楓(真!月華の剣士)

データ

名前:楓

声:水津光司

生年月日:弘化3年9月14日 年齢:18歳

身長:五尺九寸(約179cm) 体重:十六貫目(約60kg)

利き腕:右

流派:活心一刀流+青龍の力
(かつて概世によって教えられた剣術と受け継いだ青龍の力)

武器:刀(疾風丸)

家族構成:概世(養父・故人)、守矢(義兄)、雪(義姉)

宝物:養父の形見の刀

趣向:港で海を眺めること

好き:清々しいもの、特に水羊羹

嫌い:暑苦しいもの、自分の弱い心

シンボルアイテム:紅葉

プロフィール:先の地獄門をめぐる闘いの後、青龍の守護神として目覚めた彼は、
一旦雪や翁らと別れ、一条家の食客として自らの剣、そして自らの心を磨き、
特に力を解き放ったときの“もう一人の自分”を徐々に受け入れるのであった。

そんな折、翁からの伝言が届く。最近になって地獄門の動きが活発化したことと、
その動きを制するために地獄門を閉じるための封印の巫女を探し出すべしとの言伝であった。

その夜、楓は一人、一条家を後にし、青龍の守護神として再び闘いに身を投じるのだった。


技設定

・投げ技

帯刀・谷落とし(相手の近くで前後+BC):相手を抱え込んで、そのまま投げ落とす。

帯刀・巴投げ(相手の近くで前後+FG):相手と組んで、倒れざまに後に投げ飛ばす。

帯刀・雷霆(相手の近くでレバー入力+BC):空中で相手を抱え込んでそのまま投げ落とす。

・必殺技

晨明・疾風(236+上段):刀を振り上げつつ地を這う電撃を前方に繰り出す。

晨明・空牙(623+上段):軽く飛び上がりつつ雷を込めた刀を振り上げる。

晨明・連刃(214+上段(連続3回)):踏み込んで何度も斬りつける。

晨明・追風(空中で236+上段):空中で刀を振りかぶり斜め下に雷の波動を繰り出す。

晨明・嵐討(相手の近くで63214+下段):肘うちを当てて相手を浮き上がらせる。

一刀・束風(236+下段):前転しながら大きく移動する。移動中は相手をすり抜けることが出来る。

・超奥義

活心・伏龍(2141236+A):地面に刀で突き刺し雷の柱を繰り出す。

活心・醒龍(236236+E(タメ可)):光をまとい巨大化した刀を振り下ろす。

・潜在奥義

活心・亢龍(2141236+C)
:地面に刀で突き刺し巨大な龍の姿に見える雷撃を斜め上に発生させる。

活心・蒼龍(214214+G)
:少し踏み込んで刀を短く前に突き出し、ヒットすると相手をロックして、
飛び上がりつつ巨大な龍の姿が見える雷を込めた刀を振り上げる。

活心・青龍(236236+G)振り下ろした刀とともに、青龍のオーラを発生させる。


ストーリー

・対戦時メッセージ

通常:これが活心一刀流さ、覚えておきな。

楽勝:このへんでやめとけよ、命がいくつあっても足りはしない。

辛勝:負けられないんだ、青龍の名において。

奥義:ふう、これが俺の力なのか・・・・・。


・CPU戦メッセージ

楓:お前はまだ逃げているのか、いや、俺はもう、逃げない。

守矢:闘っているのはあなただけじゃない、それでも、行くんだな。

雪:何が起ころうとも、俺は絶対、姉さんを守るよ。

あかり:あまり、無茶をしないでくれ。

十三:あんたの強さは、力だけじゃないはずだ。

天野:飄々としながらも、相変わらず勝負には容赦はないな。

鷲塚:あんたの士道、こんなものじゃないだろう。

李:心の力は信念あってこそ、その点にはあんたには及ばない。

斬鉄:力しか信じないあんたには、俺は倒せないってことさ。

骸:常世の者か、まさか、ここまでも。

小次郎:あえて聞かないが、あんたも身体を大切にしろよ。

響:どうした、やはりためらっているんだな、斬ることに。

翁:やはり、隠しているか、教えてほしい、あなたが何を知っているかを。

示源:あなたのように、俺も命をかけられるか、そして。

嘉神:今も自信がないが、あなたの心、分かった気がする。

半蔵:全てお見通しってことか、次は手玉に取られっぱなしじゃいられないな。

武蔵:今はあなたの苦しみを救うことはできない、だが、いずれは。

刹那:お前なんかに、手出しはさせない、全ての人々を。

黄龍:ごめん、お師さん・・・・・。


第5回戦(対あかり)

・仕合前
あかり「ちょっと待ちいや、楓ちゃん」

楓「あかり、どうして君が」
あかり「また一人で闘おうとするんか」
楓「仕方がないな」

・仕合後
楓「これは俺だけの問題じゃないのは分かっている。だけど、君までも巻き込むわけにはいかないんだ」

あかり「そいつは、分かっとるよ。でも約束して、決して無茶したらあかんて」
楓「ああ、分かってるよ、それじゃ」
 楓、去っていく。
あかり「でも、いつかうちもあそこへ行かなあかん、そう感じるんや」


第8回戦(対守矢)

・仕合前
楓「守矢兄さん・・・・・」
守矢「楓か、来ると思っていたぞ」
楓「・・・どうやら、まだこだわっているようだ」
守矢「知ったような口を」
楓「やるしか、ないのか」

・仕合後
守矢「やるな、だが、まだまだ甘い」
楓「俺たちは地獄門を閉じなければならない。それならば・・・・・」
守矢「・・・ならば、どんなことがあっても、雪を、守れ・・・・・」
 そのまま守矢は去っていく。
楓「兄さん・・・・・」

(なお、8回戦まで条件を満たしていれば、仕合後そのまま特別戦に移行)


特別戦(対武蔵)

武蔵「果て無き暗黒をさまよいしこと、二百と数十年、我、再び蘇ったり。
   最高にして至高なる、我が剣に立ちはだかること、すなわち、死な!!


第9回戦(対刹那)

・仕合前
刹那「やっと来たか、青龍」

楓「お前は・・・・・」
刹那「俺が誰かはどうでもいい。
   大切なのは貴様がここに来たということだ。この俺に斬られるためにな」

楓「何だと」
刹那「ふふ、この世すべてを滅ぼすのが我が悦び。そして貴様ほどの者を我が手で斬れること、
   これほど胸躍ることはない。いずれにせよ運命の刻は近付きつつある」

・仕合後
楓「くっ、これでもまだ本気ではないのか」

刹那「ふふ、やはり刻ではないか、やはり門の巫女が必要だな」
楓「門の、まさか老師が言っていた封印の巫女のことか。くっ、どこへ行く」
 刹那、去ろうとする。
刹那「ここから先は己が目で確かめてみるがいい、自らの運命を」


最終戦(対黄龍)

・仕合前
 封印の岩戸にて対峙する楓と黄龍。
楓「お師さん・・・・・」
黄龍「我が名は常世の使者、黄龍・・・
   全ての生ある者よ・・・生命の意味を問ふ・・・
   死の意味を知るものよ・・・我が声を聞け・・・
   愚かなる生者よ、いにしえの罪状を・・・そなたの死で購わん・・・・・」


・仕合後

黄龍「見事だ、楓、どうやら青龍の守護として目覚めたようだ。
   お前の“もう一人の自分”も間違いなくお前自身。
   それを受け入れて初めてお前自身の力となったのだ」

楓「お師さん・・・・・」
黄龍「そんな顔をするな、お前はこのわたしの暴走を止め、
   正気を取り戻してくれたのだ。もっと胸を張るがいい。

   思えば、わしの心残りはお前たちの成長をみられなんだこと、
   雪、守矢、楓、わしはお前たちに新しい時代を見ていた。
   それをこのような形で見られたことは皮肉というしかないな・・・・・」

楓「・・・・・」
黄龍「確かに、門を閉じるは巫女の力が必要だ。しかし今はその刻にあらず、
   されど今は、このわし自身の力で門を開くのを止めることができる。

   さらばだ、楓、雪と守矢、他の四神、そしてあかりどのとともに
   この地獄門を閉じ、世の平穏を守るのだ」

 黄龍、剣を弓に変え、天に向かって矢を放つ。そして一面が光の中に包まれる。

 光の中、そこに封印の巫女、雪の姿がいた。
楓「まさか、姉さんが、封印の・・・・・」
雪「ごめんなさい、今は、こうすることしか・・・・・」
楓「・・・ねえさーん・・・・・!」

 岩戸の上に立つ刹那の後姿、駆けつける楓。
楓「これは、一体どういうことだ!?
刹那「見ての通りだ。門の巫女の力を持ってひとまず門を閉じさせてもらったまでのこと」
楓「きさま・・・・・!?
 楓は刹那に飛びかかる、が、刹那はすんででかわす。
刹那「何もうろたえることはない。遅かれ早かれそういう運命だったのだ、あの女は」
楓「ふざけるな、これが、地獄門の封印のための人身御供になることが、姉さんの運命だというのか!?
刹那「人身御供か、よもやそれのみがあの女の運命と思ってはあるまいな」
楓「何だと!?
刹那「いずれ門は再び開く。そのときはお前たちの運命、
   そしてあの女の運命がいかなるものとなろうか、楽しみだ・・・・・」

 そう言って、刹那は姿を消す。


エンディング

 数ヵ月後、一条家の庭先で剣を振っている楓。そこに幻貌が近付く。
幻貌「どうですかな、楓どの」
楓「ええ、だいぶ落ち着いてきました。
  今はもう一度自分を見つめ直すために、自らの力を封印しましたが」

幻貌「もう一度、すべてを終えるために、ですかな」
楓「そう、ですね」
幻貌「ともかく、刻までにはまだしばらくはあります、その時には・・・・・」
楓「はい・・・・・」
 幻貌、その場を去ろうとするも、しばらくして立ち止まる。
幻貌「・・・楓どの・・・・・」
楓「あ、はい・・・・・」
幻貌「あかりを、頼みますぞ・・・・・」
楓「・・・はい・・・・・」

 幻貌が去っていった後に、空を見上げる楓。
楓「・・・そうだ、まだ終わりの始まり、そしてその始まりが終わったにすぎないんだ。
  そして、もう一度、最後の闘いを。たとえ、どのような運命が待っていようとも、
  すべて、乗り越えてみせる」

 そして青空の中、一枚の紅葉が舞い降りる。

(スタッフロールへ)