嘉神慎之介(真!月華の剣士)

データ

名前:嘉神慎之介

声:粟根まこと

生年月日:天保4年2月22日(31歳)

身長:6尺 体重:19貫目

利き腕:右

流派:焦刀・朱雀の炎
(かつては常世の負の力も取り込んでいたが、今は朱雀本来の力のみを使用)

武器:宝刀(端鳳)

家族構成:不明

宝物:あまり物には執着しない

趣向:美学の追求

好き:美しきもの、すべて

嫌い:美学に反するもの

シンボルアイテム:洋装

プロフィール:かつては朱雀の守護神として地獄門の監視を担っていたが、
常世の負の力により人間の醜い部分を見せ付けられ、そのまま人間の粛清をはかるが、
先の闘いにより楓に倒され、その身を地獄門に身を任せる。
しかし、気がついたときには未だ自分は現世に残っていた。
そのことから今一度自らを、そして人間という存在を見つめ直すために今回の闘いに身を投じる。


技設定

・投げ技

焦椀・爆炎(相手の近くで前後+BC):片手で相手をつかみ上げ、もう片手で相手を燃やす。

焦脚・飛扇(相手の近くで前後+FG):組んだ後に、炎のこもったサマーソルトキックを放つ。

・必殺技

飛燕翼(236+上段):手を振りかざし、炎の塊を繰り出す。

劫炎爪(236+下段):炎を纏った剣を振り下ろす。

不知火(劫炎爪中に236+下段):振り下ろした剣をそのまま斬り上げる。

焦咆哮(623+上段)飛び上がりつつ剣を斬り上げる

焔咆哮(相手の近くで63214+上段)
:炎を込めた手を伸ばして、捕らえ相手を剣で突き刺し、そのまま爆発させる。

降炎襲(空中で214+G):炎を纏った蹴りを放つ。

明鏡の瞳(214+上段)
:目の前に光の壁を発生させる。飛び道具系の必殺技をはね返すことが出来る。

・超奥義

紅蓮朱雀(空中で41236+A):炎を纏い、斜め下に急降下する。

鳳凰天昇(236236+C・または紅蓮朱雀中41236+C)
:炎を纏い、斜め上に飛び上がる。

閃光の裁き(214214+C)
:宙に浮きつつ掌から光を発する。光はガード不可、ダメージもそこそこだが、
発動が遅く、懐に飛び込まれると弱い。

・潜在奥義

真・星火燎原(641236+G)
:構えた後炎を纏い、高速で突進する。前作のようにガード不能ではなくなったが。
隙が少なくなったのと、攻撃範囲が広くなったのが強みか。


ストーリー

対戦時メッセージ

通常:我が美学、何人たりとも穢すことは能わぬ

楽勝:勝利こそ我が美学、されどそなたの信念はいかなるものや。

辛勝:わが身は一度死したる身、されどここで朽ち果てるは無様。

奥義:朱雀よ、今のわたしにそなたとともにまた行けるというのか?


CPU戦メッセージ

楓:そなたもまだ目覚めたばかり、常に己を信じることだ。

守矢:そなたも腕を上げた、あとは迷いを断ち切るのみ、か。

雪:そなたの愛、いずれは全てのものへの愛へと昇華するのか。

あかり:いまだそなたも目覚めぬか、否、直にか・・・・・。

十三:一途なる忠節か、それもある意味美しきものだな。

天野:そなたの風流と我が美学、確かに通じるところありか・・・・・。

鷲塚:そなたも気付いておるはずだ、もはやこの世総ての危機が迫っていることを。

李:あくまでも正義を貫く、これがそなたの美学というか。

斬鉄:最強とは己に打ち勝つこと、そなたならばたやすいはず。

骸:堕ちるところまで堕ちたか、せめて我が焔にてその身を清めよ。

小次郎:その志を継がんがため、だがいずれはそなた自身のために。

響:そなたの中の清らかなるもの、ゆめゆめ忘れるなかれ。

翁:未だ我が迷い、晴れたとはいえぬ、されど・・・・・。

示源:このまま身を捨ててよいのか、そなたには待つ者もいるというのに。

嘉神:我が邪念が生みし傀儡、我が罪、未だ晴れぬか。

半蔵:そなたも未だ関わるか、いずれ我が罪も清めねばならぬが、ひとまずはだな。

武蔵:我が意思で呼び寄せたのだ、せめて自らで引導を渡すのも慈悲というべきか。

刹那:所詮はわたしもそなたと同じ、今更きれいごとは言わぬよ。

黄龍:皮肉なものだ、正道に戻ってもなお、貴殿を討たねばならぬとは。


第5回戦(対玄武の翁)

・仕合前
翁「ほう、やはりお主も生きておったのか」
嘉神「うむ、こうして生き恥をさらしている」
翁「じゃが、気付いているのではないか」
嘉神「そうかもしれぬ、師よ。たしかにわたしは人の醜きところを見た。
   だが、わたしが事を成すを止めたる者、特に青龍を継ぎし若者、そう、楓といったか。
   彼の者の清らかなるところを見たのかもしれない」

翁「うむ、それを今一度確かめたいのじゃろう」
嘉神「そうかもしれぬ、そして今一度、導いてくれるか、師よ」
翁「お主の気が済むまでな」

・仕合後
翁「流石じゃのう、腕を上げ、そして顔つきも昔に戻ったようじゃ」
嘉神「師よ、人とはその本質に邪なるものを持ちながら、それを乗り越え前へと進んでいく。
   そしてやがては正しき道へとたどり着く。今一度わたしは信じてみよう。
   それがわたしの、否、朱雀の守護としての務めならば」

翁「うむ、気をつけてな」


第8回戦(対楓)

・仕合前
嘉神「楓、青龍を継ぎし者よ」
楓「嘉神、いや、本来の自分に戻ったのか」
嘉神「確かに、常世の思念の影響は事実、されど、あれもつまりはわたし自身の意思」
楓「それは、世の憂い故か、しかし」
嘉神「わたしはもう一度確かめたいのだ。そなた自身の純粋な力というものを、
   さあ、今こそそなたの熱き心、解き放つのだ」

楓「ああ、俺もそうさせてもらうよ」

・仕合後
嘉神「そなたの力、その程度のものではない、しかし」
楓「確かに、まだ時ではない、俺は、そう思うんだ」
嘉神「ならば、待っているがいい。わたし自身、ケリをつけたいことがある」
楓「やはり、知っていたのか」
嘉神「うむ、己が犯した罪業、すべてを清算せねばならぬからな」

(なお、8回戦まで条件を満たしていれば、仕合後そのまま特別戦に移行)


特別戦(対武蔵)

武蔵「果て無き暗黒をさまよいしこと、二百と数十年、我、再び蘇ったり。
   最高にして至高なる、我が剣に立ちはだかること、すなわち、死な!!


第9回戦(対刹那)

・仕合前
刹那「朱雀か、今更何の用だ」
嘉神「そなたを止めに来た」
刹那「何を下らぬことを、人の世すべてを滅するのは貴様の望みではなかったのか」
嘉神「そなたが滅さんと欲するのは人の世のみならず“すべて”であろう。
   そして一切を原初の混沌に帰す。それこそは我が美学に反する」

刹那「美学か、所詮は貴様も現世のしがらみにとらわれた人間に過ぎぬか、ふふふ・・・・・」

・仕合後
刹那「この程度か、貴様の力は・・・・・」
嘉神「人間なればこそ己が美学を求める価値がある。もっとも、本能ゆえのそなたには分からぬか」
刹那「確かにな、ともかくこの場は引き下がるとしよう。せいぜいあがくがいい、己が運命に」
 刹那、去っていく。


最終戦(対黄龍)

・仕合前
 封印の岩戸にて対峙する嘉神と黄龍。
嘉神「やはり、貴殿であったか・・・・・」
黄龍「我が名は常世の使者、黄龍・・・
   全ての生ある者よ・・・生命の意味を問ふ・・・
   死の意味を知るものよ・・・我が声を聞け・・・
   愚かなる生者よ、いにしえの罪状を・・・そなたの死で購わん・・・・・」

・仕合後
黄龍「見事だ、慎之介、再びお前に敗れるとは、皮肉なものだ」
嘉神「ようやく正気を取り戻されたか」
黄龍「我ながら情けないものだ、よもやこの体がのっとられようとは。
   常世の思念をあまく見ておったわ。正気を無くしたとはいえ、なんたる愚行か」

嘉神「確かに、まだ終わりではない、な・・・・・」
黄龍「うむ、されど今はこの門を閉じるのみ。
   刻が来れば、いずれもう一人の巫女が目覚めるであろう。それまでは、達者でな・・・・・」

 黄龍、剣を弓に変え、天に向かって矢を放つ。そして一面が光の中に包まれる。

 光の中、そこに封印の巫女、雪の姿がいた。
嘉神「やはり、そなただったか・・・・・」
雪「はい、今になって、ようやく気付きました・・・・・」
嘉神「うむ、ひとえにこの世全てを愛う故に、か」
雪「今は、こうすることでしか、ですが、いずれ」
嘉神「うむ・・・・・」
雪「もうこの門もひとまずは閉じます。今こそ、朱雀が貴方を迎えております」
 嘉神のもと、朱雀が舞い降りていく、
嘉神「何、そうか、そうだったのか・・・・・」
朱雀「嘉神よ、貴方もまたこの現世に必要な方。戻りましょう、再びの最後の闘いのために・・・・・」
嘉神「雪よ、門の巫女よ、ひとまずはさらばだ・・・・・」
 と、朱雀とともに雪のもとを離れていく。


エンディング

 とある騒乱跡にたたずむ嘉神。
嘉神「この日の本、そして世界は大きく揺れ動いている。
   そのうねりに人が飲み込まれているとすれば。我らの生もまた。
   再びの闘いがどのように帰趨するかはわたしにも分からぬ・・・・・」

 いつしか嘉神の姿は消え、ただ荒野だけが広がっていた。
嘉神「願わくば、この闘いの後、過ちが二度と繰り返されぬことを・・・・・」

(スタッフロールへ)