無双エムブレム・暗黒竜編ストーリーその3
(MAP11〜MAP15)


MAP11:グルニアの木馬隊
(メニディ街道の戦い)

(アリティア連合軍VSグルニア木馬隊)
勝利条件:ヒムラーの撃破
敗北条件:プレイヤーの敗走・アストリア、ベックの敗走

オープニング

 パレスを解放し、いよいよアリティアの解放のためメニディ街道に差し掛かったマルスたちの行く手にはグルニアの器械化部隊が立ちふさがる。
それは、別名「グルニアの木馬隊」と呼ばれ恐れられている部隊であった。
 不気味な音をたてて巨大な鉄の箱が動き始める。この巨大な敵を相手に勝利する道は果たしてあるのだろうか。

インターミッション

マルス「いよいよアリティアを解放するにあたって、このメニディ街道にもグルニアの部隊が配置されていると聞くけれど」
ハーディン「情報によればグルニアの木馬隊と呼ばれる器械部隊とか」
マルス「でもこのような大掛かりな器械がこうも大量に配備できたんだろう」
マリク「えーと、よろしいですか、おそらくはファイアーとブリザーの魔法を合わせたときに発せられる気を動力にしていますので、
    機能としてはそれほど複雑なものではありません、ここはやはりガーネフが関与していることでしょう」
マルス「うん、いずれにしても強敵であることには変わりはないね」
ジョルジュ「失礼ながら、我が軍の兵士の中に器械いじりが好きなやつがいまして、奴の力を借りれば、有利に運ぶことができますが」
ミディア「あと、ジョルジュとともにいち早く城を抜け出した剣士、アストリアと申しまして、私の許婚なのですが、
     できれば私も前線に立つことをお許しいただけますか」
マルス「うん、まあ、とにかく、皆の力を貸してもらいたい」


・戦闘開始

 街道を走るグルニア騎士ヒムラー、途中駐留している木馬隊に足を止める。
ギガッシュ「おや、ヒムラー将軍ではないですか。今回はどんな御用向きで」
ヒムラー「そんなのんきなことを言っている場合ではない。パレスを占領した反乱軍がこのメニディにさしかからんとしておるのだぞ」
ギガッシュ「ははあ、すると今度はアリティアを解放しようとしているわけですな。
      分かり申した、我ら木馬隊、全力をもってアリティアの小僧どもを阻止して御覧に入れましょう」
ヒムラー「うむ、頼んだぞ」
ヒムラー、西の砦へと走り去っていく。
ギガッシュ「さて、相手は百戦錬磨のアリテイア軍か、相手にとっては不足はないな・・・・・」
ジェイク「・・・・・」
ギガッシュ「おい、ジェイク、また彼女のことを思い出しているのか」
ジェイク「あ、すみません、隊長、ここのところ夜の整備続きで寝る間もなくて」
ギガッシュ「全くしょうがない奴だな、こんなことじゃ、敵がいつ懐に潜り込んても・・・・・」
 
突然、数か所で爆発が起こる。
ギガッシュ「・・・どうやら、寝ぼけてたのはお前だけじゃなかったな、ジェイク。全員、直ちに戦闘態勢に入れ」

マルス「あの爆発は一体どうしたんだろう」
ジェイガン「おそらくは味方の兵士が行動を起こしたことと思います」
マルス「うん、多少は危険が伴うが、合流すれば有利にことが運ぶだろう」

・戦闘開始時に敵器械による攻撃で常に火の玉が降り注いでいる状態となる。

ベック「どうやらうまくいったな、おっ、あれはアリティアの連合軍だな、早く合流しなきゃな」

アストリア「おお、アリティア軍が来たか、さて、合流の手土産にここらの敵を片づけるか」

・北街道にベックが、南街道にアストリアが出現する。

・ミッション発生「工作兵ベックを救援せよ」

・ミッション発生「剣士アストリアを救援せよ」

(MAP7にてのミッションをクリアしてシーダがプレイヤーにいる場合のみ)
・ミッション発生「工作兵ジェイクを説得せよ」

・ジョルジュがプレイヤーにいる場合にベックに近づく(アニメーション)。

ジョルジュ「やはりおいでなすったか、お前さんが来ると踏んで足を運んだが」
ベック「ああ、ジョルジュさんか、思った通りこの器械銃はシューターの類に効果がありました」
ジョルジュ「そいつは助かったぞ、どうだ、あんたもアリティア軍に参加してはみないか」
ベック「ああ、ジョルジュさんが紹介してくれるなら助かります。俺の技術が役に立つなら喜んで」

・上記以外でベックに近づく

ベック「俺はアカネイアの工作兵ベック、木馬隊の奴らをこうしてかき回してやったが、よければここから先、力になります」

(以上二つのイベントの後、ベックがプレイヤー側に参加する・また敗北条件にベックの敗走が除外される)

・ミディアがプレイヤーにいる場合にアストリアに近づく(アニメーション)。

ミディア「アストリア、あなた、こんなところに」
アストリア「ミディア、ミディアじゃないか、無事だったのか」
ミディア「ええ、アストリア、アリティア軍が来てくれてパレスは解放されたわ。今はアリティアと共に戦っているの」
アストリア「そうだったのか、じゃあ、もう一度ドルーア相手に戦えるんだな」
ミディア「ええ、これからはまた一緒にいられるわ。もう、もうあなたの側を絶対に離れない」

アストリア「ミディア、しばらく会わないうちに・・・・・」
ミディア「え、なに、アストリア・・・・・」
アストリア「ふふ、なんか、とてもさ、女らしくなったな、ミディア」

・上記以外でアストリアに近づく。

アストリア「俺はアカネイアの自由騎士アストリア、今まで機をうかがってきたがこの度アリティアによってパレスが解放されたと聞き、
      こうしてはせ参じた次第だ。ここより先、俺も貴軍に参加させていただく」

(以上二つのイベントの後アストリアがプレイヤー側に参加する・また敗北条件にアストリアの敗走が除外される)

・シーダがプレイヤーキャラにいる場合にジェイクに近づく。

シーダ「ああ、ジェイクさん、やはり木馬隊に加わっているんですね」
ジェイク「ああ、シーダ姫、こうやって戦わなきゃいけないなんて、やっぱ俺、アリティアに投降させてもらうよ、マルス王子に取り次いでくれないか」
シーダ「ええ、ありがとう、ジェイクさん」
(ジェイク、一時撤退する)

ギガッシュ「おお、ジェイクの奴、やはり投降したか、これで一安心だ。さて俺は潔く戦い、せいぜい華々しく散るとするか」

・ジェイクと戦闘

ジェイク(登場)「うっ、ここまで近づいてくるなんて」
ジェイク(撃破)「すまないアンナ、君のもとへ、帰れそうにもないよ・・・・・」

・ギガッシュと戦闘(☆:アニメーション付き)

ギガッシュ(☆登場)「当たったならば、運が悪かったと諦めてくれ」
ギガッシュ(☆敗走)「俺のシューターも、まだまだ改良の余地はあるな」

・ギガッシュ撃破

ギガッシュ「見事だ、マルス王子、この上俺がどうなろうがかまわぬが、部下たちには寛大な処置をお頼み申す」
 と、ギガッシュ配下の木馬隊全員撤退を開始する。

・敵本陣に突入、ヒムラーと戦闘(☆:アニメーション付き)

ヒムラー(☆登場)「くっ、とうとうこのわたしが相手をせねばならぬとは」
ヒムラー(☆撃破)「何故だ、何故わたしが勝てぬのだ」

・ヒムラー撃破

ヒムラー「くっ、たとえわたしを斃したとしても、グルニアには最強の騎士カミユ将軍がいる。
     大陸最強のブラックナイツ・カミユにはたとえお前たちでも勝てぬだろう」

・ジェイク未参入時

ギガッシュ「ジェイク、お前はグルニアのために死んではならんのだ。タリスのシーダ姫なら、何とかしてくれるとは思うのだが」

・MAPクリア


インターミッション

マルス「あなたが剣士アストリアですね、あなたのことはジョルジュやミディアから聞き及んでおります」
アストリア「あなたがマルス王子か、ニーナ様から信任を得たと聞き及んだとはいえ、いかなる御人かと思い見極めようとしたが」
ミディア「まあアストリア、マルス王子を疑おうだなんて」
マルス「いや、ならばあなたが信じるに値するか、これからの戦いの中で確かめてほしい」
アストリア「ふふ、やはり噂以上だ、ならばこのアストリア、アカネイアの戦士の名においてあなたの力となりましょう」

リンダ「お久しぶりです、ベックさん」
ベック「おっ、リンダじゃないか、君もアリティアに参加したのか」
リンダ「はい、でもやはりベックさんも参加してくれると信じていましたから」
ベック「そうだな、ミロア様は俺の考えを理解していただいた。いずれ器械を中心とする文明が訪れる。
    しかしそれを行使するは魔法と同じ、それ以上の意思が必要となる。それもミロア様の教えだった」
リンダ「そうですね、この世界を支配する悪しきものたちを倒すだけでなく、自らの悪しきものを抑える。
    ふふ、今更になってお父様の教えを思い出すなんて」
ベック「そうだね、まずはアカネイア、そして世界の明日のために戦わなければならない。改めて俺も及ばずながら力になるよ」


・クリア後MAP12:悲しみの大地・グラが追加

・フリーバトルとしてメニディ街道の戦いが選択可能

・アストリア、ベックがプレイヤーキャラとして選択可能

・ミッションクリアでジェイクが護衛キャラとして選択可能

MAP12:悲しみの大地・グラ
(グラ城下の戦い)

(アリティア連合軍&パオラ、カチュアVSグラ軍)
勝利条件:ジオルの撃破
敗北条件:プレイヤーの敗走・パオラ、カチュアの敗走

オープニング

グラはもともとアリティアの一地方でありながらアカネイアの影響下にも入り自治を認められていた。
それゆえに重要なパイプ役としてアリティア、アカネイア両国とは緊密な同盟関係にあったはずであった。
しかし、太守のジオル侯がメニティ街道においてアリティアを背後から急襲、ジオルの裏切りにあいコーネリアス王は戦場の露と消えた。
あの悲しみの日から二年、マルスたちはジオル候が立てこもるグラ城へと踏み入ろうとしていた。

インターミッション

マルス「ついにここまできたか、大守のジオル候とは戦わなければいけない、か」
ジェイガン「ジオル候は亡き陛下の仇、それに後背の憂いは絶たねばなりません」
マルス「そうだね、それじゃあ作戦の手はずは整っているの」
ジェイガン「はっ、各城塞をひとつずつあたり、敵の抵抗を削ぐが肝要かと」
マルス「あと、敵の援軍が来るかもしれないね」
ジェイガン「そうですな、それの備えも抜かりありません」
マルス「そうか、準備が整い次第、出撃の用意を」
ジェイガン「ははっ!」


・戦闘開始

ジオル「来たか、アリティアの小僧め、コーネリアスの仇を討つつもりだろうが、
    間もなくグルニアやマケドニアから増援が来るだろう。そうなれば挟み撃ちだ」
「閣下、北西からペガサスナイトが2騎飛来してきます」
ジオル「何ぃ、むう、あれは裏切り者のパオラとカチュアではないか。あやつらをアリティア軍に合流させてはならぬ。なんとしても捕えるのだ」

・北西の村にパオラとカチュアが出現する。

マルス「あのペガサスナイトはカチュア、それにもう一人は」
ミネルバ「ええ、あれはパオラです。しかし、エストの姿が・・・・・」
マルス「とにかく、敵に囲まれているようです、助けましょう」

・ミッション発生「天馬騎士パオラ、カチュアを救援せよ」

・プレイヤー、北西の村近くの橋に近づく(アニメーション)

 村に向かう途上、突如現れたグラ兵に囲まれるマルス。そこに一騎の騎士が現れる。
「げえっ、あ、あんたは・・・・・」
騎士「貴公らに恨みはないが・・・・・」
 黒衣の騎士、一閃でグラ兵たちをなぎ倒す。
マルス「ありがとうございます、ええと、あなたは・・・・・」
騎士「君がマルス王子か、たまたまここを通りかかったところ、いらぬ世話とは思いながらも、こうして助太刀をした次第だ。
   それと、今君がニーナ王女を護っているという。彼女によろしく伝えてほしい。君には最後まで彼女を護ってほしい。
   では失礼する、きっとまた会うこともあろう」
 と黒衣の騎士は去っていく。

・プレイヤー、北西の村に到達、パオラ、カチュアに近づく。

カチュア「マルス王子、お久しぶりです」
マルス「うん、カチュア、無事でよかった、ミネルバ王女も心配していたよ」
カチュア「はい、お約束通り私たちもお味方いたします」
パオラ「はじめまして、私はカチュアの姉のパオラです。私もカチュア同様、ご加勢いたします」
(以後、パオラとカチュアが味方側に参入し、敗北条件にパオラ、カチュアの敗走が除外される)

・西側からマケドニア軍が、北東からグルニア軍が増援として出現する。

デジャニラ「くそっ、アリティアの小僧め、今までアカネイアから搾り取るだけ搾り取れたものを、余計なことをしおって」

・ミディアがプレイヤーにいるとき、デジャニラに近づく。

ミディア「デジャニラ将軍、民衆から多くを奪い取った罪、今こそその報いを受けなさい」
デジャニラ「ぬうう、オーエンの娘か、小癪な、返り討ちにしてくれるわ」

・デジャニラと戦闘

デジャニラ(登場)「俺も好きなように生きてきた、それがなぜ悪いというのだ」
デジャニラ(撃破)「騎士道など、所詮はまやかしよ・・・・・」

・増援を退けた後に城塞北東の部屋の扉が開放される。

・プレイヤーは北東から南東、そして南西の玉座の間へと各部屋の守備隊を撃破していく。

・南西の玉座の間に突入する

マルス「ジオル候、もはやここまでです、潔く降伏をしてください」
ジオル「くう、小僧どもめ、あの時お前たちを皆殺しにしておくのだったわ」

・ジオルと戦闘(☆:アニメーション付き)

ジオル(☆登場)「このグラはわしのものだ、だれにも渡したりはせぬ」
ジオル(☆撃破)「貴様らさえ、貴様らさえいなければ・・・・・」

・ジオル撃破後

マルス「これで、よかったのでしょうか、父上・・・・・」

・ジュリアンがプレイヤーキャラにいない場合

マルス「うん、何やら気配がするけれど、気のせいかな、ええと、ジュリアンは」
ジェイガン「はっ、アベルらとともに城の調査にあたっております」
マルス「そうか、いや、いいんだ・・・・・」

・ジュリアンがプレイヤーキャラにいる場合

ジュリアン「うっ、玉座の裏に隠し階段が、何やらの気配はここから感じたんだ」
マルス「うん、何やらうめき声が聞こえる。助け出してみよう」

・MAPクリア


インターミッション

ジェイガン「マルス様、城内をくまなく探しましたが、神剣ファルシオンは見つかりません。
      一応アベルたちの監視付きでジュリアンたちに調べさせたのですが」
マルス「やはり、噂通りにガーネフが持ち去ったのかもしれない」
ジェイガン「ううむ、アリティアを目の前にしながらやはり、しかしながらまた挟みうちの危険がありますからな」
マルス「うん。それにファルシオンがなければメディウスを倒すことはできない。みんなにはすまないけど、やはりカダインへ行かなければならないね」

ミネルバ「ああ、そなた達、よく来てくれた。しかしエストの姿が見えないが、どうしたのか」
パオラ「はい、エストは大切なものを取りに行くといったきりグルニアへ」
カチュア「今どうしているのか、心配です」
ミネルバ「そうか、だがあの子のことだ、そう無茶なことはしないだろう。ところで」
パオラ「はい、私たちもミネルバ様同様にマルス様の軍に参加いたします」

・ジュリアンがプレイヤーにいる場合

ジェイガン「マルス様、玉座の下の隠し階段についてですが」
マルス「うん、してファルシオンは・・・・・」
ジェイガン「はっ、残念ながら。しかしながらそこには地下牢があり、そこに囚われていた者がおります。
      今レナ殿が治癒にあたっており、今や快方に向かっております」
マルス「うん、一度会ってみよう」

マルス「気づかれましたか、僕はアリティアのマルス、あなたは・・・・・」
ホルス「わたしの名はホルス。かつてはアカネイアの将軍として名をはせていた。しかし今は、愚劣な裏切り者だ」
ミディア「お待ちください、やはりホルス将軍、生きていらしたんですね」
ホルス「すまない、ミディア殿、わたしは祖国を取り戻さんと奮闘したが、やむなくドルーアの軍門に下り、むざむざオーエン伯爵を死なせてしまった。
    そう、お父上はわたしが殺したも同然だ・・・・・」
ミディア「いえ、将軍はご家族のためにやむなくドルーアに降ったと聞きます。今ご家族はとある騎士に助けられてノルダにおられます。
     聞いた話だと、そのことがきっかけで将軍は囚われたとか。
     将軍、アカネイアはすでに解放されました。将軍も今まで味あわれた屈辱と恥辱、今ここにすべて報われたと信じます。
     お願いです、将軍には再びドルーア打倒のために兵をあげていただきたいのです」
ホルス「そうだ、かつてのわたしの罪は確かに万死に値する。なればこそ今は生きて、再びアカネイアのために戦わねばならぬ。
    それがわたしを信じて斃れていった伯爵をはじめ、多くの兵士たちに対するわたしの罪滅ぼしだ。
    マルス王子、そしてミディア殿、このわたしを兵の一端に加えていただけないか」
ミディア「ありがとうございます、将軍」
マルス「将軍ほどの騎士が加わるとなれば、これほどの喜びはありません。これからは一緒に戦いましょう」


・クリア後MAP13:魔道の国カダインが追加

・フリーバトルとしてグラ城下の戦いが選択可能

・パオラ、カチュアがプレイヤーキャラとして選択可能

・特殊条件クリアでホルスがプレイヤーキャラとして選択可能

MAP13:魔道の国カダイン
(カダイン砂漠の戦い)

(アリティア連合軍VSガーネフ軍)
勝利条件:エッツェルの撃破
敗北条件:プレイヤーの敗走

オープニング

グラを攻略したマルスたちは、奪われた神剣ファルシオンを取り戻すべく一路カダインへと進軍する。
カダインは魔道を志す者たちが日夜修業に励む聖域であった。
しかし、そこの高司祭の一人であったガーネフがカダインを支配し、ドルーアに加担した今となってはまさに暗黒の領域となりつつあった。


・戦闘開始

ウェンデル「マルス様、今やカダインはガーネフが支配する魔の都と化しております。ガーネフ配下の魔道士やこの砂漠の罠などが行く手を阻むでしょう。
      どうかくれぐれもお気をつけて」

マルス「えっ、竜巻がこっちに近付いてくる」
ウェンデル「ふむ、ここは術者を倒せば何とかなるでしょうが」

・南東エリアでは竜巻が常に走っていてプレイヤーに襲いかかる。近くの術者を倒すと竜巻が消滅する。

・南東エリアの術者をすべて倒した後、南東の砦の扉が開く。

ウェンデル「ひとまず、あそこの砦へ避難いたしましょう」

・プレイヤー、南東の砦に近づくと、ガーネフが出現する。

ガーネフ「よくここまでたどり着いたな、マルス王子よ。このわしの恐ろしさをこの身で理解してもらおうかの」

・ガーネフ、数体の分身を召喚する。

・ガーネフの分身と戦闘するにあたり、いわゆる本物のガーネフは一切の攻撃をすり抜け、倒すことはできない。
 プレイヤーはこの“本物”の攻撃をかわしつつ分身たちをすべて倒す必要がある。

・ガーネフの分身をすべて撃破後

ガーネフ「いつまでもお前たちの相手をしていられぬわ。ふふふ、ファルシオンが欲しくばテーベまで来るがいい」

・ガーネフ撤退後、砂嵐で覆われた北東エリアが通行可能になる。

・プレイヤーが北東エリアに進入すると熱風が吹き荒れる状態になる。

マルス「なんて熱風だ、これでは身体が燃え尽きそうだ」
ウェンデル「おお、あちらに念を送っている者たちがおりますな、あれを何とかいたしましょう」

・北東エリアでは熱風が吹き荒れ、プレイヤーの体力を奪っていく。熱風を消すにはすべての術者を倒さなければならない。

・北東エリアの術者をすべて倒した後、北東の砦の扉が開く。

・プレイヤー、北東の砦に侵入しヨーデルと戦闘

ヨーデル(登場)「ガーネフ様の邪魔をするものは、このわたしが成敗する」
ヨーデル(撃破)「わ、わたしは、一体何をして、いたんだ・・・・・?」

・ヨーデル撃破後、砂嵐で覆われた北西エリアが通行可能になる。

マルス「火の玉か、これはボーゼン卿の時と同じか」
ウェンデル「おお、あれはエッツェル卿、まさか彼がガーネフの手に。いずれにせよ止めねばなりません」

・北西エリアでは常に火の玉が降り注いでいる。それをかいくぐり敵将のエッツェルを倒さなければならない。

・エッツェルと戦闘(☆:アニメーション付き)

エッツェル(☆登場)「君たちに恨みはない、だが、今は・・・・・」
エッツェル(☆敗走)「くっ、まだ、奴の呪縛が強すぎるか・・・・・」

(MAP16にて重要アイテムを入手した場合)
エッツェル(☆撃破)「・・・すまない、ようやく楽になった」

・制圧

マルス「何とか切り抜けられたけど、ガーネフの暗黒魔法、一体どうしたらいいんだ」
 突然、マルスたちの周囲に老人の声が響き渡る。
「マルス王子よ・・・・・」
マルス「誰だ・・・・・!」
「怖れることはない、マルスよ、わしはガトー、人は古の大賢者などと呼びおるが。今魔道の力でそなたに話しかけているところだ」
マルス「あの、大賢者ガトー様ですか、失礼しました」
ガトー「うむ、よくぞガーネフの魔の罠を切り抜けた。そなたを見込み、ガーネフを討つ知恵を授けよう」

・重要アイテム未入手時(エッツェル未加入時)

エッツェル「俺はまだ、死ねない、アーシェラ、お前の仇を、ガーネフを倒すまでは・・・あの、指輪さえあれば、俺は・・・・・」

・MAPクリア


インターミッション

ガトー「今からわしの話をよく聞くがよい。ガーネフはミロアと共にわしの弟子であったが、
    あやつはわしから大いなる力を盗みだしてマフーを創り出したのじゃ」
マルス「そうでしたか、ではやはり、ガーネフが・・・・・」
ガトー「うむ、確かにあやつがファルシオンを持っておる。マフーとファルシオンさえあれば、ドルーアさえ恐れることなく、
    いずれ世界をわがものにしようと考えておるのじゃ。確かにあやつがマフーを使うかぎり倒すことはできぬ。
    だが、ひとつだけ方法がある。ここから南、ラーマン神殿にある星と光のオーブをさがし、わしのもとに持ってまいれ。
    さすればさずけよう。マフーをやぶる唯一の魔法、スターライト・エクスプロージョンをな」

リンダ「マルス様・・・・・」
マルス「星と光のオーブ、スターライト・エクスプロージョン、か」
ジェイガン「ですがひとまずはアリティアを取り戻しましょう。それからでも、遅くはないと思います」
マルス「・・・そうだね、アリティアはもう目の前だ」

(重要アイテム・アーシェラの指輪入手後)

エッツェル「う・・・そ、その、指輪は・・・・・」
ウェンデル「おお、エッツェル卿、気が付かれましたか」
エッツェル「・・・すまない、その、指輪を・・・・・」
マルス「ああ、その指輪ですね、遠征先でジュリアンが拾ったのを僕に渡されたのですが、これは、あなたのものなのですか」
エッツェル「ああ、旅先で戦乱に巻き込まれた妻の片身で、そいつを奪われた揚句に今までガーネフに操られたってわけだ。
      どうやら、その指輪、アーシェラが解いてくれたってところだな」

マルス「そうか、僕らはその戦乱を終わらせるために今まで戦ってきたんだ」
エッツェル「・・・闘いを終わらせるためか、ずいぶんとキザな言い方だが、君を見ていると、俺もまんざらそう思えてきた。
      どうかな、マルス王子、軍に入るのはイヤだが、こんな戦争を終わらせるためにこの業が役に立てるならば、俺も君たちの力になろう」


・クリア後MAP14:アリティアの戦いが追加

・フリーバトルとしてカダイン砂漠の戦いが選択可能

・特殊条件クリアでエッツェルがプレイヤーキャラとして使用可能

MAP14:アリティアの戦い

(アリティア連合軍VSグルニア駐留軍&メディウス直属軍)
勝利条件:モーゼスの撃破
敗北条件:プレイヤー(マルス)の敗走・本陣の陥落


ムービー・祖国への帰還

 街外れの小高い丘にたたずむマルスとニーナ。
ニーナ「マルス王子、ここがあなたの国アリティアなのですね」
マルス「ええ、ドルーアによって占領されてからもう2年になります。
    あの日、わたしだけが姉エリスの助けでタリスへ逃れることができました。
    でも、姉上は身代わりとなってドルーアに囚われて今はいったいどこにおられるのか。
    でも、わたしは必ず姉上を奴らの手からとり戻してみせます」
 そこにジェイガンが近付いてくる。
ジェイガン「マルス様、まずは郊外の村へと陣を張りましょう。王子の帰還を聞き、村々も結束したとの事です」


オープニング

カダインにてガーネフの恐ろしさを目の当たりにしたマルスたちは、大賢者ガトーの導きにより闇の魔法を打ち破る術を知る。
それに先立ちマルスはアリティア奪還のために、軍を南へと向けた。
マルスの故郷アリティアは、豊かな水と緑にめぐまれた美しい国であった。
だが、ドルーアに占領されてから国は荒れ、人々は永い苦しみにあえいでいた。
そして今、待ちこがれていた解放の日を迎えようとしていた。

インターミッション

マルス「まさか、今まで反目していた村が一緒になっていたなんて」
アラン「はっ、祖国の危機を前に結束して王子の帰りを待っておりました」
サムソン「俺たちも村に雇われ、警護を任されておりました。王子が戻られたからには俺たちもはせ参じたく思いますが・・・・・」
アラン「実はどちらか一人、村の警護に残ってくれとの村長の要請がありまして」
サムソン「まあ、村長も不安なのでしょう、ともかく」
マルス「うん、どちらかを選ばなきゃいけないね」

・初回のみ、参入するキャラを選択

(アランを選択した場合)
アラン「謹んでお受けいたします。この上は打倒ドルーアのため、この身を捧げましょう」

・アランがプレイヤーキャラとして使用可能

(サムソンを選んだ場合)
サムソン「光栄だ、この上はドルーアの蛮族どもを一人残らず叩っ斬ってご覧に入れよう」

・サムソンがプレイヤーキャラとして使用可能


・戦闘開始

マルス「アリティアの兵士たち、そして共に戦ってきた勇敢な仲間たちよ、きみ達の協力でようやくここアリティアに戻ることができた。
    しかし未だにグルニアとドルーアの占領軍が今立ちはだかっている。
    彼らを退け、このアリティアを取り戻すために、みんなの力を、僕に貸してほしい」

モーゼス「ふふふ、ようやくきたかアリティアの小僧よ、メディウス様第一のしもべ、このモーゼスを討たんつもりだろうが、ここで返り討ちにしてくれるわ。
     ホルザード将軍、ここでマルス王子を討てば恩賞は思いのままだぞ」
ホルザード「ううむ、やはりメディウスの直属だけあってこの威圧感はたまらんわい。しかし王子を討てば、この俺も・・・・・」

・東の砦にマルスの偽物が現れる。

マルス(偽者)「ドルーアの腰抜けども、僕はここだ。捕まえられるものなら捕まえてみろ」
マルス「え、僕?」
ジェイガン「何と面妖な、わたしめももうろくしたのでしょうか」
ハーディン「いや、確かにマルス王子だ。おそらく何者かが王子の姿を借り後方をかく乱しているのでしょう」
マルス「いずれにしても、僕の囮になってくれているんだ、出来れば助けてあげたい」
ジェイガン「ですが今は、目の前の敵を何とかしましょう」

・ミッション発生「偽マルスを救援せよ」

・北西の砦から増援が現れる。

・プレイヤー、東の砦に進出する(アニメーション)。

 対峙するマルスと偽マルス
マルス「え、ええと、君は・・・・・」
偽マルス「おっと、ようやく本物のお出ましか」
 偽マルス、別の少年に姿に変身する。
チェイニー「俺はチェイニー、しがない旅の学士さ。ここに差し掛かったときドルーアの奴らがいばりくさって気に入らなかったから、
      あんたらが来るのを見計らってこうやってかき回したってわけさ」
マルス「そうか、おかげで助かったよ」
チェイニー「どうだい、これから俺もあんたらの仲間にしてはくれないか、こう見えても俺は役に立つぜ」
(以後、チェイニーが味方側に参入する)

・プレイヤーが南西エリアに進出すると南側の市街地に増援が出現する。

・南側の市街地にアテナが登場する。

ホルザート「そういえば反乱軍には名だたる剣士がいると聞く。ここで討ち取ってみないか」
アテナ「うん、気が進まないがそういうなら、アテナは行く」
ホルザート「ふふ、こいつの腕ならいくらかは戦力を削げるだろう」

・アテナと戦闘(☆:アニメーション付き)

アテナ(☆登場)「おまえ、なかなか強そうだ、このアテナと勝負する」
アテナ(☆敗走・下記条件以外)「アテナ、まだまだ負けていない」

オグマ、ナバール、アストリアがプレイヤーキャラにいる場合にアテナ撃破後(アニメーション)

 倒れ伏すアテナにマルスは近付いていく。
マルス「大丈夫、でも君はどうしてグルニアなんかに」
アテナ「う、おまえ強いな、グルニアの将軍はアテナに親切だったから言うこと聞いただけ」
マルス「そのホルザート将軍は君を利用しているだけと思うけれど」
アテナ「そうかもしれない、そうだ、今からアテナ、おまえたちと一緒に行く」
マルス「ええ、いいの、でも今は後ろにさがって手当てを受けて」

・市街地の敵を退けた後に王宮の城門が開放される。

・ホルザートと戦闘(☆:アニメーション付き)

ホルザート(☆登場)「この城に入りたくば、俺を倒してから行くがいい」
ホルザート(☆撃破)「行って、焼きつくされるがいい・・・・・」

・プレイヤー、城内に侵入。

モーゼス「来たかマルスよ、ここがお前たちの墓場となる。兵士たちよ、アリティアの者どもを血祭りにあげるがよい」

・城内に増援が現れる。

・プレイヤー、すべての増援を退けた後に玉座の門が開放される。

・プレイヤー、玉座の間に侵入する。

マルス「いくぞモーゼス、いまこそ母上の、そして多くのアリティアの民の仇を討つ」
モーゼス「ふふ、来たか小僧よ、お前ごときではメディウス様はおろかこのわたしにすら勝てぬ」

・モーゼスと戦闘(☆:アニメーション付き)

モーゼス(☆登場)「さあ、恐怖を味わうがよい」
(ドラゴンに変身)
モーゼス(☆撃破)「おのれ、これほどとは・・・・・」
(倒れた後、元のマムクートの姿に戻る)

・モーゼス撃破後

ジェイガン「終わりましたな・・・・・」
マルス「・・・うん、でも、これはもう一つの始まりでもあるんだ。ジェイガン、アリティア解放の報せを伝えてくれ」
ジェイガン「ははっ」

・1回目クリア後(選択されなかったキャラクターが表示される)

 アラン「さて、村のために留まったが、ちょうどあいつらもうまく育ってるみたいだしな、お呼びがかかれば、わたしもはせ参じるか」

 サムソン「残念ながら俺は選ばれなかったが、チャンスはまだまだあるだろう、また来ることがあれば顔を出してみるか」

・2回目クリア後(1回目に選択されなかったキャラクターが表示される)

 アラン「王子、やはりわたしもはせ参じたく思います。お気が向きましたら、いつでもお使い下さい」

 サムソン「やっぱり俺も、王子の下で戦いたく思う。俺も役に立つことを見せて差し上げよう」

・チェイニー未参入時

チェイニー「ようやく終わったか、大賢者の言いつけで手伝おうと思ったけど、お呼びがかからなかったのは寂しいな。
      ま、いいや、いくらでもチャンスはあることだし」

・ゴードンがプレイヤーにいなかった場合

ゴードン「そういえば、母さんやライアンたちは元気かな、いやいや、ドルーアを倒し、この世界を救うまで帰っちゃいられないんだ」

・オグマ、ナバール、アストリアがプレイヤーにいなかった場合(アテナ未参入)

アテナ「この軍の中、名のある剣士がいると聞いた。でも、なかなか姿を現さない。でもきっといる、アテナの目にかなう剣士が」

・MAPクリア


インターミッション

(チェイニーを仲間に引き入れた場合)
チェイニー「おっ、バヌトゥじゃないか、久しぶりだな」
バヌトゥ「おお、チェイニー殿か、やはりガトー様の命で来られたか」
チェイニー「さあな、俺は命令されるのは好かないな。ただガトーがどうしてもっていうからさ。それよりもラーマンか、
      はるか昔に荒らされて以来封印も破られた。いまやガーネフに操られた盗賊の巣窟となっている」
バヌトゥ「しかしその先に星と光、そしてチキがおる、何としても救いださねばならぬ」
チェイニー「相変わらずあんたも律儀だな、ま、ここから先、俺も力になるぜ。あの王子は結構気に入っているからな」
バヌトゥ「おお、ありがたい」

(ゴードンがプレイヤーキャラにいる場合)

ゴードン「あの、マルス様、今晩だけでも家に戻ってよろしいでしょうか」
マルス「うん、戦いも一段落したし、それにゴードンの母上といえば、どうだろう、ジェイガン」
ジェイガン「ははっ・・・ではゴードンよ、行って母上を安心させてやるがよい」
ゴードン「はい、ありがとうございます」

ゴードン「ただいま母さん、ライアン」
母「おやゴードン、ずいぶん大きくなったねえ。でも軍の方はいいのかい」
ゴードン「うん、一晩暇をもらってね」
ライアン「兄さん、僕も一緒に戦うよ。僕も一生懸命弓の修行をしてきたんだ」
ゴードン「僕は大丈夫さ、それより母さんを守ってくれ。えーと、それから、君は」
母「ああ、この子はノルンっていってね、おまえが王子とともに落ち延びたときにここに流れついてね。さしあたってうちで引き取ったどね」
ノルン「ゴードンさん、先の件ですが、私をアリティア軍に加えていただけませんか、こうみえても弓の腕前には自信がありますから」
ゴードン「え、うーん、どうしよう、まあとにかく王子に取り次ぐけど」
母「がんばっておいで、ノルン、あんたの腕はあたしも太鼓判だよ」

オグマ、ナバール、アストリアがプレイヤーキャラにいる場合にアテナを討伐していた場合)

マルス「そういえば、先の戦闘で保護した娘はどうしている」
ジェイガン「はっ、傷の方も大したことはなく、今は安静にしておりますが」

マルス「ああ、ようやく元気になったようだね」
アテナ「アテナ、日頃から鍛えている。そこらの兵士とはわけが違う」
マルス「それから、仲間になる件だけど、この国をはじめとして、今世界はドルーアの圧政に苦しんでいる。
    それらから救い出すために僕たちは戦っているんだ」
アテナ「うん、そういえばグルニアの兵士たちは人々にひどいことしている。いままで言うこと聞いていたが
    これからは本当にみんなの役に立つ、約束する」
マルス「うん、ありがとう」


ムービー・スターロード・マルス

 アリティア王都解放の翌日、マルスの雄姿を一目見ようと多くの民衆が集った。

 王宮の回廊を歩むマルスとジェイガン。
ジェイガン「マルス様、今王宮前ではアリティア解放を知り多くの市民が集まっております」
マルス「うん、そうだね・・・・・」
ジェイガン「しかしよろしいのですか、先日の激戦の疲れも抜けきれぬというのに」
マルス「いや、いいんだ、皆がこうして祖国の解放を喜んでいるというのに、僕自身が姿を見せなければ、それこそ彼らに失礼だ。
    かつて父上が人々の前で僕に言われた『彼らはいつかお前が守るべき人々だ』と。
    そして僕はいまこそ、彼らの、そして父上の想いに応えなければならない」

 王宮広場のバルコニーに姿を現すマルス。その姿を見た民衆から割れんばかりの歓声が上がる。
「マルス様、ばんざい!」
「アリティアに栄光あれ!」
「我らが光の王子、スターロード・マルスに栄光あれ!」

 彼らの歓声に応え、マルスは高らかに右手を挙げる。民衆の声は最高潮に達し。アリティアの青空に届かんばかりだった。


・クリア後MAP15:グルニア黒騎士団が追加

・フリーバトルとしてアリティアの戦いが選択可能

・ミッションクリアでチェイニーがプレイヤーキャラとして使用可能。

・条件クリアでノルン、アテナがプレイヤーとして使用可能。

・2回目クリア後で1回目開始前の選択で選ばれなかったもう一方がプレイヤーキャラとして使用可能。

MAP15:グルニア黒騎士団
(カシミア大橋の戦い)

(アリティア連合軍VSグルニア黒騎士団)
勝利条件:スターロンの撃破
敗北条件:プレイヤーの敗走・エストの敗走

オープニング

 大賢者ガトーが求めた光と星のオーブを得るため、マルスたちはラーマン神殿のあるカシミアをおとずれた。
しかし、そこに待ち構えていたのは、勇猛をもってなるグルニア黒騎士団の大部隊であった。

 カシミアにかかる一筋の橋をめぐって、今、壮絶な戦いがはじまろうとしている。

インターミッション

スターロン「何、それは真か、ロレンス将軍」
ロレンス「左様にござる、今朝未明に薬石甲斐なく・・・・・」
スターロン「おお、何ということだ、王が亡き今、我らは戦う理由もない。かといって・・・・・」
ロレンス「うむ、人質に取られている王女たちのことを思えば」
スターロン「ううむ、カダインからの連絡が取れぬとあれば、あのガーネフめが握りつぶしたと思ってよかろう」
ロレンス「せめてウェンデル司祭がいてくれれば」
スターロン「いずれにせよ、わたしは誇りを持ってアリティア軍と戦わねばならぬ。ロレンス殿、貴公は本国において守りを固められよ」
ロレンス「承知、貴公も決して無理をなされるな」
 ロレンス、去っていく。

スターロン「ふふ、しかしもはやグルニアもかつての栄光はない。なればこそ、彼らアリティアの者たちに真の騎士道を教えねばならぬな」


・戦闘開始

マルス「あれは、ペガサスナイト、今、中島に降り立ったけれど」
ミネルバ「あれはエスト、ようやく戻ってきたか。おそらくあそこが激戦地となりましょう。一刻も早く合流せねばなりません」
マルス「そうだね、急ごう」

スターロン「何、マケドニア兵が中島に降り立ったか」
「はっ、おそらくはミネルバ王女輩下の騎士と思われます」
スターロン「うむ、おそらくアリティア軍と合流するだろう。その時が好機か、全軍、進め」

・ミッション発生「天馬騎士エストを救援せよ」

・北橋にさしかかると増援が出現する。

ダクティル「ここでアリティアの者どもを倒せば、恩賞は思いのままだぞ、者ども、進め」

スターロン「恩賞で釣ろうとは、わたしも堕ちたものだ。しかし王が亡くなられたと知れば、彼らもこの国を見限るだろうな。
      それよりはいっそ、か・・・・・」

・ダクティルと戦闘

ダクティル(登場)「このわたしの栄光のために、お前たちには死んでもらうぞ」
ダクティル(撃破)「何、貴様らは、化け物か・・・・・」

・ダクティルら攻撃隊を撃破後、中島北の門が開放される。

・プレイヤー、中島に進出すると増援が出現する。

・プレイヤー、エストに近づく

エスト「あっ、アリティアの方ですね、私はマケドニアのエスト、先に加わったパオラ、カチュアの妹です。
    本来ならもっと早く参じたかったところでしたが、グルニアでミネルバ様からたまわった槍を探していたら
    グルニア軍に捕まってしまったのですが、若い騎士の方が助けて下さってこうして参じることができた次第です。
    私も姉さんたちと同様がんばりますので、よろしくお願いします」

(以後、敗北条件にエストの敗走が除外される)

・増援撃破後、南橋北の門が開門する。

・南橋進入後、増援が出現する。

ラリッサ「このグルニアもここまでか、だが、奴らに一泡吹かせなければ気が済まぬ」

・ラリッサと戦闘

ラリッサ(登場)「こうなれば一人でも多く地獄に叩き落としてやる」
ラリッサ(撃破)「この俺も、ここまでか・・・・・」

・本陣突入、スターロンと戦闘(☆:アニメーション付き)

スターロン(☆登場)「もはや黒騎士団もここまでか、なればこのわたしを超えていくがよい」
スターロン(☆撃破)「時代は、貴公らを必要としている・・・・・」

・スターロン撃破後

マルス「苦しい戦いだった、でも・・・・・」
ジェイガン「ははっ、確かにグルニアは勇壮なる騎士の国と聞き受けます、しかしながらその面影は今や昔」
マルス「でも、スターロン将軍はその騎士の誇りを守り、それを僕たちアリティアの騎士たちに教えようとした」
ハーディン「さて、いよいよラーマン神殿ですか、ここで守りを固めておきましょう。あと潜入する兵を選ばねばなりませんな」

・MAPクリア


インターミッション

ミネルバ「エスト、心配したがよく戻ってきた。これで3人がそろったな」
エスト「はい、ご心配をおかけして申し訳ありませんでした」
パオラ「本当に、心配したのよ」
カチュア「これで私たちもいつもの調子が戻るわね」
ミネルバ「うん、兵の中にはいざとなれば強力な力を発揮するものがあると聞く。それが幾人か同時に合わされれば戦局をも覆すほどの力を持つとか、
     そう、そなたたち3人の技がまさにそれだ」
カチュア「はい、私たちの力が本当に役に立つのならば、喜んで・・・・・」
ミネルバ「ふむ、どうした、エスト・・・・・」
エスト「でも、ドルーアからマケドニアを救いだすのと解りきっているのですが、そのためにグルニアはともかく、マケドニアの人たちと戦うのは・・・・・」
パオラ「・・・エスト、一番おつらいのはミネルバ様なのよ・・・・・」
エスト「・・・う、うん・・・・・」
ミネルバ「すまぬな、3人とも・・・・・」


・クリア後MAP16:マムクートプリンセスが追加

・フリーバトルとしてカシミア大橋の戦いが選択可能

・エストがプレイヤーキャラクターとして使用可能。