誇り高き最強の虎
ロバート=ガルシア

龍虎1 ストーリーモード

ベースストーリー・オープニング
 イタリアの大企業、ガルシア財団の跡取り息子として、帝王学の一環として極限流空手を習い、今ではリョウと並ぶほどの実力と謳われる。
ある日、STGによるユリ誘拐事件を受け、リョウとともにサウスタウンに乗り込んでいくが、


STAGE1:KARUTA

・仕合前
藤堂「うむ、来おったな」
ロバート「おっちゃん、ユリちゃんの居所、教えてえな」
藤堂「うむ、ならばお前のその拳で聞くがいい」

・仕合後
負け「この程度なら話にならぬ。出直してくるのだな」
勝ち「娘の居場所はわしにも分からぬ。ブラックキャッツのジャックなら何かを知ってるはずだ」

・移動デモ
ロバート「待っといてや、ユリちゃん」


STAGE2:MAX BAR

・仕合前
ロバート「兄ちゃんがジャックやろ、ちょっくら聞きたいことあるけど」
ジャック「来やがったな、いい機会だ、ここらで決着をつけてやるぜ」

・仕合後
負け「いつでも来な、何度でもぶちのめしてやるぜ」
勝ち「畜生、俺らにもメンツがある、女子供にゃ手ぇ出さねえ、チャイナタウンのリー爺さんなら何か知ってるかもな」

・移動デモ
ロバート「まだ強い奴が出てきそうやな、しょうないから稽古しよか」


STAGE2後

とある一室、そこにユリがとらわれていた。
ユリ「きっとお兄ちゃんたちが助けに来る。いい気になっていられるのも今のうちよ」
 そんなユリに棒らしきものが突きつけられる。
「ふっふっふ、そいつはどうかな、端っからそれが目的なのだからな」
ユリ「どういうこと?」
「この街のいたる所に、俺の子飼いの格闘家たちがいる。奴らと戦ううちに体力を消耗し、乗り込んできたところをこの俺が倒すって寸法だ」
ユリ(何てこと、でも、お兄ちゃんたちなら、大丈夫、きっと・・・・・)


STAGE3:CHINA TOWN

・仕合前
リー「ひょひょひょ、ようやく来たようじゃな」
ロバート「じっちゃん、あんた何者や」
リー「かつてぬしの師タクマと手合わせしたことがあるリー=ガクスウ、儂はその愛弟子のリー=パイロンぢゃ」
ロバート「ガクスウ老師の、弟子やて?」
リー「タクマの弟子よ、ぬしが捜し求めている娘の居所が知りたくば儂と勝負せい!」

・仕合後
負け「ひょひょひょ、若いのにだらしがないのう」
勝ち「流石ぢゃのう、タクマの弟子よ、ユリの居所はラ・モールというレストランのバウンサー、キングとやらが知っておるぞ」

・移動デモ
ロバート「キングっつー名前やから、ごっつう強い奴かもなあ」


STAGE4:L’AMOR

・仕合前
キング「お待ちしておりました」
ロバート「なんか、クイーンなのにキングとはこれいかにやな」
キング「フン、あんたもただの金持ちのボンボンってわけじゃないだろう」

・仕合後
負け「これで終わりかい、案外だらしがないんだねえ」
勝ち「悔しいけど私の負けさ、ああ、確かにあんたの妹をさらったのは私らさ、詳しいことはダウンタウンのミッキーが知っているよ」

・移動デモ
ロバート「大丈夫やろか、ユリちゃん」


STAGE5:DOWN TOWN

・仕合前
ミッキー「とうとう来やがったか、どうやらキングの奴、しくじったな」
ロバート「そこの運び屋のあんちゃん、ちょっとツラ貸しいや」
ミッキー「ヘッ、この俺を倒せるかな、優男の兄ちゃんよ」

・仕合後

負け「二度とそのツラ見せんなよ」
勝ち「港のどこかにいるって聞いてる、空母で教官やってるジョンが居所を知ってる、悪いがそれしか言えねえ」

・移動デモ
ロバート「軍人さん相手なら武器使うやろな、ならわいもあれ使おか」


STAGE6:GUARDIAN

・仕合前
ジョン「ついにここまで来たか、どうやらこの稼業もここらで潮時か」
「さあこい、叩き潰してやる」

・仕合後

負け「ま、こんなもんだろう」
勝ち「工場跡にあいつがいる。直に聞き出すんだな」

・移動デモ
ロバート「いよいよ黒幕さんかい、こいつは腕が鳴るでえ」


STAGE6後

ユリがとらわれている一室の大きな扉が開く。
ユリ「あ、あなたは」
キング「出な、ここらで潮時だよ」
 ユリの縄を解くキング。
ユリ「でも、何で・・・・・?」
キング「わけはあと、とりあえずは港はずれの道場跡に行くんだね」
ユリ「あ、うん・・・・・」
 脱出するユリにキングは話しかける。
キング「・・・あ、それから、あんたも極限流習ってるなら半端じゃだめだ。どうせなら極めないとね」
ユリ「うん、その時にまた手合わせしてくれるかな」
キング「ああ、いつでもおいで」


STAGE7:FACTORY

・仕合前
BIG「ほう、誰かと思えばガルシア財団の御曹子どのか」
ロバート「あんたがBIGさんかい、ユリちゃんはどこにいるんや?」
BIG「さあな、今ごろ天国の階段を上り始めてるんじゃないのか」
ロバート「何やって、でたらめぬかすな!」
BIG「いずれにしてもお前も終わりだ。さあ、来るがいい」

・仕合後

負け「勝負あったな、ここで一生眠ってろ」

勝ち:
 倒れ付すBIG、忌々しげにロバートを見上げる。
BIG「クッ、まさかお前みたいなボンボンに敗れるとは」
ロバート「さあ教えてもらおか、ユリちゃんは、どこにいるんや!?
BIG「ここには、いない」
 と、そばに吊るしてあるチェーンに手をかける。
ロバート「何やと!?
 つかまったチェーンに吊り上げられて脱出するBIG。
BIG「港はずれの道場跡に行くんだな、そこにお前が一番会いたがっている奴がいる」
リョウ「逃げられたか、しゃあない、こうなったらどうにでもなれや」


FINAL STAGE:KARATE GYM

・仕合前
Mr.カラテ「来たか・・・・・」
ロバート「何やあんた、天狗の面かぶって笑わせよんなあ」
Mr.カラテ「ロバートよ、お前のすべての力をこめてかかってこい!」

・仕合後・エンディング
負け「どうした、お前の力はそんなものではないはずだぞ」

勝ち:
ロバート「何とか勝ったわ。せやけど、この技は、まさか」
Mr.カラテ「・・・見事だ、さあ、渾身の力をこめた最後の一撃を叩き込むがいい」
そんな時、ユリが駆けつけてきた
ユリ「やめて、ロバートさん!」
ロバート「ユリちゃん、無事だったか」
リョウ「だが、何でここに」
ユリ「(息を切らせながら)うん、あたしは、大丈夫。そ、その人は、その人は、あたしたちの・・・・・」
天狗の面を外し正体を明かすタクマ。
タクマ「もういい、ユリ」
ロバート「やはり師匠かいな、せやけど、何で師匠はBIGの奴なんかと」
リョウ「おい、ロバート」
タクマ「うむ、ここまでのいきさつを含めてすべてを話そう。
    わしは母さんを死に追いやった者たちを探すべくサウスタウンへと乗り込んでいった。その手がかりをつかんでいくうちに
    事件の黒幕があのSTG幹部の一人だったことが分かった。だが、それに立ち向かうにしても組織はあまりに強大だった。
    そこでわしは素性を隠し酒場の用心棒などをつとめつつ、機をうかがってきた。
    そのうちに若手幹部の一人がわしに近づき自らの配下に加えようとした。もちろん、わしはそれを断った。
    だがそのうちに奴と敵対したBIGによって・・・・・」

リョウ「そのBIGが、ユリをさらって、親父を脅迫したってことか」
ロバート「わいらに対する切り札ってことかいな、ほんま汚いやっちゃ。ま、ユリちゃんも無事、師匠も無事、まずはめでたしってことやな」
リョウ「うん、しかしだな、ロバート」
ロバート「大丈夫や、また奴らが手え出すんならまたやっつけりゃいいわ。お前とわいがいれば怖いものないで」
タクマ「頼もしいものだな、だが、修行を怠ってはならぬぞ、ロバート」
ロバート「分かってまんがな、今後ともよろしゅうに」

 こうして、リョウとロバートはユリを無事救出し、Mr.BIGの野望を食いとめることが出来た。しかし・・・・・、

 ビルのオフィス内、高級なデスクを背に窓の方を向いて座している長髪の男の後姿。
「BIGの奴、しくじったな。まあ、それでこそ好都合だが。それにしても、極限流、リョウとロバートか、なかなかに興味深いものだ・・・・・」

TO BE CONTINUED
ART OF FIGHTING 2