実直のテコンダー
キム・ジェイフン

データ

名前:キム・ジェイフン

声:浅川博貴

誕生日:12月29日 年齢:19歳

格闘スタイル:キム譲りのテコンドー

身長:177㎝ 体重:72㎏

国籍:韓国

職業:学生

血液型:A型

趣味:修行と勉強

大切なもの:家族

苦手なもの:とても甘いお菓子

好きな食べ物:思いっきり辛いチゲ

好きな音楽:テクノ

好きなもの:ウサギやテンなどの小動物

嫌いなもの:悪人、というよりも不真面目な人

得意スポーツ:マット運動

特技:円周率を30ケタ以上暗記している。

ご存じ正義のテコンドー使いキム・カッファンの次男で、彼自身も幼いころからテコンドーの修行を積んでいる。
またテコンドーの業のみならず。父の真面目さを継いでいて努力と向上心は人一番強い。
その一方でどうも修行を怠りがちな兄ドンファンのことは常に気になってはいる。

今回は日頃の修行の成果を見るために久々行われる格闘大会のためサウスタウンに乗り込むのだった。

「見ていてください、父さん、世界中にテコンドーの素晴らしさを再び証明していきます」

しかし当然ながらもこの大会では裏面に蠢く多くの陰謀に巻き込まれるのは言うまでもない。

技設定

・特殊技

ネリチャギ(6+G):ほぼ垂直に蹴り上げてからかかとを落とす。

昇脚砲(バックダッシュ中にE、F):バックダッシュから止まりざまにそのままハイキックを放つ。

・投げ技

体落とし(相手の近くで前後+B、C):相手と組みそのまま投げ落とす。

首極め(相手の近くで前後+F、G):相手の頭を両足で挟み込みそのまま倒す。

・必殺技

飛燕斬(2にためて8+キック):飛び上がりつつ炎をまとったハイキックを放つ。強の場合はさらにかかと落としで蹴り落とす。

半月斬(214+キック):低い姿勢で前転し炎をまとった脚を落とす。

飛翔脚(空中で214+キック):空中で急降下し、何度か踏みつけるように蹴る。

転龍(飛翔脚中E):飛翔脚のフィニッシュとして後ろに飛んでからおもむろに前蹴りを繰り出す。

炎龍(飛翔脚中F):飛翔脚のフィニッシュとして炎をまとった中段蹴りを放つ。

地龍(飛翔脚中G):飛翔脚のフィニッシュとして滑り込んで蹴りつける。

流星落(4にためて6+キック):足払いから軽く飛び上がってのネリチャギを放つ。

灼火脚(236+パンチ:踏み込みつつ何度かの蹴りを放つ。

ハイアングルネリチャギ(T.O.P攻撃):斜め後ろからの勢い良いネリチャギを放つ。

・超必殺技

鳳凰飛天脚(236236+キック):ハイキックから何度か飛燕斬でたたみかける。

鳳凰天舞脚(空中で214214+キック):空中から急降下し、何度か軽く宙返りしつつ蹴りつける。

・潜在能力

鳳凰脚(2141236+G・空中可):突進してキック系の乱舞を繰り出し、最後は飛燕斬でフィニッシュ。

ストーリー

・対戦メッセージ集
(うちわけは対戦キャラの登場メッセージ、改頁で自キャラの勝利メッセージ)

ロック:あんたがキムの息子か、親父を尊敬しているんだな、俺とは大違いだ。
:大丈夫ですよ、君なら悪の心には屈しない、もっと自分を信じましょう。

テリー:親父さん譲りのいい目をしてるな、だけどお前の力そんなもんじゃないだろ。
:これほどのパワフルさだなんて、父さんから聞いた以上の精進ですね。

ドンファン(ストーリー参照)
:やっぱり練習を重ねなきゃだめだよ、わかったね兄貴、それじゃもう一本始めよう。

ジェイフン:これももう一人の僕ってことか、だったらシャドーマッチができるかな。
:改めて自分を見つめ直せていい修行だったよ、君ももう少し修行を積みなよ。

ほたる:こういった真面目な武道家さんだったら、女の子にも容赦ないかな。
:少し優しく仕合ったつもりでしたが、案外君もできる人でしたね。

牙刀:こんな程度で真の武道家気取りか、格闘技は所詮倒すための業よ。
:鋭すぎる刃は自分自身をも傷つけます、ぜひ心に致して下さい。

ジェニー:真面目な人ってちょっと苦手なのよねん、でもちょっとは手加減してよね。
:手荒にした覚えはありませんが、女性つつましく、いつの時代にも変わらぬ美徳です。

マルコ:これがテコンドーとな、我が極限流空手の誇りのため、仕合わねばならぬかな。
:いずれの流派でも勝負を通じて分かり合える、これが格闘家としての喜びですね。

フリーマン:この世の生なんて所詮はかりそめさ、君も小さいことにこだわるのかい。
:僕だって武道家の端くれです、世を騒がせる悪人は僕の蹴りでお仕置きだ。

北斗丸:おいらもテコンドーの心得はできてるよ、ジェイの兄ちゃんの業はどうかな。
:多彩な攻めだって切り抜けられる、テコンドーだってやればできるんだよ。

グリフォン:ユーも正義のために闘うのか、そんな若者とは手合わせがしたいな。
:やはりカムバックしたかいがありましたね、これからも子供のために頑張って下さい。

ケビン:テコンドーもいい感じだな、一度お前の業、ここで見てみたいぜ。
:ここはお互い鍛えられましたね、次はお互いの正義の心も磨きあいましょう。

香緋:なるほどまずはお手合わせね、その後でいいからちょっと付き合いなさいよ。
:いろいろお仕事が大変なのは分かりますが、やはり修行もお忘れなく。

ビリー:お前がキムの息子か、何から何までオヤジ譲りってのは気に入らねえな。
:今度はこの僕があなたの目を覚まさせてあげましょう、さあ、もうひと仕合。

崇雷:正義はともかくお前の力、親父を超えられるかは、ひとつ試してみようか。
:力ない正義は無力、少なくともあなたの強さに敵う正義にしなければいけませんね。

桃色頭巾:たしかにお父様の業に至ったわね、お手並み拝見っていきましょうか。
:やはり少しは業に心を奪われました、こういうところも僕も未熟ですね。

レイラ:キムさんの息子さんですね、修行気分ながらですが私と仕合ってくれるかな。
:レイラちゃんも結構強かったんですね。僕も君を見習ってさらに修行しなくちゃ。

ラン:蹴りに関しては一目置けよね、あたしもお母さん譲りの蹴りにかけてでいいかな。
:蹴りだけでなく拳も申し分ないです、君はご両親のお力を受け継いでいるのですね。

チャバット:俺のムエタイもあんたのテコンドーに敵うか、ここは勝負っスね。
:まだ押されるところがありますから、次はその蹴りをしっかり受けねばいけませんね。

ジュニア:キックといえばテコンドーか、しかし俺のキックも負けられねえな。
:なかなかの実力です、お父さんを超えられるのはそう遠いことではないでしょう。

チャン(ストーリー参照)
:今でも父さんたちがうまくいっているようだから、君も正義の武道を目指すべきだよ。

ベラミス:テコンドーといえばキム一門かい、あんたの正義があたしに敵うか、勝負だよ。
:人を傷つけるみのが格闘技ではありません、あなたもそれを理解しているはずですよ。

アムリタ:武道とは正義のためにありですか、しかしそれ以上力の理もまた武道ですよ。
:なんともふしだらな、こんな格好での武道なんて不謹慎です、恥じらいを知って下さい。

ヒルダ:父上様をも唸らせたテコンドー、見事私も受け止めてみせましょう。
:かなりの精進が見受けられます、業に溺れないならば君も真の格闘家ですね。

ジーク:貴公がキムの息子か、その実力、クラウザーの息子たる俺に見せてもらおうか。
:力の理は理解していますが、力が全てではありません、正義が力となりうるのです。

グラント(ストーリー参照)
:いかなる力にも屈しないのが武道、故に凶猛なだけのあなたの拳にも屈しません。

カイン(ストーリー参照)
:暴力で世の中を変えようだなんて、思い上がりもはなはだしいですよ。


ストーリーチャート

第4回戦:対チャン

・仕合前
ジェイフン「ああヤンジャ、君も勝ち残ったのか」
チャン「おおっ、ジェイっちゃね、ここらでおまんをやっつけるいい機会っちゃ」
ジェイフン「まあ勝負といえばやぶさかじゃないけどね、僕も全力でいくよ」
チャン「おお、うちもアボジ(お父ちゃん)の鉄球に全力を込めんきゃいけんちゃ」

・仕合後
ジェイフン「ふう、さすがはヤンジャだよ、やっぱり足に響いたな」
チャン「うー、こんな程度で倒れるとはうちも修行が足りんちゃ。もっと、格闘家の誇りを高めんといけんちゃ」
ジェイフン「格闘家の誇りか、やはり君も正義の心が強いってことだね」
チャン「うーん、そういうとこがキムそっくりやけど、ともかく次は負けんちゃよ」


第8回戦:対ドンファン

・仕合前
ジェイフン「やっぱり兄貴が残ったんだね、僕らで準決勝に臨めるなんて夢みたいだよ」
ドンファン「ま、この俺様にとっちゃあレベルが低い大会なんだけどな」
ジェイフン「もう、どうして兄貴はこう調子に乗っちゃうんだ、それなら努力の素晴らしさ、見せてあげるよ」

・仕合後
ジェイフン「どうだい兄貴、サボってばっかりだから、いざという時実力も出せないんだよ」
ドンファン「うーん、ジェイ相手に本気出すまでもなかったんだがよ、まさかお前がここまで成長したとはなあ」
ジェイフン「だから僕も努力したから成長したんだよ、それに今の言葉、父さんが聞いたらどうなるか」
ドンファン「え、親父、分かったよジェイ、明日から真面目にやるから」
ジェイフン「明日から、じゃなくて今からでしょ、それに言っとくけど、三日坊主もダメだよ、分かったね、兄貴」


第9回戦:対グラント

・仕合前
ジェイフン「決勝の会場がこんな洞窟だなんて。これもやはり何かがあるな」
「なるほど、テコンドーの業の多彩さは認めるところだが、この程度ではスポーツの域すら出ない児戯、俺の敵ではないわ」
ジェイフン「たしかに僕の業は未熟、しかしテコンドーの名誉を貶める言は取り消して頂きたい」
グラント「ならばこの俺の業を、見事討ち破ってみるがいい。
     我が名はグラント、力の殉教者なり。貴殿のその力、存分に披露されませいっ!」

・仕合後
グラント「これほどの力だとは、俺もしてやられたわ」
ジェイフン「たしかにあなたの業は強大でした。僕も改めて鍛えられました」
グラント「鍛えられた、か、俺もお前のような時が、いや、今はとやかく言うまい。
     なればこそ、この先の運命も乗り越えてみるがいい。ひとまずはさらばだ」
 グラント、去っていく。


最終戦:対カイン

・仕合前
「グラントが敗れるとは、奴の力は本物、ということか、それとも・・・・・」
ジェイフン「あなたが、この大会の主催者ですね。一体、何を企んでいるのですか」
カイン「ようこそ、キム・ジェイフン君、わたしはカイン=ライオット=ハインライン。
    君たち兄弟のお父上、カッファン氏とも対したギース=ハワードに成り代わり、この街に暗黒をもたらす者だ」
ジェイフン「ギース=ハワード、やはりロック君の・・・・・。しかし暗黒をもたらすとは、やはり穏やかではないですね」
カイン「君はこうは思わないかね、“生”とは日々闘いの中で勝ち取るもの。惰性をむさぼる輩に今日を生きる資格はない、と」
ジェイフン「つまりは、あなたも力でこの世を支配しようということですか。世を騒がせる悪は。このキム・ジェイフンが許しません!」
カイン「どうやら気付きたくはないようだ、本当の真実というものに。よかろう、このわたしの拳で、真実を見つめさせてあげよう」

・仕合後
カイン「まさかわたしが敗れたのか、本当にキムを超えたのか、それとも・・・・・」
ジェイフン「僕はまた父さんを超えたとは思っていない、けれどあなたの間違った力に負けなかった、ただそれだけだよ」
カイン「ふっ、まっすぐだな、まさにバカ正直なくらいに。しかし若さは時には人を盲目にする。
    君が正しいと信じていること、それが本当の真実というものなのか・・・・・」

ジェイフン「それは、どういうことなのですか」
 屋敷が崩れていく
カイン「忘れるなよ、真実は捻じ曲げられるものだと、それではまた会おう、ジェイフン君」
ジェイフン「くっ、僕も、逃げなきゃ」


エンディング

 崩れた屋敷跡を眺めつつ、荒野にたたずむジェイフン。そこにドンファンが駆けつけてくる。
ドンファン「おーい、大丈夫か、ジェイ」
ジェイフン「うん、なんとかね、ほんと、危なかったよ」
 ジェイフン、今までのいきさつを語る。
ドンファン「なるほどな、なーにが本当の真実だよ、ああいう奴ほど変な趣味を持つようになるんだよな。さてこれからどうしようかな。
     そういや香緋の姉ちゃんが呼んでたな、って。おい、聞いてるか、ジェイ」

 ジェイフン、ひとまず物思いにふける。
ジェイフン(・・・あの人が言っていたこと、そして父さんから教わった武と正義の路、僕は自分の判断に自信が持てるのか・・・・・)
ドンファン「おい、ジェイ!」
ジェイフン「あ、どうしたの、兄貴」
ドンファン「まったく、自分の世界に入っている奴はいいご身分だねえ」
ジェイフン「あ、ごめん、今のことで考え事してたんだ」
ドンファン「ほんと、助けがいのない奴だなあ」
ジェイフン「ごめんってば兄貴、ここは謝るからさあ」
ドンファン「まあとにかく、姉ちゃんのところに行こうぜ、夕食おごってくれるってさ」
 この場を離れるドンファンとともに、ジェイフンも後を追いつつ、ふと空を見上げる。
ジェイフン(・・・そうさ、真実はいつも一つ、分かっているよ、父さん・・・・・)

(スタッフロールへ)