非情の拳鬼
牙刀

データ

名前:牙刀(本名不明)

声:石井康嗣

格闘スタイル:中国拳法・剛系(八極拳、真意六合拳など)

誕生日:5月26日(26歳)

身長:180㎝ 体重82㎏

国籍:おそらく日本だと思われるが詳細は不明

職業:さすらいの武道家

趣味:書道

大切なもの:母の形見の首飾り

苦手なもの:気配り

好きな食べ物:トムヤンクン

好きな音楽:ホーミー

好きなもの:豪快なものなら何でも

嫌いなもの:自分を卑下する者

得意スポーツ:水泳

特技:素潜り(最高10分間)

アジアや全米を中心に名だたる格闘家を倒して回り、今まで名を挙げてきたさすらいの武道家。
何事においても絶対の自信家であり、いかなるものでも物怖じしない。

彼の目的はかつて自らの拳の大成のため母を死に追いやり家族を崩壊させた父親を倒すため、究極の拳法の奥義を編み出さんとしているとか。

「我が拳は牙、我が業は刀、そして我が名は牙刀。今ここに修羅道に入らん」

そして今、伝説の格闘家と、セカンドサウスを支配する闇の格闘家のうわさを聞きつけ、この格闘大会に足を踏み入れたのだが。

技設定

・特殊技

砕顎(6+A):踏み込んで拳を振り下ろす。

無乱蹴(6+E):軽く飛び蹴りを放つ。

落花蹴(空中で4+E):後ろに蹴りを放つ。飛び越えざまに繰り出せば有利か。

・投げ技

大遠心(相手の近くで前後+B、C):おもむろに片手で投げ飛ばす。

断絶腿(相手の近くで前後+F、G・あるいは空中で下要素+F、G):相手を片足に引っかけ、そのまま投げ落とす。

・必殺技

震牙(236+パンチ):踏み込んで正拳を放つ。

突牙(震牙中に66+パンチ):震牙を当てた後さらに拳を放つ。

風牙(214+キック):おもむろに軽く飛び上がる。そこからいろいろな派生技を繰り出すことができる

孔牙(風牙中にA):地面に気を放つ。

旋牙(風牙中にB):上段に回し蹴りを放つ。

弓牙(風牙中にC):斜め下に蹴りを放つ中段技。

滑牙(風牙中にキック):着地時に滑り込むことができる。

瞬牙(風牙中に66):空中から前方にダッシュできる。その時点でも攻撃を繰り出すことができるのが強み。

裏瞬牙(風牙中に44):空中から後方にダッシュできる。その時点でも攻撃が繰り出せる。

応牙(風牙中にE):空中で身構えた後、相手の攻撃を受け止め肩から体当たりをする。

無牙(風牙中に下要素+パンチ):相手の首をつかみそのまま投げ飛ばす。

朧牙(風牙中にD):斜め下に飛び込んだかと思えばそのまま後ろにさがるフェイント技。

吼牙(T.O.P攻撃):踏み込んで大きめの気を放つ。

・超必殺技

零牙(236236パンチ):踏み込んで拳を放ち、相手がひるんだ隙に肩に乗り両足で首をきめる。

龍牙(236236+キック)
:ほぼ垂直に気合いのこもった飛び蹴りを放つ。攻撃範囲広くないが連続技につなげられるのが強みか。

・潜在能力

天龍烈牙(623+AB・連続3回):単発では攻撃力はそこそこだが、すべて決まれば強力な連続技となる。

ストーリー

対戦メッセージ集

ロック:あんたも目に付くものすべて叩くふしだな、そういうのは気に入らないな。
:下らん感情なんぞ捨ててしまえ、貴様とて死闘は望むところではないか。

テリー:お前も殺気と敵意で闘うのか、こういうやつはやはり闘いにくいんだよな。
:どうした、もっと本気を出してみろ、実力なき強者など俺は認めんぞ。

ドンファン:ひえー怖えツラ、怒った親父顔負けだな、とっととやっつけてオサラバさ。
:天狗になるほどの実力か、へし折る鼻もないくせにいきがるな。

ジェイフン:あなたもやはり倒すための武術を使っています、見逃すわけにはいきません。
:どうだ、負け犬と呼ばれる気分は、これが俺とお前の実力の差だ。

ほたる(ストーリー参照)
:これ以上はお前が出る幕ではない、今すく帰れ。

牙刀:貴様は一体なんだというのだ、この俺を怒らせる理由がどこにあるというのだ。
:これが俺の迷いだというのか、そんなことはない、あの時から心に決めたはずだ。

ジェニー:仕合前から結構とげとげしいのね、もっと肩の力を抜きなさいね。
:恥ずかしい女め、お前のお遊びにいつまでも付き合うわけにはいかん。

マルコ:我が極限流も中国拳法の流れを組んどるよ、チミの拳はどんな流れかね。
:我が拳は我流、ゆえに見きれぬ、型にはまった極限流など敵ではない。

フリーマン:そうか、キミも僕と同じなんだね、一緒に気持ちのいい仕合をしよう。
:どうだ、いい気持ちだろうが、後は天にでもどこでも上っていくがいい。

北斗丸:中国拳法かあ、兄ちゃんもおいらの忍術に追いつけるかな。
:笑わせるのは顔だけにしろ、お前ごとき子供のお遊びにもならぬ。

グリフォン:やはりユーも中国拳法を、失われた名誉のため闘わねばならんな。
:失うのを恐れるならしゃしゃり出てくるな、闘いは貴様ごとき見せ物ではない。

ケビン:お前も殺気がギラついているな、まさか貴様、あの事件の犯人だな。
:貴様もただの警官ではないが、俺の闘技も実戦ということに気付かなかったようだ。

香緋:やっぱりあんたね、あの時の事件のこと、残らず教えてもらうわよ。
:これ以上関わろうとするのならば、たとえお前でも容赦はせんぞ。

ビリー:てめえ、結構とがってるじゃねえか、そういうやつは俺も気に入ってるぜ。
:牙の折れたノラ犬には用はない、その棒ごとへし折ってやったわ。

崇雷(ストーリー参照)
:この程度が貴様の帝王拳なのか、たかだか亡霊の力での強さなど俺は認めんぞ。

桃色頭巾:結構粋がっているように見えるけど、とにかくかかっていらっしゃいボウヤ。
:こ、これで色仕掛けのつもりか、き、貴様、この俺を愚弄するのか。

レイラ:なんだろう、お兄さんの心も暗い、そんな強さなんて本当の強さじゃないよ。
:少しはやるようだが所詮は小娘、お遊びで来たのなら今のうちにこの場を去れ。

ラン:お兄さんも拳法家みたいだね、どうもとげとげしくてイヤな気がするんだよね。
:仕合って強くなれると思い上がるな、闘いで得られるは勝利か死かを思い知れ。

チャバット:あんたも中国拳法、にしては敵意丸出しっスね、ひとまず手合わせっス。
:立ち技最強のムエタイもこの程度か、所詮貴様では嵐が起こせなかったようだな。

ジュニア:クンフーといえば姐ちゃんとどっこいだな、ここは本気出していいかい。
:いかに力を誇ろうが、己の弱さを捨てられぬような奴に、この俺が負けるわけがない。

チャン:うちも力のみってわけじゃないっちゃ、おまんのクンフー、受け止めるちゃ。
:我が拳に砕けぬものなど存在せぬ、次はお前ごとブチ砕いてくれよう。

ベラミス:あんたの敵意のみで闘っているのかい、本能のみじゃ牛と変わらないよ。
:どうだ俺の殺気は、ただの牛とは大違いだろう、これこそ俺の真の武器だ。

アムリタ:あなたまでも来られたならば、我らのために動けるかはかってみせましょう。
:知ったような口を聞くものだな貴様、よもやこの闘いの裏までも知っているというのか。

ヒルダ:その拳の運びはまさに実戦、なればこのヒルダが挑む価値ありですわね。
:粋がるのみで所詮は小娘の道楽か、鼻っ柱をおられぬだけありがたく思え。

ジーク:貴公もまた虎狼の拳ということか、そうでなくては俺も闘いがいがないな。
:何がシュトロハイムの闘技か、全てに恵まれた貴様などに負けるわけにはいかぬ。

グラント(ストーリー参照)
:貴様がそんなざまでどうする、手負いとはいえこの俺に手心を加えるのか。

カイン(ストーリー参照)
:所詮は裏街の実力者程度か、この俺を失望させる権利が貴様のどこにあるというのか。


ストーリーチャート

第4回戦:対ほたる

・仕合前
牙刀「何、お前は・・・・
!?
ほたる「ああ・・・お兄ちゃん、こんなところで会えるなんて、間違いない、会いたかったんだよ」
牙刀「・・・いや、俺はお前など知らぬ・・・・・」
ほたる「・・・うそ、この子は私以上になついているのよ。ねえどうしてあの時家を出ていったの、
    お母さんが死んだ後、あの時何があったっていうの」
牙刀「・・・くどい、もはや下らぬお話はここまでだ」

・仕合後
牙刀「ここから先は修羅の路だ、人の生きて入る場所ではない、今すぐ帰れ」
 牙刀、去っていく。その後ゆっくりとほたるが起き上がる。
ほたる「やっぱり、手加減をしてくれた、でも、お兄ちゃん、どうして・・・・・」
 そこに一人の男が近づいてきた。
ほたる「あれ、あなたは・・・・・」
崇雷「そうだな、香緋の友達といったところだ。ひとまずは俺に任せるがいいさ。たしかにあの男の拳も獣の牙か」


第8回戦:対崇雷

・仕合前
牙刀「何者だ、貴様」
崇雷「そうだな、秘伝書の事件の関係者といえば、お前にも分かるか」
牙刀「秘伝書、まさか貴様が伝説の帝王拳とやらか。面白い、ここで真の龍の力とやら、ここで見せてもらおう」
崇雷「望み通りここで見せるのも吝かではないが、仮に俺を倒して、ただの満足感に浸るのみでは、拳士としての貴様もたかが知れているな」

・仕合後
牙刀「貴様、何故本気でかかってこぬ、伝説の拳とはこんなものなのか、否、この俺に対し手心など望むものか!」
崇雷「・・・まるで、ガキだった昔の俺の、いやさそれ以下の醜態だな」
牙刀「なんだ!?
崇雷「どれほどのものだと思えば興が醒めた、しかしこれからの貴様がどこまでいけるかも興味があるが、ともかくせいぜいあがいてみるのだな」
 崇雷、ひとまず姿を消す。
牙刀「・・・・・!」


第9回戦:対グラント

・仕合前
牙刀「この闇を覆う闘気、なるほど、ようやくたどり着けたか」
「この俺の気を読み取るとは、ここまで勝ち抜けるのもうなづけるということか」

牙刀「そうだ、ここで貴様を討ち倒し、さらなる力としてくれる」
「己が拳の糧か、なかなかの大言だな、それも面白い。我が名はグラント、力の殉教者なり、その蛮勇なる拳、存分に披露されませいっ!」

・仕合後
グラント「何と、俺の拳はすでに修羅を越えたはずなのに、貴様は、まさか・・・・・?」
牙刀「下らぬ余興はもう終わりか、ならば、一思いに・・・・・」
牙刀、グラントに止めを刺そうとするも、アムリタに阻まれる。
アムリタ「そこまで」
牙刀「・・・ッ、貴様、何故邪魔をする」
グラント「アムリタ、余計な真似を・・・・・」
アムリタ「今はあなたを失うわけには参りません、来るべき時のために・・・・・」
グラント「・・・すまぬ・・・・・」
グラント、アムリタとともに姿を消す。
アムリタ「さあ、お行きなさい、あなた自身の真実のために」
牙刀「・・・・・」


最終戦:対カイン

「グラントが敗れるとはな、彼の拳もまた本物、ということか、いや、もしかしたらな・・・・・」
牙刀「貴様がカインとやらか、一体何を企んでいるというのだ」
カイン「ふっ、企む、か。これは来るべき刻に備えての正当なる行為なのだよ」
牙刀「自分で正当とのたまうとは、笑わせるではないか」
カイン「では、君は何も感じないのか、何も目的を持たずに日々を無価値に生きる今の社会。
    人が“生きる”とはもっと創造的であるべきじゃないかね。私はこの街を完全に独立化させて、力で力を統べる街を創造するのだ」

牙刀「下らんな、気に入らぬものがあればぶち倒す。ただ、それだけのことではないか」
カイン「ふふ、その威勢の良さ、わたしは気に入っているがね。ならばその生き方、今一度このわたしにも見せてくれたまえ」

・仕合後
カイン「このわたしが敗れるとはな・・・・・」
牙刀「貴様ごとき細腕でこの俺に勝とうなど片腹痛いわ」
カイン「たしかにこの勝負、君の勝ちだ。どうやらわたしもここまでか、ならば生き恥をさらすつもりはない・・・・・」
牙刀「そうか、よい覚悟だ・・・・・」
牙刀、再び構え直し、とどめを刺そうとする。
「・・・そうは、させぬ・・・・・!」
 突然、何者かの一閃を受け、顔をおさえうずくまる牙刀。

牙刀「・・・くっ、目が・・・・!?
「相変わらずの優しい拳よ。今こ奴を討たせるわけにいかぬな」
牙刀「こ、この声は、まさか・・・・・」
カイン「まさか、何故あなたが・・・・・」
「言ったはずだ、今お前を失うわけにはいかぬ。我らの望みのためにな・・・・・」
 そこにほたるが現れる。
ほたる「・・・ああ、お兄ちゃん、いったいどうしたの」
 そこにその男が立ちはだかる。
「久し振りだな、ほたる。少しは強くなったが、今はお前の出る幕ではない」
ほたる「え、まさか、お父さん・・・・・」
牙刀「やめろ、ほたるに手を出すな、親父・・・・・!」
「ふふ、せいぜい強くなることだ、さらばだ・・・・・」
 その男、床に拳を叩きつけ、屋敷が崩れていく」
牙刀「ま、待て、親父・・・・・」
ほたる「待って、お父さん・・・きゃあ!」
 カインたちは去っていき、崩れる屋敷は二人を飲み込んでいく。


エンディング

 崩れた屋敷跡、がれきの山から牙刀が這い出て、そのままよろよろと歩んでいく。
牙刀「・・・何とか、抜け出せたか、くっ、まだ目が・・・たしかに俺も未だ甘いところがあったようだ。
   しかし、それもこれまで。俺は、さらなる修羅の路を歩むことにしよう。
   そうだ、あの時から、俺の、光を、奪ったこと、いずれは、後悔、させて、やる・・・・・」

 倒れ伏す牙刀、倒れた先には一人の女が立っていた。
「・・・男って、ほんと、バカなんだから・・・・・」

(スタッフロールへ)