心優しき無敵の龍
リョウ=サカザキ

龍虎2・ストーリーモード

ゲームオープニング

ユリ=サカザキ事件の直後、郊外の山奥にて更なる修行を行い、時折タクマの道場にて再び入門を始めた門下生にも修行に手ほどきをしたりもする日々を送る。
今回の異種格闘技大会を受け、裏にきな臭いものを感じながらも参加を決意する。


ストーリーチャート(1~9回戦)

・リョウ=サカザキ

リョウ(プレイヤー)「こいつは驚いたな、そっくりさんの登場ってところか」
リョウ(CPU)「それじゃあどっちの拳が本物か、はっきりさせようじゃないか」

「人まねだけじゃ武道の本質は得られないぜ、お前ももっと精進しな」


・ユリ=サカザキ

リョウ「まさかお前まで大会に出場していたとはなあ、ちゃんと修行したのか」
ユリ「うん、あたしも今まで頑張ったからね、修行の成果を見てくれるかな、お兄ちゃん」

「こんなものか、武道はそんなに甘くはないぞ、さあ、基本からやり直しだ」


・キング

リョウ「久しぶりだなキング、ユリの件では本当に世話になったが闘わなきゃいけないか」
キング「そいつはどういたしまして、でも勝負は勝負、本気でやらせてもらうよ」

「女だてらに格闘技、とはやはり言えなくなったな、お前とはもう一度闘いたくなったぜ」


・如月影ニ

リョウ「見たとこ、日本の忍者のようだな、俺に何か用か、仕合ならやぶさかじゃないが」
影ニ「極限流の使い手たるお主、我が最強を証明するために打ち倒させてもらうぞ」

「何の恨みかは知らないが、かかる火の粉は払うまでだ、次は遺恨なく仕合いたいものだ」


・テムジン

リョウ「モンゴル相撲も面白そうだな、俺も相撲は得意だがあんたとは空手で勝負だ」
テムジン「あんたが極限流のリョウさんダスね、存分に楽しませてもらうダスよ」

「なかなかに面白い技だった、あんたも困ったことがあればいつでも助けに行くぜ」


・ジャック=ターナー

リョウ「久しぶりだな、バイク好きは相変わらずだが少しは動けるようになったか」
ジャック「そんなでかい口きけるのも今のうちだぜ、今から腕っ節を引っこ抜いてやるぜ」

「どうだ、腕っ節だけが格闘技じゃないってこと分かったろ、これが極限流の拳だぜ」


・リー・パイロン

リョウ「リー爺さんもまだまだ隠居というわけにもいかないか、ここは鍛えてもらおうか」
リー「ひょひょ、ぬしらを見てると血が騒いでのう、ともかくやらせてもらうぞい」

「修行のつもりが、やはり爺さんの実験台になっちまったな、あとは俺に任せてくれ」


・ミッキー=ロジャース

リョウ「何だ髪切ったのかミッキー、前の髪型はともかくこっちもなかなか似合ってるぜ」
ミッキー「今までの腐った気持ちと一緒にばっさりさ、おかげで見通しバツグンだぜ」

「これならいつでもプロに通用するぜ、あとはいつでもスパーリングには手を貸すぜ」


・ジョン=クローリー

リョウ「軍を辞めたそうだな、俺との再戦はいいけど腕のほうは落ちてはいないか」
ジョン「とりあえずお前とはしがらみ抜きでやりたくてな、俺もなまってはいられないぞ」

「やはり技の切れもよくなったか、俺もやっぱりうかうかしてはいられないな」


・藤堂竜白

リョウ「藤堂のおやっさんもどうやら親父との決着はまだのようだな、まず俺で腕試しか」
藤堂「わしも先にお主を仕合いタクマを超えたと思うてな、やはり油断は出来んわい」

「もう息切れかい、前より手応えあったんだ、あんたならもう少しがんばれるはずだぜ」


・ロバート=ガルシア(第7回戦)

リョウ「久しぶりに手合わせすることになったが、家の方はいいのか、ロバート」
ロバート「ああ、やっぱお前らのことが心配でなあ。ま、とりあえずは仕合しよか」

「相変わらず調子はいいな、これなら追い付かれそうだから俺も負けてはいられないな」


・タクマ=サカザキ(第8回戦)

タクマ「おお、来たかリョウよ。前よりも腕を上げたみたいだな」
リョウ「やはり親父が相手だから、前以上に本気でかからないとダメだな」
タクマ「うむ、これまでの修行の成果、見事わしにぶつけてみるがいい」
リョウ「押忍!」

「流石は親父だ、やはり腕は落ちちゃいないか、その意味で俺もまだまだ未熟者だ」


・Mr.BIG(第9回戦)

 勝ち残ったリョウの前に黒服の男が近付いてくる。
「優勝おめでとうございます」
リョウ「お前たちは、一体何の用だ」
「へへっ、今から面白いことが始まるんだよ。一緒についてきてもらうぜ」

 とあるビルの地下駐車場内、そこにBIGが待ち構えていた。
BIG「久しぶりだな、リョウ=サカザキ」
リョウ「BIGか、相変わらずの悪だくみか、今度は一体何をしようってんだ」
BIG「これ以上お前にうろつかれては俺の計画に支障をきたすのでな、少しの間おとなしくしてもらおうか」

アンコンプリート(条件未達成時・そのままゲーム終了)

倒れ伏すBIGの足元に立つリョウ。
「かくしてリョウ=サカザキは、Mr.BIGを倒し、最強武闘会・KING OF FIGHTERSを制した。
しかし、その裏には何か漠然とした何かを感じずにはいられなかった」
リョウ「まだ、終わりじゃないってことか、だが、俺たち極限流はいつでも挑戦を受けてやる」


第10回戦(対ギース)

・仕合前

 BIGを退けたリョウのもとに1台のリムジンが近付いてきた
「お待たせ致しました、リョウ=サカザキ様。コミッショナーがお待ちです。ご同行お願い致します」
リョウ「ようやく、黒幕さんのお出ましってところか」
 アップタウンのとあるビルの一室に連れられたリョウ。
「リョウ=サカザキ様をお連れ致しました」
ギース「貴様がタクマの息子か、お会いできて光栄だよ」
リョウ「お前は一体、何者だ」
ギース「わたしの名はギース=ハワード、この大会の主催者といえば分かりやすいだろう。
    確かにこの大会にBIGが介入したが、君がそれを退けた。全てはわたしの目論見どおりになったというわけだ。
    そこで最後の仕上げというわけで、ここまでご足労してもらったというわけだ」
リョウ「この俺を仲間に引き込もうとするのか、あいにくだが、BIGであれお前であれ

    手を貸すつもりはない、極限流はこの街を守るためのものだ」
ギース「ならば仕方がないな、お前にはここで消えてもらおうか」

・仕合後

ギース「まさか、これほどの力とはな、どうやらお前を甘く見すぎていた」
リョウ「たしかに、手ごわかった、だが、これでお前も・・・うっ、何だ!?
 いきなり、画面が暗転する。

「ギース様、こちらへ」
ギース「今回のところはわたしの負けだ。ここは潔く引き下がることにしよう」
リョウ「待て、どこへ行く」
ギース「いずれこの借りは返さねばならぬ。ひとまずはさらばだ」

 画面が再び移り、そこにはギースの姿は消えていた。
リョウ「こいつは、また大変なことになりそうだな」


エンディング

リョウ「優勝して賞金も手に入ったか、これで道場の運営も楽になるな」
ロバート「やったなリョウ、わいも友達として鼻が高いで」
リョウ「まあな、だが俺も修行が足りない、もっと精進しなきゃな」
ロバート「ところで、賞金の件やがな、今までの借金を差っ引いて、ほれ、15ドル」
リョウ「じゅ、15ドル、ロバート、お前なあ」
ロバート「金のことはしっかりせんとなあ、何か文句あるんか」
リョウ「当然だ、お前金持ちのくせにセコいまねするんじゃねえ」
ロバート「やかましい、セコいのはお前のほうや」
ユリ「まったく、仲がいいのか悪いのか・・・・・」

(スタッフロールへ)