殿、どうかこのわたしの命とひきかえに、この子達を、なにとぞ!」

 ロレンス、城門にこもりやがて城が爆発する。

・フリーバトルにてロレンスと戦闘(☆:アニメーション付き)

ロレンス(☆登場)「よもや、そなたたちと戦うことになろうとは」
ロレンス(☆撃破)「マルス王子、ユベロ様たちを、なにとぞ・・・・・」

・本陣制圧後

マルス「ロレンス将軍! ・・・ばかな・・・・・」

・MAPクリア


インターミッション

ジェイガン「マルス様、別の建物に件のお子らが」
マルス「うん、丁重にお連れしてくれ」

マルス「きみ達が、グルニアのユベロ王子とユミナ王女か」
ユベロ「ううっ、ロレンス、死んじゃった、僕たち、どうすればいいの」

ユミナ「けだもの!! 近よらないで! それ以上近よれば、私たちも死にます」
マルス「ちがうんだ、僕たちは・・・・・」
ラング「ほお、マルス殿、やっと反逆者どもを捕らえたのですな。どうやらロレンスは瓦礫の下、これではとても生きてはいまい」
マルス「ラング将軍、待ってくれ、この子たちには罪はない、彼らの身柄は僕に任せてはくれないか」
ラング「そうはいかぬな、こやつらはわしの城へ連れて行き、後にグルニアの者たちが二度と我らに歯向かぬように、見せしめとして処刑せねばならぬ。
    それより王子、お主には 早速マケドニアへ行ってもらわねばならぬ。マケドニアで軍の反乱がおきてミネルバ王女がとらわれたらしい。
    ハーディン皇帝より貴公にミネルバ王女を助けるようにとの命が下ったのでな」

マルス「何だって、マケドニアが!? わかった、ラング将軍、ミネルバを助けるためなら
    よろこんで行こう。だが、その子たちの命は奪わないでくれ。たのむ、ラング将軍!」

ラング「くどいぞ、王子、ならぬと言ったらならぬのだ。さあお前達、こちらへ来い」
ユミナ「いや、はなして、ユベロ、助けて」
ユベロ「ユミナ、ユミナ・・・・・」
マルス「ま、待て、ラング、その子達をはなせ」
ジェイガン「王子、落ち着きなされ、ここは一時こらえるのです。今ここでラングと争えば、我らも反逆者になります。
      今の我らにはラングと対せるほどの力は無いのです」

マルス「だけどジェイガン、あの子達をラングの思うままにしていいものなのか」
ジェイガン「王子、ここは将兵のことを考えておこらえ下さい、ラングもすぐにはユベロ様たちをどうこうすることはないでしょうし、
     マケドニアへ参りミネルバ王女を無事に救出できれば、マケドニアは我らにお力をかしてくれるでしょう。
     王子、今はマケドニアへ赴き、件の乱に対するのです。

 一方、茂みに隠れていたオグマはその様子を見ていた。
オグマ「やはり、こうなったか、ロレンス将軍・・・・・。だがまずは王女たちを助けるのが先決か」

マルス「うっ、ユミルじゃないか、ここまで追ってきたのか」
ジェイガン「我らに対し言いたいこともあろうが」
ユミル「はい、マルス様がラングって奴に脅されてるのを見て、オラもマルス様を助けようと思って来ましただ」
ジェイガン「うむ、力を貸してくれるのは有り難いが、我らはこれからマケドニアへと赴かねばならぬ」
ユミル「わかってるだよ、オラは今度こそマルス様に恩返しするだよ。だからどこへでもついていくだ。
    ああ、それから砦からオグマさんが出ていくのを見たって聞きましたが」

マルス「何だって、オグマが」
ジェイガン「ふむ、オグマならば我らが行く間に何とかしてくれるだろう。王子、いくらか希望がわいてきましたな」
マルス「うん、行こう、マケドニアへ、オグマのため、ユベロたちのため、そしてミネルバのために」


・クリア後MAP2:マケドニアの反乱が追加

・フリーバトルとして“北部砦の戦い”が追加

・ユミルがプレイヤーキャラとして使用可能

・マリーシアが護衛キャラとして選択可能

MAP2:マケドニアの反乱
(マケドニアの森の戦い)

(アリティア騎士団VSマケドニア反乱軍)
勝利条件:ルーメルの撃破
敗北条件:プレイヤー(マルス)の敗走、ウォレンの敗走



オープニング

 マケドニアは、暗黒戦争の後、王女ミネルバが先頭にたって祖国の復興とともに軍政の改革に力を注いだ。
ことにミシェイルによって抑えられた将兵たちの横暴にたいし断固たる対応を行った。
だが、実力者のリュッケ将軍はミネルバのやり方に反発し、追放された将兵達を集めクーデターをおこしたのである。
不意をつかれたミネルバは、リュッケの一味にとらわれ、マケドニアは反乱軍によって制圧された。

 そこにミネルバを助けるべくマケドニアへと兵を向けた。
しかし、それを察知した反乱軍は、国境の森に強力な竜騎士団をさしむけ守りをかためていたのである。

インターミッション

カチュア「マルス様、よかった、やはりこちらにいらしてたのですね」
マルス「カチュア、マケドニアで反乱があったときいたけど、どういうことなんだ」
カチュア「はい、突然リュッケ将軍が反乱をおこし、不意を突かれてミネルバ様が囚われてしまったのです。
     私はパオラ姉さんとともになんとか逃げ延びて、姉さんは国境砦で動向を見守っているのです。このままではミネルバ様のお命が」
マルス「分かっている、そのために来たんだ。その王女が囚われている砦へ案内してくれるか」

カチュア「はい、この国境の森をこえたらすぐです。でもどこかに敵の罠が待ち構えているかもわかりません。くれぐれもお気をつけて」

・カチュアがプレイヤーキャラとして使用可能


・戦闘開始

マルス「やはり待ち構えてきたか、だがここは何としてもミネルバと合流しなければならない。みんな、急いで森を切り抜けるんだ」

・上空の飛竜おもむろに火を噴き森は炎に包まれる。

カチュア「そんな、飼い慣らされた飛竜が火を吐くなんて」
マルス「くっ、森ごと焼きつくすつもりなのか」

ルーメル「思った通りだ。竜石の欠片を飲ませると野性を取り戻したか。者ども、何としてもマルス王子を討ち取るのだ。
     さすれば密約通り地位も名誉も思うがままだぞ」
 

フロスト「ううむ、まさにこの森が戦火にさらされたか。こうしてはおられんわい」

ウォレン「風が騒いでいる、気に入らないな」

・森の中央部にウォレンが出現する。

・森を包む炎はプレイヤーの体力を徐々に減らしていく。プレイヤーは森に点在する竜騎士と飛竜をすべて倒さなければならない。

・竜騎士と飛竜を倒すと、一帯の森の炎は鎮火する。

・森の中央部を解放後ウォレンと合流する。

マルス「君は、たしかミシェイル王子のもとにいた」
ウォレン「風の導きで、あんたの力になることとした。かつては敵同士だろうが、兵の端に加えてもらうならばありがたい」
マルス「ともに戦うなら敵も味方もない、是非ミネルバの助けになってほしい」
ウォレン「ああ、よろしく頼む」

(以後、敗北条件にウォレンの敗走が除外される)

・すべての竜騎士を撃破後、同じ場所にそれぞれ盗賊団が出現する。

ウォレン「どうやら反乱に呼応して盗賊どもも暴れ回るか、片手間だが退けねばならないな」
マルス「うん、いそいで片付けよう」

フロスト「今度は盗賊どもか、おお、あれなるはアリティアのマルス王子とウォレン卿、これはわしも赴かねばのう」

・西部エリアにフロストが出現。

・西部エリアにてフロストと合流。

フロスト「失礼致しまするマルス王子」
マルス「ああ、フロスト司祭、お騒がせしましたが、もう安心です」
フロスト「ふむ、これからミネルバ様をお助け申すのならば、厚かましいながら、わたくしめも力をお貸し致しましょうぞ」
マルス「はい、こちらこそよろしくお願いします」

・すべての盗賊団を撃破した後で敵本陣の扉が開く。

・2回目以降のプレイで盗賊団をすべて倒すと貴重品発見の報がもたらされる。

・森の中央部にて貴重品の箱が出現。その宝箱を開けて貴重品、星のリブラを入手。

マルス「これが、星の欠片か・・・・・」
ウォレン「危うく見過ごすところだったな、しかしこれは持っていったほうがいいだろう」
マルス「うん、そうだね」

・敵本陣に突入、ルーメルと戦闘(☆:アニメーション付き)

ルーメル(☆登場)「ううむ、やはりここまで来たか、お主たちを見くびっておったわ」
ルーメル(☆撃破)「このわたしも、ここまでか・・・・・」

・ルーメル撃破後

マルス「ここまで手こずるとはね、流石はマケドニア軍か」
ジェイガン「リュッケ将軍の本隊はさらなる強敵と思います、くれぐれも油断なきよう」

・MAPクリア


インターミッション

ジェイガン「王子、砦の一室にめずらしい方がとらわれておりましたぞ」
マルス「あれ、リンダじゃないか、どうして君がこんなところに?」
リンダ「マルス様、よかった、やっとめぐり会えた。はい、マルス様にお会いしたくてここまでお尋ねしたのですが、
    途中マケドニアの兵士につかまってここに捕らわれたのです」
マルス「そうだったのか、でも無事でよかった、一人でこんなところまで来るなんてむちゃだよ。
    だけど、どうして僕をさがしていたの? そういえば今までニーナ様のおそばで暮らしていたと思っていたのに」

リンダ「はい、ニーナ様からこれをマルス様にお渡しするようにと言われて」
マルス「・・・これは、ファイアーエムブレム! アカネイア王家の至宝の紋章の盾じゃないか。
    でもなぜ、これを僕に? アカネイアはハーディン皇帝のもとで力を誇っているというのに、
    まして国々が復興に力を注いでいる時にニーナ様は、この覇者のあかしを僕なんかに・・・・・」

リンダ「私にもわからないのです。ニーナ様はわけをおっしゃらずに、ただマルス様に、とだけ。
    でも、なぜかとても悲しそうな目をされて、たぶん泣いておられたのだとも思います」

マルス「ニーナ様が、いったいどうして。ともかくこの戦いが終わったら、僕もニーナ様のもとへ行く。
    これからは君一人では危険だから、これからはリンダも僕たちと一緒にいてほしい」

リンダ「はい、マルス様」


・クリア後MAP:連れ去られた王女が追加

・フリーバトルとして“マケドニアの森の戦い”が追加

・ウォレン、リンダがプレイヤーキャラとして使用可能

・フロスト、護衛キャラとして使用可能


MAP2:連れ去られた王女
(マケドニア国境砦の戦い)

(アリティア騎士団VSマケドニア反乱軍)
勝利条件:リュッケの撃破
敗北条件:プレイヤー(マルス)の敗走、ジュリアン、マチスの敗走


オープニング

 国境の森にて迎撃部隊を退けたアリティア軍は白騎士団カチュアの導きによりリュッケ将軍が立てこもる国境の砦にたどり着く。
それと前後して、砦では一つの騒乱が起きていた。

インターミッション

ミシェイル「リュッケよ、お前のような気の小さい男が大それたことをしたものだな。
      おおかたラングの甘言にまんまとのせられたか」

リュッケ「あ、あなたは、どうして・・・・・」
ミシェイル「死んだとでも思ったか、ふふ、まあいい、それよりもミネルバを俺にわたせ。間もなくアリティアがここに来る。
      ここでお前たちに斃されればこれまでだが、いずれ今マルスにミネルバを会わせるわけにはいかぬ」

リュッケ「はぁ・・・しかしミネルバ王女はすでに虫の息、もはや助かるまいかと・・・・・」
 突然、金属の激突音が響く
ミシェイル「つべこべ言わずにはやく連れてこい。それともこの刃の錆になりたいか」
リュッケ「は、はい、わかりました。おい、だれか、王女をお連れしろ」

ミシェイル「ミネルバ、久しいな、その無様な姿、お前らしくもない、ラングごときの罠にはまり、
      聞けばマリアまで何者かに奪われたか。これがお前の言う理想の国の結果なのか」

ミネルバ「ミ、ミシェイル・・・どうして・・・・・」
 ミネルバ、そのまま気を失い、ミシェイルはそのままミネルバを連れて去っていく。

リュッケ「ま、まさか、まさかミシェイル様が・・・・・」
「将軍、南の森からアリティア軍が」
リュッケ「む、むう、やはり来たか、全軍、直ちに配置につけ、あと北の一隊はパオラ一行を探し出せ。
     よいか、パオラはもちろんのこと、ジュリアンとやらもひとかどの戦士だ、くれぐれも油断はならぬ」


・戦闘開始、森の中、追手から逃れるジュリアンとマチス

ジュリアン「畜生、もうここまで追ってきたのか」
マチス「何てこった、手がかりもないまま退散とは」

ジュリアン「あんたがもたもたしてるからだろ」
マチス「そんなこと言ったってなあ」
「いたぞ、マチスはともかくジュリアンを捕らえれば俺たちの名も上がるぞ」
ジュリアン「おいおい、たかがコソ泥一人にここまでやるか」
マチス「くう、いくらなんでも数が多すぎるぜ」
 その時、上空からパオラが舞い降りてくる。
パオラ「やっぱりここにいたのね、ジュリアン、マチス。いくらレナのためといっても、たった2人だけで無茶よ」
マチス「ああ、助かった」
ジュリアン「悔しいけど、ここは逃げるしかないな」
パオラ「私が食い止めるから、あなたたちは早くアリティア軍に合流して」
ジュリアン「え、まさかマルス様たちが」
マチス「そういうことなら、おい、行くぞ、ジュリアン」
ジュリアン「お、おう、分かってるよ、それからパオラ、必ず生きて帰ってこいよ」

ジェイガン「何やら戦闘が始まっているようですな」
カチュア「先に姉さんが調査にあたっていますが、まさか」
マルス「いずれにせよ先に急ごう、ミネルバ王女を助けなければならない」

・プレイヤー、南部の橋に接近する。

マルス「あれは、ジュリアンとマチス、まさか反乱軍に追われているのか」

・プレイヤー、南部の橋から中央エリアに侵入し、ジュリアンとマチスに接近する。

マルス「ジュリアン、それにマチス、君たちも追われてきたのか」
ジュリアン「あ、はい、マルス様、実は反乱がおきたと同じくレナさんがさらわれてしまって」
マチス「それに俺たちを逃がすためにパオラが食い止めてくれたんだ」
カチュア「ええっ、なんてこと」
ジェイガン「まあともかく、ここは橋の南に退がりましょう、それにジュリアン、お主らも我らとともにするがよい」
ジュリアン「は、はい」
(以降、敗北条件にジュリアンとマチスの敗走が除外される)

・プレイヤー、ジュリアン、マチスとともに橋を南下すると橋が破壊される。

ジェイガン「これで一安心ですな、いささか遠回りですが我らも体勢を立て直さねばなりませぬ」
カチュア「姉さん、大丈夫かしら」
マルス「大丈夫、パオラならうまく逃げ切れるさ」

・マリーシアが護衛キャラにいる場合にジュリアンに近づく
 あるいはジュリアンがプレイヤーにかつマリーシアが護衛にいる場合(随時)

マリーシア「ああ、あなたがジュリアン様ですね、レナ様からお噂は聞いております」
ジュリアン「えっと、君は、誰だい」
マリーシア「はい、修道院でレナ様にお世話になりましたマリーシアです」
ジュリアン「そうか、レナさんの知り合いか」
マリーシア「レナ様がおられない分、私がお世話いたします、なんなりと申し付け下さいね」
ジュリアン「参ったな、でも俺だけじゃレナさんは助けられないしな、とりあえずよろしく頼むよ」

・プレイヤー、南西エリアに進出後に中央山岳部から竜騎士部隊が現れる。

マルス「くっ、山の上から、流石はマケドニア軍といったところか。みんなここは耐え抜くんだ」

・山岳の竜騎士と飛竜をすべて倒すと貴重品発見の報がもたらされる。

・北東の村にて貴重品の箱が出現。その宝箱を開けて貴重品、星のタウルスを入手。

マルス「うん、このオーブの欠片は」
ジェイガン「ほほう、中にはいくつかの光の粒がありますな、この並びは、金牛宮ですな」
マルス「どうやらこれは持っていかなきゃいけない、そういう気がしてならないんだ」
ジェイガン「あまり道草を食ってはいけませぬぞ。しかしこの言は心にとどめておきまする」

・その後も西部、北西、北部エリアに進出ごとに敵部隊の増援が現れる。

・プレイヤー、北東の村のたどり着く。

マルス「ああ、パオラ、無事だったんだね」
パオラ「はい、すこし手間取りましたが大丈夫です。ここで休んでマルス様をお待ちしておりました」
マルス「そうか、これで大勢を整えられる。一刻も早くミネルバ王女を助けにいこう」

・中央エリア北部の橋が降り、中央エリアへと進出可能になる。

・プレイヤー、中央エリアの部隊を倒した後で本陣の門が開く。

・本陣突入、リュッケと戦闘(☆:アニメーション付き)

リュッケ(☆登場)「やはり来たか、お主たちが来るのを待っておったぞ」
リュッケ(☆撃破)「流石だな、だが、お主らは何も分かってはおらぬ」

・リュッケ撃破後

マルス「ジェイガン、ミネルバは見つかった?」
ジェイガン「はっ、砦内をくまなく探しましたが、王女はいらっしゃらないのです」
マルス「えっ、なぜだ? ミネルバは城内にとらわれていたはずなのに」

・MAPクリア


インターミッション

ジェイガン「むっ、王子、ラング将軍が来たようです。奴め、また何か無理をおしつけに来たのでは?」
ラング「ほお、流石はマルス殿、たいしたものだ。ところでこたびはちとうかがいたい儀があってのう」
マルス「と、申しますと」
ラング「実はな、先に捕えたグルニアの王子達が連れ去られたのだ。調べれば賊はどうやらマケドニアに逃げこんだらしい。そしてもう一つ」
マルス「・・・・・」
ラング「王子達を連れ出したのは剣士オグマ、以前は王子の部下だった者と判明したのだ。それらについて王子は何か申し開きはあるかな」
マルス「そうか、あの子たちはオグマに・・・・・。それでこのマルスが疑いをかけているわけですね。
    でも僕は知らない。おそらく彼自身の意志によってのことだろう。だがいずれにせよ、もはやあなたの命令は聞けない。
    あの時、二人を救えなかったことは今まで 後悔していた。ここはあなたと戦ってでも護ってやるべきだったんだ。
    もうこれ以上あなたの思い通りにはならない。僕たちは国に帰る」
ラング「なに、貴様、その言はあきらかに反逆だ。ハーディン皇帝に報告してもいいのだろうな」
マルス「好きにすればいい。だが、僕もいずれパレスに行くつもりだ。ハーディン王やニーナ様にこの事実を伝え、あなたの罪を明らかにする。
    ジェイガン、すまない。だけど僕はもうがまんができないんだ。オグマをさがしだしてあの子達をぼくの手で守ってやりたい」
ジェイガン「分かっておりまする。今までよくご辛抱なさいましたな。わたくしとてもはやがまんの限界。
      ラングよ、我がアリティアの王子に対して度重なる無礼な振る舞い、王子が許されたとてこのジェイガンが許さぬ。
      ラングよ、剣を取れ、このジェイガンも老いぼれたとはいえ、まだまだお主などには負けはせぬ!」

ラング「な、な、なんだと、くそっ、貴様ら、許さん! 皇帝にもうし上げてアリティアなどひねりつぶしてやる。おぼえていろ!」
 ラング、去っていく。
マルス「驚いたな、まさかラング相手にジェイガンがあそこまで言おうとはね」
ジェイガン「なあに、年寄りの冷や水にござる。まあ確かに王子をお諌めする役目としてはいささか軽率でしたな、こうなってしまったら致し方ありませぬ。
      これからはこのジェイガンも現役に復帰いたします。さあ、そうと決まればウェンデル司祭がおわすポルムの村へ急ぎましょう」

マルス「う、うん!」


・クリア後MAP4:喜びと悲しみとが追加

・フリーバトルとして“マケドニア国境砦の戦い”が追加

・ジュリアン、パオラ、ジェイガンがプレイヤーキャラとして使用可能

・マチスが護衛キャラとして使用可能

MAP4:喜びと悲しみと
(ホルム海岸の戦い)

(アリティア軍VSマケドニアバイキング)
勝利条件:ガイルの撃破
敗北条件:プレイヤーの敗走・オグマ、ユベロ、ユミナ、シリウスの敗走

オープニング

ミネルバ王女との再会をはたせなかったマルスは、オグマとグルニア王家の子供達を探し出すため、
かつて子供達の保護をした、ウェンデル司祭のもとを訪れることにした。
だが、司祭がいるというホルム海岸は、悪名高いマケドニアバイキングの支配地である。
マルス達の行く手を、無数の海賊達が待ちうける。
はたして、彼らは無事に子供達を救いだすことができるのであろうか・・・。

インターミッション

オグマ「ユミナ、ユベロ、この辺りはあの悪名高いマケドニアバイキングの支配地だ。
    できれば近よりたくないが、司祭がいる村に行くためにはここを通るしかない」
ユベロ「オグマさん、僕、こわいよ・・・ねえ、戻ろうよ・・・・・」
ユミナ「ユベロ、しっかりしてよ、あなた男でしょ! あなただってひとかどの魔法も使えるんだから、それで海賊たちをやっつけるのよ」
ユベロ「で、でも、ウェンデル先生から、争いはいけないことだって、言われたから、僕が、戦うだなんて・・・・・」
ユミナ「もう、つべこべ言わないで、私たちはもう二人っきりなのよ。あなたがしっかりしてくれなきゃ、私だって、どうしていいか・・・・・」
ユベロ「あ、ごめんユミナ、僕もがんばるから、だから、もう泣かないで」
オグマ「・・・やれやれ、む、やはり気づかれたか、やむをえん、一気にきりぬける。ここは俺一人で十分だ。二人とも、そばを離れるな」


・戦闘開始、海賊と戦うオグマ一行、そこに仮面の騎士が海賊をなぎ払う。

オグマ「貴様、何者だ!」
シリウス「心配はいらない、わたしはシリウス、ただの旅の者だ。おせっかいだと思って加勢をしたのだが」
オグマ「そうか、すまぬ、少し気が昂っていた。許してくれ」
シリウス「して、その子供達は?」
オグマ「わけあって俺が預かっている、貴様は知っているのか?」
シリウス「いや・・・だが子供連れでは逃げきれまい。南の村まで行けばアリティア軍が来ているはずだ。
     ここはわたしにまかせて君たちは逃げたまえ」
オグマ「なに、アリティア軍がようやく来たか・・・わかった、かたじけない」
シリウス「礼には及ばぬ、わたしもその子供達を救いたかっただけだ」
オグマ「そうか・・・シリウスとかいったな。無事に脱出できたらもう一度会いたいものだ。
    俺はグルニアを支配しているラングを殺るつもりだ。ロレンスという男のうらみをはらすためにな。
    よければ貴様も俺に力を貸せ。貴様とてそれは望むところだろう」
シリウス「うむ、それもおもしろいかもしれぬな。ならば、お互い生き延びるとしよう」

ジェイガン「あれは、オグマのようですな、海賊たちと交戦している模様です。
      それにともにいる騎士、よもや、いや、そんなはずは・・・・・」
マルス「いずれ助けなきゃいけない。みんな、急いで合流しよう」

・ミッション発生:オグマ一行を救援せよ。

・プレイヤー、オグマ一行と合流する。

マルス「ユミナ王女、ユベロ王子、どうやら無事だったようだ」
ユミナ「ああ、マルス王子」
ユベロ「ということは、僕たち、助かったんだね」
オグマ「マルス王子、お待ちしておりました。出すぎたまねをいたし、申し訳ありません」
マルス「いや、本当なら僕たちで助けるべきだったんだ」
ユミナ「・・・はい、あの時王子のお気持ちを分からずにあんなことを言ってしまって、本当にごめんなさい」
オグマ「ともかく、先を急ぎましょう。敵はまだ至る所におります」

シリウス「マルス王子か、やっと巡り合えた」
マルス「え、あ、あなたは」
シリウス「わたしは旅の騎士、シリウス。わけあってこの面を外しての挨拶は致しかねるが、わたしも君の力になりたい」
マルス「ああ、ええ、分かりました、

(以降、敗北条件にオグマ一行の敗走が除外される)

・プレイヤー、ポルムの村に到達

村長「おお、海賊どもを追い出してくれて、ありがとうございます」
マルス「あの、この村にウェンデル様がおられると聞きましたが」
村長「それが、先日兵隊に連れて行かれまして、あれは確か、アカネイアの兵だったと思いますが」
オグマ「くそっ、ラングめ、先を越されたか。ん、お前は・・・・・」
マルス「あれ、カシムじゃないか、どうして君がここに」
カシム「はい、このポルムで出稼ぎに行ったところ、海賊に捕まって」
オグマ「しょうがないな、とりあえずお前も来い、今は一人でも味方がほしい」
カシム「は、はい、一生懸命がんばります」

(以後カシムが味方陣営に参戦する)

・ユベロ、魔法援護の心得を会得する。

ユベロ、海賊たちに炎の魔法を放つ。火だるまになって退散する海賊。しかし他の海賊が襲いかかる。
「このガキ、やりやがったな」
ユベロに襲い掛かる海賊をルークが防ぐ。
ルーク「おっと、危なかったな」
ユベロ「あ、ありがとう」
ルーク「まだまだ、とりあえず俺たちで切り抜けるけど、ちょっと援護頼むよ」
斬り払うルーク、炎を放つユベロ、途中ルークがユベロの炎を剣にからませ、敵にぶつける。
ユベロ「だ、大丈夫ですか、ごめんなさい」

ルーク「いや、思った通りだ、俺たちの武器にあんたの魔法を合わせりゃ結構すごい攻撃になるんだな。
    こいつは前線ですごく役に立つぜ。ここを切り抜けられたら、早速アラン隊長に提案してみよう」
ユベロ「はい、お願いします」

・本陣周辺の敵を一掃すると本陣の扉が開く。

・それと同時に貴重品発見の報がもたらされる。

・ポルムの村にて貴重品の箱が出現。その宝箱を開けて貴重品、星のジェミニを入手。

・プレイヤー、本陣に侵入、ガイルと戦闘(☆:アニメーション付き)

ガイル(☆登場)「くっ、何でアリティアの軍隊がこんなところにいるんだ」
ガイル(☆敗走)「くっ、俺らなんかが勝てるわきゃねえ」

・ガイル撃破後

マルス「まさかウェンデル司祭までもがさらわれるなんて」
ジェイガン「いずれアリティアに戻らねばなりませぬが、致し方ありませぬな」

・MAPクリア


インターミッション

ルーク「・・・ということで、魔法属性を取り込んだ武器を使用しての攻撃が今後の戦闘に有効かと思いますが」
アラン「それはわたしも考えないでもなかった。だが考えてみろ、今回の目的がそのユベロ王子を救出するということを。
    これからのことを考えても、王子を危険な目にさらすわけにはいかぬとお前も分かっているはずだぞ」
ルーク「そ、それは、ええと」
ユベロ「いえ、僕も戦わせて下さい。僕だって、グルニアの王子です。この国を救いたくても、僕だけじゃ、やはり無理だから、
    せめてみなさんの役に立ちたいんです」
マルス「うん、分かった、でも、決して無茶はいけないよ」

ドーガ「マルス様、大変です!」
マルス「どうしたのドーガ、まさか君があわてるなんて」
ドーガ「はっ、シーダ様がここまで参られました」
マルス「えっ、シーダが、いったいどうしたんだろう」
シーダ「マルス様!」
マルス「シーダ、どうしたの、きみがこんなところまで来るなんて。まさかアリティアに何かあったのでは?」
シーダ「マルス様・・・アリティアが・・・アカネイア・グラ・オレルアンの連合軍の奇襲を受けて、騎士団は全滅して、
    城もおとされてしまったの・・・・・」
マルス「な、なんだって、まさか、アリティアが・・・・・。ジェイガン、これはいったいどういうことだ!」
ジェイガン「無念です・・・いちばん恐れていたことがおこりました。ハーディン皇帝はラングの報を聞きいれ、我らを反逆者にしたのでしょう。
      王子、お許し下さい。わたくしがついていながら、このようなことになるとは」
マルス「だけど、僕にはまだ信じられない。あのハーディンがわが国を攻めるなんて。
    ハーディンはラングの言葉を信じて、僕が本気で反乱を起こしたとでも思ったのか?」
ジェイガン「いえ、それにしてはあまりに早すぎます。これほどの攻撃ならば周到な準備がなければ成されぬはず。
      おそらく、グルニアの遠征そのものがしくまれた罠だったのでしょう。そしてマケドニアの反乱も・・・・・。
      我らをアリティアから遠ざけ、戦力を二分させてから本国を襲う。ハーディンは最初からそのつもりだったのです。
      ラングのことはわが国を攻める口実にすぎますまい」
マルス「ばかな、それじゃあハーディンは理由もなしにわが国を攻めたというのか。何もかも彼がしくんだ罠だったというのか。
    信じられない、まさかハーディンが・・・・・」
ジェイガン「王子、なにとぞここは平に、取り乱されれば他の兵も動揺いたします。
      ああ、それからシーダ様、それで他の者はどうしたのですかな、ことにエリス様はご無事なのですか?」

シーダ「それが・・・エリス様をお守りしようとしたところ、私を逃がすためにおそらく魔法を使われて。
    気がつけば城の外に・・・・・。それに他の人たちは、あれからここまで飛んで行ったきりなので。
    たしかアベルやエストも戦ってくれたようだけど・・・・・。
マルス様、ごめんなさい。私だけ逃げてくるなんて。でもマルス様にこのことを伝えたかったの・・・だから・・・・・」

マルス「シーダ・・・泣かないで、わかってるよ。君だけでも無事でいてくれて、本当に よかった。
    あやまるのは僕の方だ。きみ達をこんな辛い目にあわせてしまって・・・・・。
    アリティアはとり戻す。たとえハーディンと戦うことになろうとも、きっととり戻してみせる!」


・クリア後MAP5:グルニア解放が追加

・フリーバトルとして“ホルム海岸の戦い”が追加

・オグマ、シリウス、シーダがプレイヤーキャラとして使用可能

・ユベロ、ユミナ、カシムが護衛キャラとして使用可能

MAP5:グルニア解放
(オルベルン城の戦い)

(アリティア軍&グルニア市民軍VSアカネイア軍)
勝利条件:ラングの撃破
敗北条件:プレイヤーの敗走、本陣の陥落、市民兵の全滅

オープニング

シーダのもたらした驚くべき事実はマルスの心を打ちのめした。
何故にハーディンはアリティアを攻めたのか。
困惑と悲痛な思いを胸にマルスは全軍に祖国帰還を命ずるのだった。
しかしその先には、グルニア占領軍指令官ラング将軍が立ち塞がる。

インターミッション

マルス「ハーディン、どうしてアリティアを攻め込んだんだ、僕らが一体何をしたっていうんだ・・・・・」
ジェイガン「王子、いずれにしても我が国はアカネイアから攻撃を受けたのです。それも何ら予告もなく突然攻め込むなど騎士として最も恥ずべきこと。
      こうなれば我々も全力をもって戦うしかありませぬ」

オグマ「王子、ここは俺が先陣を切らせていただきます。奴は、ラングだけは、この俺の剣のサビにしなければ、気が済みません」
マルス「うん。それは皆も同じだ、ラング将軍はこの国から多くのものを奪い取った。何としても倒さなければいけない。
    オグマ、今更あなたに命令する資格はないかもしれないが、今一度、僕に力を貸してもらいたい」
オグマ「はっ、謹んでお受けいたします」

 一方ユベロはシリウスに本陣裏手に連れられ、そこには市民の義勇兵が集まっていた。
ユベロ「これは・・・・・」
シリウス「はっ、王子の無事を知り、こうして市民も結集してくれました」
ユベロ「僕のため、いやグルニアのために、市民の皆さんが・・・・・」
ロジャー「ははっ、自分たちが集められるだけ集めました」
ジェイク「ご命令があればいつでも動けます」
シリウス「とくに王子の号令で市民も闘いに赴くことでしょう。さあ王子、彼らに檄を下さい」
ユベロ「・・・はい。市民のみなさん、僕たちに、力を、貸してください」
 ユベロの檄に市民たちは一斉に歓声を上げる。


・戦闘開始(アニメーション)

ラング「来たかマルスよ、このわしを討たんがためにのこのこと舞い戻るとは身の程知らずめ。トラース卿、先遣隊のジョルジュとは連絡は取れぬのか」
トラース「はあ、何度か取っておりますが一向に返答が取れませぬ」
ラング「くっ、いざというとき役に立たぬ奴め、まあよい、グルニアから接収した兵器と先に呼び寄せたあの男さえあればいくらかは足止めできよう。
    そうすれば本隊と挟み撃ちよ」
トラース「はあ、本当に大丈夫なのでしょうか」
ラング「この兵器さえあればイチコロだとお主も言ったではないか。ともかく城の防備は任せたぞ」
トラース「は、はっ」
ラング「これでいくらかは足止めできよう。その上で露払いは任せたぞ、剣士ナバールよ」
ナバール?「・・・承知した・・・・・」

マルス「これからアリティアに帰還するに先立って、何としてもラングを倒しグルニアを解放しなければいけない」
ジェイガン「ははっ、この戦でグルニアの市民たちも戦列に加わっております。彼らが敵の抑えになりましょうが、何せ相手はアカネイアの精鋭」
マルス「市民に被害を与えてはいけない。こちらの状況を見ながら彼らを守るんだ」

・北東と北西にジェイク、ロジャー率いる市民軍が出現する。

ロジャー「いやはや、兵士の分際で騎士の皆さま方に協力をあおごうなどと」
ベルフ「いえ、グルニアの武人ならば同じことです」
ロベルト「祖国解放のために、我らも命を捨てる覚悟」
ライデン「ともに戦いましょう、ロジャー卿、ジェイク卿」

・ミッション発生「北東のジェイク、北西のロジャー率いる市民軍を援護せよ」

・ロジャー、ジェイクの部隊どちらかを救援した後で南西から補給部隊が現れる。

アンナ「ようやく間に合ったわ、マルス様はともかくジェイクは無事かしら」
リカード「それにジュリアンのアニキも大丈夫かなあ」
レナの祖父「ふむ、どうやら敵に囲まれたみたいじゃの。皆、王子の助けが来るまで持ちこたえるのじゃ」

・ミッション発生「補給部隊を救援せよ」

・補給部隊か残りの市民軍を救援した後で、中央北部に敵器械が出現する。器械兵器は残りの部隊を中心に攻撃してくる。

ロジャー「何、迫撃砲だと」
ジェイク「くそっ、木馬隊から接収しやがったか」

トラース「ふははは、まんまと来おったわ、それ、民衆どもは一人残らず吹き飛ばしてしまえ」

・敵器械の出現と同時にオルベルン城城門からナバールらしき男が出現する。

ラング「ふふふ、小うるさい市民どもはこれで一網打尽よ、さてナバールよ、アリティアの者どもの始末、任せたぞ」
ナバール?「・・・ああ、わかった・・・・・」

ジェイガン「たった今城門から出てきたのは、何と、あれは剣士ナバール」
オグマ「何、ナバールだと、くっ、ラングめ次から次へと」
マルス「でも、何故ナバールが」
オグマ「いずれにせよ、戦わねばなりませんな」
マルス「うん、なんとか説得できればいいけど」

・ミッション発生「トラース率いる器械部隊を撃破せよ」

・ミッション発生「ナバールらしき男を攻略せよ」

・トラースと戦闘

トラース(登場)「何、近づいてきただと、何をしている、早く守りをかためぬか」
トラース(撃破)「このわたしが、こうもあっけなく・・・・・」

・シーダがプレイヤーにいる場合ナバールらしき男に近づく。

シーダ「剣士ナバール、おねがいです、もう一度力をかして」
 ナバールらしき男、なぜかバンダナを取り出し額に巻く。
ナバール?「うん、何だ、お前は・・・・・?」
シーダ「・・・あなた、ナバールじゃない。誰、あなたは?」
ナバール?「やっぱ、ばれちまったか、ああ、俺はサムトーっていうケチな傭兵さ。
      なんかナバールっていう有名な剣士に似てるらしくって、よくまちがわれるんだ。
      だから面倒臭くなってナバールってことにしたらラングにやとわれたんですよ」
シーダ「そうだったの、あなたも悪い人じゃなさそうだから、私たちに力を貸してくれませんか」
サムトー「ええ、俺もあのラングって奴は好きにはなれないですから、ほかならぬシーダ姫の頼みということで力貸します」

・オグマがプレイヤーにいる場合ナバールらしき男に近づく。

オグマ「ナバールか、何故にラングに雇われたかはあえて聞かぬが、貴様とここで雌雄を決するのも悪くはないな」
 ナバールらしき男、なぜかバンダナを取り出し額に巻く。
ナバール?「・・・いや、えーと、オグマさん、ですね。俺ですよ、サムトーです」
オグマ「サムトーだと、ノルダの剣闘士見習いだったあのサムトーか」
サムトー「ええ、あの時以来剣を俺なりに磨こうとしていたところ、なんかナバールっていう有名な剣士に似てるらしくって、よくまちがわれるんすよ。
     だから面倒臭くなってナバールってことにしたらラングにやとわれて」
オグマ「そうだったのか、ならば貴様も一緒に来い。マルス様には俺が言ってやるから。お前もこんなところで無駄死にをしたくはないだろう」
サムトー「ええ、これも罪滅ぼしのつもりでがんばります」

(なおシーダ、オグマが両方いる場合はシーダのイベントを優先させる)

・上記2つ以外でナバールらしき男と戦闘(☆:アニメーション付き)

ナバール?(登場)「近付くなよ、今宵の刃もよく斬れるぜ」
ナバール?(敗走)「ううっ、馬鹿な話だぜ」

・ナバールらしき男を撃破後

 敗走するナバールらしき男をマルスが引き止める。
マルス「剣士ナバール、もう僕たちが戦うことなど、って、ええと、君は、誰?」
 ナバールらしき男、なぜかバンダナを取り出し額に巻く。
ナバール?「まいったぜ、やっぱり嘘なんかつくんじゃなかったなあ。ええと、俺はサムトーというケチな傭兵です。
      なんかナバールっていう有名な剣士に似てるらしくって、よく間違われるんすよ。
      だから面倒臭くなってナバールってことにしたらラングにやとわれたんですよ」
マルス「そうか、どうやら君も悪い人じゃないようだから、僕たちの仲間になってくれないかな」
サムトー「え、ええ、まあラングもいけすかない奴だから、これも罪滅ぼしのつもりで頑張ります」

・トラース、サムトー撃破後、城門の扉が開く。

・一定以上の市民兵部隊が生き残れば貴重品発見の報がもたらされる。

・本陣近くにてにて貴重品の箱が出現。その宝箱を開けて貴重品、星のアクエリアを入手。

・プレイヤー、オルベルン城突入。

ラング「ぬうう、奴らめ、ここまで来おったな、一歩たりとも本陣に近づけるな」

・警備兵をすべて倒した後で城のすべての扉が開け放たれる。

・それと同時に貴重品発見の報がもたらされる。

・左側の宝物庫にて貴重品の箱が出現。その宝箱を開けて星のキャンサーを入手。

・マルスがプレイヤーにいる場合、ラングに近づく。

マルス「ラング将軍、今こそその報いを受ける時が来た」
ラング「ぐぬう、小僧め、貴様にこのわしが倒せるものか」

・オグマがプレイヤーにいる場合、ラングに近づく。

オグマ「やっと見つけたぞ、ラング、今こそこの剣で貴様を討つ」
オグマ「おのれ、かさねがさね邪魔をしおって」

・ジェイガンがプレイヤーにいる場合、ラングに近づく。

ジェイガン「ラングよ、貴様も騎士の端くれなら、このジェイガンと正々堂々勝負せい」
ラング「ぬうう、この老いぼれが」

・ジュリアンがプレイヤーにいる場合、ラングに近づく。

ジュリアン「このコソ泥ジュリアン、一世一代の大勝負ってね、あんたじゃ役不足だけど、相手してもらうぜ」

・シリウスがプレイヤーにいる場合、ラングに近づく。

ラング「何だと、貴様は死んだはずでは」
シリウス「貴公が知る必要はない、グルニアの民の怒り、思い知るがいい」

・本陣に突入、ラングと戦闘(☆:アニメーション付き)

ラング(☆登場)「このわしが、貴様らごときを相手にするとはな」
ラング(☆撃破)「このわしの栄華が、こんなところで潰えるとは・・・・・」

・ラング撃破後

マルス「これで、このグルニアも救われる」
ジェイガン「はっ、後のことは市民たちに任せて、我らはアリティアに戻りましょう」

・ジェイク、ロジャーのどちらかが敗走している場合。

アンナ「2人とも大丈夫かしら。でも2人とも怪我をしなかったら私ももうちょっと力になれるんだけれど」

・MAPクリア


インターミッション

ジェイガン「王子、とらわれていたウェンデル司祭を無事保護いたしました」
マルス「ああ、ウェンデル司祭、よかった、ご無事でしたか」
ウェンデル「いやはや、面目次第もありませぬ。ラングによってグルニアの反乱の協力者ということで捕らわれの身に」
ジェイガン「しかしウェンデル殿、カダインの最高司祭たる貴殿のお力ならば、ラングなど恐れることはありあすまい」
ウェンデル「ふむ、わたしは魔道を戦に使うことは好みませぬゆえ。それにカダインはマリクやエルレーンなど若い者達にあずけましたゆえ、
      それよりも今はガトー様から与えられた大事な使命があるのです」
マルス「ガトー様の使命、そのために司祭は大陸をめぐっておられたのですか」
ウェンデル「そうです、かつてガトー様はガーネフの暗黒魔法を破るための神聖魔法をつくられた時、
      その力の負荷によって星のオーブは12個の欠片に分かれ、何処かへ飛び散ってしまったのです。
      ガトー様は、この世界は不思議な力を秘めた五つのオーブによって守られていて、もし一つでも失われると世界は破滅すると言われました。
      そして星のオーブがくだけてしまった今、世界は滅びつつあると言われるのです。
      故になんとしても星の欠片を12個集めてオーブを再生せねばならぬのだと。ですがあいにくこのような事態になってしまいました。
      マルス王子、もはやわたし一人では無理だ。できればお力をおかし願えないだろうか」
マルス「ええ、そんな、世界が滅びるなんて、にわかには信じられませんが、星の欠片というのは、これのことでしょうか」
ウェンデル「おお、これぞまさしく星の欠片。これもまさしくガトー様のお導きかもしれませぬな。分かりました。
      これも運命(さだめ)なればここは身をゆだねるのも路。聞けばアリティアもアカネイアに侵攻されたと聞き受けます。
      わたしの業がいくらかお力になればと思いまする」
マルス「そうですか、ありがとうございます」
ウェンデル「つきましては、この先にあるラーマン神殿には是非立ち寄って下さりませ。
      あの古代の神殿ならば失われたオーブや星のカケラの手掛かりを見つけられるやも知れぬゆえ」
マルス「わかりました、ラーマン神殿ならアリティアへの帰り道、すぐにでも参りましょう」

ジュリアン「あ、おい、リカードじゃないか、お前どうしてこんなところにいるんだ」
リカード「ええ、戦争が終わってからどこか働き口がないかとあちこち回って、それでまた反乱だので市民軍に参加したんですよ。
     まあここの反乱が収まったことですんで、オイラもアニキのもとで働かせていたたきやす」
ジュリアン「おいおい、遊びに行くんじゃないんだぜ、まったくしょうがないなあ」
マチス「ま、いいんじゃないか、仲間は多い方がいいって。よし、力を合わせてレナを助けようぜ」
マリーシア「あと、マリア王女とミネルバ王女もですね」
ジュリアン「やれやれ」

オグマ「しかしサムトー、ここでお前と再び会えるとはな」
サムトー「ええノルダで闘わされていたあの頃は、よくあなたに助けてもらいました。
     みんなで逃げ出そうとした時も、オグマさんだけが追手を食い止めてくれて、

     後に聞いた話では、あなたが広場に引き出されて、仲間のことを一切しゃべらずにただ鞭で打たれてそのまま息絶えようとしたとき、
     たまたま通りすがったタリスのおさない王女が、泣きながらあなたをかばい助けたのだと。
     だからあなたは、タリスの、そしてその王女のために剣をささげたのだと」
オグマ「もういいだろう、それ以上言うな。もう、終わったことだ」
サムトー「そうですね、俺もすこししゃべりすぎました。まあ俺も、オグマさんの恩返しのために、
     それに俺を受け入れてくれたマルス王子のために剣を振いたく思います」

・ジェイク、ロジャーが健在でクリアした場合

アンナ「ジェイク、ロジャー、2人とも大丈夫」
ジェイク「ああ、心配かけたね」
ロジャー「怪我人はたくさんいるけどみんな無事さ」
アンナ「そうだったの、よかった」
ジェイク「あとは国の復興だけだな、もうひとふんばりってところだな」
アンナ「そのことなんだけど、これから私、マルス様のもとで働こうと思うけれど」
ジェイク「えっ、どういうことだい、アンナ」
アンナ「だってほら、今アリティアは大変な戦に巻き込まれようとしてるから、不足しがちな物資を何とかできるかなと思ってね」
ジェイク「そうか、それだったら止められないな」
ロジャー「俺たちも一段落ついたら追いついていくからさ。がんばってアリティア軍を助けてきなよ」
ジェイク「でもあまり無理すんなよ」
アンナ「うん、ありがとう」


・クリア後MAP6:紅の剣士が追加

・フリーバトルとして“オルベルン城の戦い”が追加

・サムトー、ウェンデル、リカードが護衛キャラとして使用可能

・ジェイク、ロジャーを残してクリアすればアンナが護衛キャラとして使用可能。