玄武の翁(真!月華の剣士)

データ

名前:玄武の翁(本名は不明)

声:中野重文

生年月日:享保20年12月3日(129歳)

身長:3尺6寸 体重:10貫目

利き腕:右

流派:真心流・一の太刀(刀を釣竿に変えてアレンジした剣技に加え玄武の力を行使する)

武器:釣竿(火梵)と魚籠

家族構成:湖にいっぱいいる亀たち

宝物:特にないが強いていえばヒゲ

趣向:釣り

好き:鮎の塩焼き

嫌い:特になし

シンボルアイテム:釣竿と魚籠

プロフィール:玄武の守護神でかつては“闘将朴然”と呼ばれた剣豪でもある。
しかし今は剣を捨て日々釣りをしつつ悠々自適の毎日を送り、その傍ら有能な若者に剣技などを教えている。
楓たちの養父の慨世、嘉神もかつては彼から教えを受け、最近では楓自身も翁から教えを受けていた。

 前回の闘いで嘉神の暴走を止め一応の騒動を抑えたものの地獄門は未だ開いたまま。
古い文献などを調べているうち、門を閉じるには“門を封じる巫女”なる人物が必要と書かれていた。
そこで早速、修行の日々を送っていた楓をはじめ、心当たりに連絡を取りつつ自分もまた重い腰を上げる。


技設定

・投げ技

竿拾い(相手の近くで前後+BC):竿で釣り上げるように相手を投げ転ばせる。

籠の亀(相手の近くで前後+FG):相手の頭から魚籠をかぶせて封じ込め、転がして口を上に向けてから打ち上げる。

・必殺技

亀筮(236+上段):魚籠から亀が飛び出して相手に体当たりを繰り出す。ボタンごとに飛び出す距離が違う。

ふくすけ(236+D):亀筮(中)と同じだがこちらはヒットすれば相手の体力を奪うことが出来る。

亀舞・地(63214+E、F):魚籠を持ち回転しながら踏み込んでいく。

亀舞・天(63214+G):回転しながら飛び込んでいく技。

釣果大良(623+上段):釣竿を投げ込み、相手の足を引っ掛ける。ボタンによって投げ込む距離が違う。

無功用(421+下段):水しぶきを上げてから姿を消し、任意の場所へ瞬間移動する。
A(天)は相手の上空に飛び込み、B(地)は相手の目の前で魚籠の大亀を繰り出し、C(人)は背後から大亀で攻撃する。

・超奥義

玄武の咆哮(641236+A):回転しながら竜巻を発生させる。

真・玄武舞(2141236+B):亀舞・地から天へのコンビネーション。とどめは着地時の竜巻を繰り出す。

・潜在奥義

玄武の怒り(641236+C)
:魚籠から光る大亀を打ち上げ、巨大な玄武と化して舞い降り、体当たりから氷のブレスを吐き攻撃する。


ストーリー

・対戦時メッセージ

通常:今日も大物が釣り上がったようじゃのう。

楽勝:焦ることもあるまいて、闘いも釣りも気長にの。

辛勝:老いたりといえども玄武の守護、そう易々と儂はくたばらぬよ。

奥義:玄武よ、今一度お主の力を借りねばならぬとはのう。


・CPU戦メッセージ

楓:だいぶ受け入れたようじゃ、これぞ真の青龍にふさわしいて。

守矢:まずはすべてを受け入れることじゃ、さすれば自ずと極められよう。

雪:運命は皆でかかるものじゃ、決して先走ってはならぬぞ。

あかり:まあお主は、せっかくの束ね役じゃ、まずはのんびりといくがよい。

十三:やはりお主ほどではないがの、儂もいま少し元気を出さねばのう。

天野:儂らと同じく、お主も万年桜に選ばれたからのう、歩むが同じは自明じゃて。

鷲塚:今は務めに専念するがよかろう、いずれは必要となるときも来ようて。

李:大僧正も息災かのう、お主の精進なら安心じゃて。

斬鉄:儂も多くの知己を失うた、お主は易々と逝ってはならぬぞ。

骸:やれやれ祓うには到らぬか、いずれにしても厄介な儀じゃて。

小次郎:お主も力がある、その士道、今こそはばたく時ぞ。

響:あせっても迷いは振り払えぬ、じっくりと構えるがよろしかろう。

翁:はて、まだまだ儂も耄碌はした覚えはないはずじゃがのう。

示源:子は親の志を継ぐというが、あの娘にはお主が必要なはずじゃ。

嘉神:清も濁も、すべて受け入れてこそ人は大成するものなのじゃよ。

半蔵:お主も葉隠、葉月の志を継いでいるか、軽からぬことがやはり大丈夫じゃて。

武蔵:一生をかけ、また死してなおも極められぬが剣の道でしょうな。

刹那:まだまだこの世、お主が滅びに委ねるわけにはいかないということじゃのう。

黄龍:まだ導かねばならぬ者がいる、今少し待ってくれい。


第4回戦(対小次郎)

・仕合前

翁「ほほう、お主が真田どのか、噂に違わぬ霊力を感じるのう」
小次郎「ご老体、私に何か・・・・・?」
翁「まあ話せば長くなるがの、まずは手合わせ願おうかの」
小次郎「う、この気迫、いいでしょう、いざ・・・・・!」

・仕合後

小次郎「・・・参りました」
翁「何の、お主もなかなかのものじゃ、香織どの」
小次郎「う、な、何故に、私の本名を・・・・・?」
翁「実はの、近藤どのからお主のことを頼むといわれてのう。
  前にも言ったが、これはお主の力、ことに霊力を見込んでのことなのじゃ」

小次郎「・・・局長が・・・・・」
翁「とはいえ、儂からは得るものはないゆえ、さしあたって江戸の勝海舟どのを訪ねるがよかろう。
  それからお主自身の道を見出すのじゃ」

小次郎「お心遣い、感謝します」


第8回戦(対楓)

・仕合前

翁「おお、楓か」
楓「お久しぶりです、老師」
翁「ほほう、だいぶ青龍の自覚に目覚めたようじゃの」
楓「いえ、俺自身、未だ御し得ていると思いません、ただ今よりも」
翁「うむ、その心根じゃて。その点は概世と同じ、なれば改めてお主の力見てしんぜよう」

・仕合後

翁「うむ、見事」
楓「まだまだ俺も修行が足りません」
翁「精進はあせっては得られぬぞ、何事もゆっくりとな、それに慨世のことは儂に任せるがよい」
楓「やはり、ですか」
翁「うむ、今は封印の岩戸にて待ち構えていようて。迷うておるならば導いてやらねばの」
楓「よろしく、お願いします」

(なお、8回戦まで条件を満たしていれば、仕合後そのまま特別戦に移行)


特別戦(対武蔵)

武蔵「果て無き暗黒をさまよいしこと、二百と数十年、我、再び蘇ったり。
   最高にして至高なる、我が剣に立ちはだかること、すなわち、死な!!


第9回戦(対刹那)

・仕合前

翁「よもやとは思うたが、お主まで来ようとはのう」
刹那「ふん、玄武の老いぼれか、貴様が来ようとはな」
翁「ぬう、やはりお主は、イノチヲカルモノ・・・・・」
刹那「そんなことはどうでもいい、この世すべてを滅ぼすのが我が悦び。
   そして貴様ほどの者を我が手で斬れること、これほど胸踊ることはない」

翁「やれやれ、儂は強いぞ」

・仕合後

翁「ううむ、こいつは一筋縄ではいかないわい」
刹那「ふふふ、一昔前ならばこの俺に勝てたかもな、いずれにしてこれ以上貴様にかまっているわけにはいかぬ。
   ここから先、己が目で確かめてみるがいい、自らの運命を」

 刹那、去っていく。


最終戦(対黄龍)

・仕合前

封印の岩戸にて対峙する翁と黄龍。
翁「おお、やはりお主か・・・・・」
黄龍「我が名は常世の使者、黄龍・・・
   全ての生ある者よ・・・生命の意味を問ふ・・・
   死の意味を知るものよ・・・我が声を聞け・・・
   愚かなる生者よ、いにしえの罪状を・・・そなたの死で購わん・・・・・」

・仕合後

黄龍「お見事ですな、老師、流石に腕は衰えてはおりませぬな」
翁「どうやら正気を取り戻したかのう、慨世よ」
黄龍「我ながら情けないもの、よもやこの体がのっとられようとは。
   常世の思念をあまく見ており申した。正気を無くしたとはいえ、なんたる愚行」

翁「うむ、しかしこれはまだ、前触れに過ぎぬな」
黄龍「うむ、されど今はこの門を閉じるのみ。刻が来るまでは、まだ幾分かありましょう。
   それまで、楓たちを頼みましたぞ」

 黄龍、剣を弓に変え、天に向かって矢を放つ。そして一面が光の中に包まれる。

 光の中、そこに封印の巫女、雪の姿がいた。
翁「ううむ、やはりとは思うていたが、お主が封印の巫女であったとはのう」
雪「はい、今更になって気が付きましたが。それに、もう一人」
翁「うむ、封印の、門の巫女がもう一人いるというか、やはりのう」
雪「あの子が、力に目覚めるため、ここで門を守ることにいたします。その時には」
翁「うむ、それまでゆっくりと眠っていてくれ。儂はそろそろ戻らせてもらうよ」
 と、翁は魚籠の中に入り込む。


エンディング

再び現世、上空から魚籠が落ちてきて、そこから翁が出てくる。そこに駆けつけてきた楓。
楓「老師!」
翁「おお、楓か、ひとまず閉じることが出来たわい。しかし・・・・・」
楓「まさか、姉さんが、封印の・・・・・」
翁「うむ、今は閉じた門を守るために眠りについているのじゃ。
  いずれは再び開くが、そのときは・・・ん・・・・
・?」

 そこに雪色のベルが舞い降りてくる。翁はそのベルを受け取り振ってみても音は鳴らず、
楓に渡しても同じく鳴らなかった。

楓「これは・・・・・?」
翁「うむ、これはもう一人の巫女でないと鳴らせない代物じゃの。
  とりあえずあの娘に渡してやるがよい。これからはお主が守ってやるのじゃぞ、来るべき刻のために」

楓「はい・・・・・」
 楓、去っていく。
翁「さてと、儂も戻るとするかの」
 と、大亀のだいごろうに乗り池へと去っていく。

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