サウスタウンの若き支配者
ギース=ハワード

龍虎2・ストーリーモード

ベースストーリー・オープニング

 サウスタウンの裏社会を牛耳る組織サウスタウン・ギャングの若手幹部。
極貧の少年時にイタリア系マフィアに拾われ、その明晰な頭脳で一躍幹部格に上り詰める。
やがてマフィアのドンの死去に伴いSTGに吸収合併される形で加入しそこでも頭角を現す。
先のユリ=サカザキ事件を機に自らの計画を実行に移さんとするのだが。


ロバート=ガルシア

ギース「ガルシアの御曹司か、たしかに金持ちの道楽では止まらなかったとみたが」
ロバート「まあな、わいも道楽程度じゃいられないのをあんたに分からせてやるわ」

「たしかに最強の虎の名は伊達ではなかったが、この程度ではやはり物足りないのだよ」


ユリ=サカザキ

ギース「ほう、あの時のお嬢さんか、やはりサカザキの血は争えなかったようだな」
ユリ「あなたもギャングの関係者、だったらあの時の借りを返してあげるから覚悟してね」

「これほどの実力とはやはり侮りがたいか、このまま倒すのは惜しいぐらいにな」


キング

ギース「奴をもうならせた蹴りの冴えというものか、その業を楽しむことにしようか」
キング「楽しみか、まあ非情さはともかく、他人を利用するような奴は気に入らないね」

「一片の情けを捨てきれぬものは勝利も得られぬものだ、だがこれで限界ではなかろう」


如月影二

ギース「ほう日本の忍者か、この場で日本の武術の片鱗も楽しませてくれるだろうな」
影二「拙者を単なる武芸家と侮ると怪我だけでは済まさぬ、お主こそ覚悟はできているか」

「これほどではなかろう貴様の忍術と武術は、しかし武の心得は堪能させてもらったぞ」


テムジン

ギース「かつては大陸を席巻したモンゴルの武術か、だがわたしを投げ伏せられるかな」
テムジン「あんたもギャングの人ならちょっくら懲らしめていいダスね、お覚悟ダス」

「他人のために命を懸けるか、そのために己を棄てるもまた愚か、わたしの敵ではない」


ジャック=ターナー

ギース「貴様、ただのチンピラではないな、しかし腕っ節のみでわたしに勝てるかな」
ジャック「ケッ、てめえも奴と同類なら、ことのついでにブチのめしてオサラバだぜ」

「この程度の腕っ節では暇つぶしにもならぬな、そのままはいつくばっているがいい」


李白龍

ギース「チャイナタウンの老師か、我が業を試すのにはひとまず適任といったところか」
リー「ひょー、儂をぬしの練習台にする気か、そうそう踏み台にされてたまるものかい」

「やすやす踏み台にされぬのは承知の上だ、わたしとて手加減をするつもりはないからな」


ミッキー=ロジャース

ギース「ボクシングもバカにはできぬか、しかし貴様の拳はわたしも興味がわいたぞ」
ミッキー「そうかい、ならあんたのその身で俺のパンチの恐ろしさを味わいなよ」

「貴様の拳は潰すには惜しいな、私のもとに来るならばいつでもかかってくるがいい」


ジョン=クローリー

ギース「軍隊の格闘技もひとまず興味があるな、実戦の闘いとやら見せてもらおうか」
ジョン「やれやれ、怖いもの知らずは面倒なことだ、とっとと倒して帰らせてもらう」

「我が武術も実戦の業だ、強いて言えばお前とは非情さが違うといったところだな」


藤堂竜白

ギース「日本の武術の原点といったところだが、はたしてこのギースのお眼鏡に適うかな」
藤堂「なんという覇気と邪気だ、しかしこの藤堂、ぬしに敗れるほどやわではないわ」

「執念のみでは貴様のすべてではなかろう、今一度その底力をわたしに見せてみるがいい」


リョウ=サカザキ(第7回戦)

ギース「貴様がタクマの息子か、父親を超えたるその実力、ぜひ見せてもらおうか」
リョウ「親父を超えたかどうかは分からないが、俺の拳ならいやというほど見せてやるぜ」

「未だ本気を出さぬと見たな、しかしいずれはわたしのためにその本気を出してもらうぞ」


タクマ=サカザキ(第8回戦)

ギース「久しぶりだなタクマよ、久しぶりにその不敗の拳を存分に振るってはみないか」
タクマ「いずれぬしらとも対しなければならぬところ、遠慮なく味わってみるがいい」

「確かにその拳は衰えてはいなかったな、いずれわたしのために力をふるってもらうぞ」


Mr.BIG(第9回戦)

ギース「いずれ来るとは思っていたよ、これ以上邪魔をするならば貴様とて容赦はせぬ」
BIG「それは俺とても同じことよ、今こそ目の上のタンコブを取り払う絶好の機会だぜ」

BIGとの勝利後、条件如何にかかわらずそのままギース戦に移行する。


ギース=ハワード(第10回戦)

・仕合前
ギース(プレイヤー)「なるほどな、組織の老いぼれもよほど俺が目障りらしいな」
ギース(CPU)「ひとまずはこういういことだ、やはり貴様はやりすぎたからな」

・仕合後
偽ギース「くっ、やはり本物は一味違うか」
ギース「もう少し楽しめると思ったが、やはりこの程度か」
「ギース様、下の方が騒がしくなってきました」
ギース「ふん、少しやりすぎたか。まあいい、ここらで潮時か」
画面が暗転する。
「何、ギースはどうした」
「こっちで影武者が斃れています」
「くそっ、なんとしても探し出せ」


エンディング

機内に佇むギース、そこに側近が近況を告げる。
「ギース様、間もなく日本の領空に入ります」
ギース「そうか、分かった。してサウスタウンの件はどうか」
「はっ、すべて計画通りに事は運んでおります、ただ・・・・・」
ギース「ただどうした、遠慮なく言ってみろ」
「はい、かねてからジェフ=ボガードという男がギース様の周りを嗅ぎまわっておりますが」
ギース「ほう、奴か、今は手を出す必要はない、わたしが戻ってくるまで監視の目は緩めるなよ」
「はっ、おおせのままに」
ギース「サウスタウンがこのわたしのものとなるのももはや時間の問題。
   日本でさらなる修行を積み最強の力を手に入れるこのわたしの邪魔は誰にもできぬ。
   極限流はもとよりサウスタウンの狼と謳われる貴様でもな」

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