機動戦士ガンダムSEED
DESTINY REVENGE 第3クール
(PHASE27〜38)
PHASE27:届かぬ想い |
あらすじ:ラクスは、小惑星群に隠されていたエターナルと無事合流。デュランダルは、彼女をあくまで偽者として追跡するよう指示を出す。 アイキャッチ:ムラサメとバルトフェルト ・追加設定 フミコ=ケーニヒ:編者の創作キャラ。ミリアリアの亡き元彼、トールの妹でかつてAAがオーブに身を寄せたとき、急病で対面できなかったことに負い目を感じていたが、亡命時にカズイの彼女の弟と仲良くなり、彼が心の支えとなっていた。 “博士”:編者の創作キャラ。もともとはエクステンデッド研究施設で働いていたが、“シナプス理論”という独自のMS類操作理論を研究、自らの保身のためにMS開発計画“F計画”に参加。そこでアンリミテッドとその雛形ともいえるデストロイガンダムの開発に参加する。 ”F計画”:この作品における地球連合軍(特にロゴス)の核エンジン、ドラグーンシステムとそれを運用した新型MS、MAの開発計画の総称。Fとはもちろんフレイの頭文字をとったものである。ちなみにアーモリーワン襲撃におけるガンダム奪取作戦も、そのF計画の一環であった。 シナプス理論:エクステンデッド研究の副産物としてMS操作における超効率化、かつ人的資源損失の極力防止を目指すことを建前に、操作中枢を人間の脳神経に着目。それをもとにMS等機動兵器の自動操縦、制御を目的としたAI等の開発を究極とする計画である。その第1弾として献体したエクステンデッドの脳神経を試作的に今後の機動兵器の操作に組み込もうということだが。 フレイ=アルスター:前作において、クルーゼの策略によりヤキン戦の直因となったNジャマーキャンセラーの資料をもたらしたことにより、今次の戦乱における”F計画”の象徴として祭り上げられる。ちなみに階級は中尉に昇進した(なおナタルは大佐に昇進)。 |
PHASE28:残る命、散る命 |
あらすじ:ミネルバは、クレタ沖でオーブ・地球連合の同盟軍と再度交戦する。地理的に不利な状況に追い込まれ苦戦するミネルバだが、アスランとシンはアビス、カオスに邪魔され援護できない。そのとき、再び現れたキラのフリーダムとアークエンジェルが、ミネルバの窮地を救う。しかしミネルバのタリアは、そんなAAを救援に駆けつけたと理解しながらも、AAをも敵艦と判断せざるを得なかった。 アイキャッチ:ストライクルージュとカガリ |
PHASE29:刹那の夢 |
あらすじ:アークエンジェルには、先の戦闘で生き残ったオーブの有志たちが合流を果たし、それと同時に数人の連合の兵士も紛れて投降してきた。彼らは反BC派の兵士で中には元ドミニオンの乗組員も含まれていた。 一方激戦を終えたミネルバは、ジブラルタルを目前にしながら、修理と補給のために足止めされていた。アスランは自らのセイバーを大破された上、その際のキラの言葉が胸に突き刺さり、さらにはステラに何もしてやれないことに苛立つシンにも当たられ、ただ苦悩するのみであった。 アイキャッチ:ソードインパルスと私服姿のシン |
PHASE30:明けない夜 |
あらすじ:アークエンジェルでは、カガリと元オーブ軍兵たちが、連合:ロゴスの暴走を抑えるべく決意を新たにしていた。一方でミリアリアから新型MSの運用計画、その根底にあるF計画の情報を聞き、キラは衝撃を受けていたのだ。 アイキャッチ:ブラストインパルスと操縦席のシン |
PHASE31:蒔かれた種(原題:ステラ) |
あらすじ:建物を次々と破壊し、逃げまどう人々を焼きながらベルリンへ侵攻を続けるデストロイ。その行く手を、駆け付けたフリーダムとアークエンジェルが遮る。しかしただでさえ圧倒的なデストロイの火力に加え、スティングやネオの援護まで加わり、さすがにキラだけでは太刀打ちできない。スティングら連合軍にはオーブのムラサメ部隊と共に、カガリはキラを援護するためルージュで出撃し、キラは戦端を開こうとする。そこへ現地のザフト支援のためミネルバが到着。出撃し猛然とデストロイへ斬り掛かるシンだが、そこへ割って入ったネオは、デストロイに乗っているのがステラだと告げる。その言葉に愕然とするシンは、攻撃を一瞬ためらってしまう。しかし、その隙をつきフリーダムが果敢に攻勢に転じ、その弾みでネオのウィンダムを撃墜した。地上に激突し、コクピットから投げ出されるネオ。モニターに映し出された、仮面が外れ素顔の彼の姿にマリューは愕然とする。 備考:ステラが息を引き取る直後のエンディングにおいてはステラを湖に沈めるシーンにエンドクレジットが流れるという形式をとる。もちろん流れる曲は桑島法子女史の”深海の孤独”。 アイキャッチ:デストロイガンダムとステラを 追加設定 |
PHASE32:示される世界 |
あらすじ:連合軍基地内の一室にて、件の博士がステラの肉体を回収したという連絡を受け、何かしらの処置のため早急に運ぶよう指示を与える。 一方戦場を離れ潜伏中のAA内、キラは軽い不調を訴え、医師の指示に従い一晩の間安静を余儀なくするのだが。 ベルリン攻防戦の後日、ミネルバはベルリンの郊外で事後処理にあたっていた。デストロイにおけるベルリンの惨状は想像を絶するものでありタリアもアーサーもただただ戦乱のむなしさを痛感せざるを得なかったのだが。 一方アスランはステラの一件を心配してシンの部屋を訪ねたのだが、そこではシンがレイとともにフリーダムとの戦闘を想定したシミュレーションを行っていた。それに軽い衝撃を受けシンに真意を糾す。現時点において最強と目されるフリーダムと戦うこともあり得る以上、対策は必要であると、シンとレイは応える。確かにその主張は正しいのだが、それゆえにアスランは激しく苛立たせることになる。 一方アークエンジェルでは、回収されたネオが意識を取り戻していた。艦内に残されていた身体データから彼は前大戦で行方不明になった、ムウ・ラ・フラガ本人であると確認されたが、ネオはムウとしての記憶を全て失くしているようだった。それでも以前と変わらぬ彼の様子に、マリューはミリアリアに気遣われるまま嗚咽する。 そんな中、デュランダルが突然全世界へ向けて演説を始めた。世界中のモニターにデストロイの侵攻と現地の惨状が映され、次に軍需産業複合体・ロゴスのメンバーが、顔写真入りで白日の下に晒された。驚愕するジブリール、オーブでもセイラン父子も動揺を隠せない。続けてロゴスへ宣戦布告するデュランダルの姿に、世界の人々は彼を支持する雄叫びをあげる。シンもまたデュランダルの言葉に心引かれていくように見えた。 またプラント内でもその放送に衝撃を受けつつも、議会はデュランダルを完全支持するに至る。 一方、1機の輸送機にて、あの博士もこの放送を見ていた。ジブリールとは対照的に冷静に放送を見ていた博士は冷凍保存カプセルに目をやる。そこには先刻回収したステラの遺体が保管されていた。同時に伝えられたスティングの生存の報告に興味を示さずそのステラに博士は言う「君には人類の限界を打ち破る鍵として協力してもらうよ」と。 アイキャッチ:ウィンダム(量産)群とロード・ジブリール |
PHASE33:悪夢 |
あらすじ:キラは夢を見ていた。そこは月の幼年学校の桜並木、そこに立っていて目の前にいるのはピンク色の服を着ていたフレイ=アルスターであった。その彼女は涙を流している。何故に泣くのかを問おうとするキラに、今度は背後からザフトの白い軍服をまとった仮面の男が「君も憎しみの種を蒔いてしまった」とキラに語りかける。 それと前後し、ミネルバに新たな命令が下った。友軍と共にAAを包囲し、これを討てというのだ。それはとりもなおさずフリーダムと対峙すること、その想いにシンは決意を固める。それとは対称的にアスランは突然の命令に納得できず、タリアに対し異議を申し立てるが、彼女もすでに司令部に異議を申し立てるも却下されていたのだ。旗色不鮮明な危険分子であるAAとその一党、それを攻略せよというのがプラント本国のから下された命令だからである。 アイキャッチ:フォースインパルスとシン |
PHASE34:混沌の先に |
あらすじ:シンの猛攻によって大破し海中に沈んだフリーダムは、カガリのルージュによってひとまず無事に救い出された。アークエンジェルも、深刻なダメージを負いながらも何とか逃げおおせ、オーブへと向かった。 アイキャッチ:エターナルとラクス |
PHASE35:欺瞞の暗雲(原題:アスラン脱走) |
あらすじ:デスティニーを与えられ喜ぶシンとは対照的に、アスランはAA討伐に関しデュランダルを質す。 |
PHASE36:雷鳴の闇 |
あらすじ:ジブラルタルを脱出したアスランを追跡するシンとレイ。メイリンがアスランと行動を共にしていると知り、デュランダルは機密保持のためレイへ撃墜許可を与えた。その場にいたタリアは状況の説明とともに攻撃の中止を求めるも、デュランダルは耳を貸そうとしない。 |
PHASE37:新しき旗 |
あらすじ:ついに、ザフト・反ロゴス連合におけるヘブンズベース攻略戦が開始された。 アイキャッチ:デスティニーガンダムとシン |
PHASE38:よみがえる剣(原題:天空のキラ) |
あらすじ:廃棄コロニー・メンデル、その中をダコスタが遺伝子研究所を調査していた。全てのデータが廃棄された中、唯一残されていたノートを偶然にも発見する。帰還後、そのノートをラクスとバルトフェルドに検討のために見せる。その中には「デスティニープラン」なる記述が記載されていたのだ。それに関連して「世界のために人が生きるのではなく、人が生きる場所が世界なのだ」その文言を目にしたラクスらは思いを致さずに入られなかった。 アイキャッチ:ストライクフリーダムガンダムとキラ |