ブラックジャック
ここでの記事では2004年ごろに放映されたアニメ・ブラックジャックを参考に
アニメ未放映分のエピソードをまあ手前勝手ながらアレンジしてストーリーを予想しようという企画です。
そもそも当作品は手塚治虫先生の実子、眞氏が監督を務めたことでも有名で、父親の治虫先生の死生観に
意見を加えてアレンジを(それでいてほぼ原作のテイストをなるべく崩さないで)行った作品として作られました。
そこで編者としても、その点に思いをいたし、アニメ未発表作品を中心にアレンジ予想をお送りしたいと思います。
なお、当記事は一個人の創作で、実際の手塚先生の作品と、それに伴うアニメ作品とは
一応関係はございませんのでその点をご了承ください。
灰色の館の兄妹(原題:灰色の館) |
ある日、BJはとある深窓の館に招かれて、とある女性に兄の治療を行うように依頼される。BJは地下室に監禁された男―火傷で顔面が変形して数年がたった―を訝りながらも手術をする。 その時、兄が手に松明を持って部屋に入ってきた、妹に復讐をするためである。 |
悪魔の軍人(原題:魔王大尉・キャプテン・サタン) |
ある日、BJ邸に一人の軍人が運び込まれた。名はケネス大尉。かつて東南アジアのグチャン村の虐殺に関与した男である。そんな彼が先日暗殺事件に巻き込まれ、頭部に銃弾を受けBJに摘出手術を秘密裏に行うよう依頼した。 後日輸送機で本国に搬送される途中、ケネスの脳裏にグチャン村の惨状が浮かび錯乱する、そんな彼の中に一筋の光明が差し込む。そこに歩み寄ろうとするケネス。 次の日、BJ邸にケネスの自殺が伝えられた。その翌日、ことの詳細を知った村の子供たちは故郷へと帰っていく。 |
いのちの叫び(原題:その子を殺すな) |
ある日来日した一人のアフリカ人、彼の名はハリ・アドラ。人の身体に手を入り込ませて病気の部分のみを取り除く、いわゆる心霊医師だった。 |
国境の狼女(原題:オオカミ少女) |
ある日、BJは中央ヨーロッパの某国にて依頼を済ませて帰国の途につこうとしたとき、突然警備兵に止められる。手術にあたった依頼人が亡命したことでBJに亡命ほう助の疑いがかけられたのだ。 気がつけば峠の一軒家、そこの少女に助けられたのだ。しかしその少女は幼いころの事故で顎が砕け、その異様な顔立ちから狼女と蔑まれて以来人目を避けて暮らしていたのだ。 後に帰国したBJのもとにあの少女から手紙が送られた。彼女はあの国の政情を改善すべく奔走するメッチャ氏のもとで元気でやっているということだ。 |
不良生徒と教師(原題:話し合い) |
ある日、BJはピノコを伴っていつもの喫茶店を訪れる。そこで和戸からある熱血教師のうわさを耳にする。その教師の特徴からあることを思い出しその高校を訪れることにする。 後日、いつもの店に教師が訪れ、先に訪れたBJとともにあの〆沢の近況を送られてきた手紙にて語る。 しかしBJにはもはや代金などどうでもよく、その教師との再会を改めて確かめ合い、コーヒーを傾け合うのだった。 |
誠意の行方(原題:タイムアウト) |
ある日、BJがピノコとの買い物を済ませ家路につこうとしたとき、交通渋滞に巻き込まれてしまう。そんな中、鉄骨を満載した大型トラックのワイヤーが切れ,近くで遊んでいた男の子がその鉄骨の下敷きになってしまう。駆けつけたBJはすぐさま鉄骨の中に入り子供の安否を確かめるも子供はもはや虫の息であり助け出そうにも鉄骨をどかさなければ不可能だった。さらにクレーン車を呼ぼうにもこの渋滞の中どうにもならない。絶望しかける母親。そんな中トラックの持ち主である企業の社長が子供の救出にいくらかかってもいいとも告げる。とりあえずBJは迷惑料も兼ねて5千万円を請求し、一応の承諾を得る。ここでBJがとった方法とは子供の手足を切断し、取り出した後でつなげるといった方法であった。周囲は無茶だと告げるがことが一刻を争い、もはや議論の余地はない。結局手術は敢行された。 しかしいざ報酬の交渉にあたるも、企業側は支払いを拒否し、後続の軽トラックの運転手の青年にその責任を擦り付ける。同席したピノコが憤慨するのをなだめつつBJはその場何も言わずに去っていく。 |
誇りある医者(原題:ダーティジャック) |
ある日、幼稚園の遠足のバスとBJが運転する車は並んでトンネルの中へ入っていった。そこで突然の地震でトンネルが崩れてきて生き埋めになってしまう。ほうぼうの体で車から脱出したBJはバスから脱出していた運転手と先生と園児たちと出くわす。中には怪我を負っている子供いた。彼らを治療しようにもBJは医療道具を車に置いたままで手当てもままならない。このままではみんな生き埋めになって死んでしまうと取り乱しそうになる運転手をBJは諌めつつ、空気の流れを感じ酸欠の心配はないと悟り、ライターで辺りの状況を調べる。 |
最後の狩人(原題:戦場ヶ原のゴリベエ) |
ある日、久しぶりにピノコを伴って温泉旅行に出かけたBJは、とある親子が近くの山にすむという巨猿に襲われて負傷したという通報を受ける。 後日ゴリベエがBJの前に姿を現した。あの時忘れてきたメスを届けに来たのだ。後に帰り際、猟師が待ち受けていた。 |
BJ捕わる(原題:宝島) |
ある日、何者かに拉致されたBJ。それは彼の財産を狙うべく、前々からつけ狙ってチャンスをうかがい、今の事態で拉致に到ったのだ。 |