ADKうぉ~ず!
西村アクジ編(その3)

<サウスタウン編 グランドプロローグ>

アクジ「ここが多くの格闘家が集まるサウスタウンか」
ルル「聞く話によると、ここにも頼れる仲間がいるって話じゃ」
アクジ「ここは大きく3つに分かれてるな。表通りと裏通り、そしてイーストアイランドのビジネス街か」
ルル「ビジネス街は表と裏を通った後からじゃな。さてどこに行こうか」
※プレイヤーはまず表通りと裏通りのどちらかを選択することになる。

『うえたおおかみたちのまち(餓狼伝説編)』(サウスタウン・表通り)

・プロローグ・サウスタウン、パオパオカフェ前
アクジ「ここがサウスタウンの表通りか」
ルル「ううむ、ここのホットドッグは絶品じゃのう」
アクジ「あまり無駄遣いするなよ、博士のタイムマシン使ってるとはいえ調査費用はバカにならないから」
リチャード「いやいや、君たちのご登場を待ち構えていたよ、精霊庁の使徒のアクジ君」
アクジ「あんたは」
リチャード「ああ、わたしがここの店のマスターだ。積もる話は店の中にしよう」
アクジ「そうさせてもらおうか」

・パオパオカフェ店内
ルル「なんじゃなんじゃ、店にはかわいいギャルどころか、ジジイばっかではないか」
リョウコ「あ、あのルルちゃん、この人は柔道の山田十平衛先生ですよ」
十平衛「おおリョウコちゃんか、儂らもこうしてサウスタウンくんだりに老骨に鞭打って赴いたんじゃが、お前さんがやってきたのは重畳じゃわい。
    それにアクジ君もじゃな、お主のことも待っておったぞ」

アクジ「まあそれはいいけれど。ここで協力できる仲間とやらの情報ってのはないのか」
タン「そのことですがのう、肝心のテリーや舞さんが別の場所に赴いたっきり戻ってこないゆえ、我らもこうして待っていますがのう」
アクジ「それについて何か情報とか手がかりとかはないのか」
リチャード「まずはナショナルパークとハワードアリーナを訪れたまえ。そこにはジョーとアンディがいるはずだ。
アクジ「アンディとジョーか、とりあえずは聞き込んでみよう」
・以後、ハワードアリーナ、ナショナルパークへ移動可能になる。

・ハワードアリーナ
アンディ「君がアクジか、リチャードから話は聞いている。僕も一緒に兄さんたちを探しに行こう」
・アンディ、仲間になる

・ナショナルパーク
ジョー「おう、お前がアクジって奴か。そういやお前もヒーローズの一人ってことだな。その腕前ってのを見せてもらおうか」

・バトル開始、対ジョー
・バトル勝利後
ジョー「くーっ、結構闘えたぜ。よし、約束通りお前の仲間になってやるぜ」
・ジョー、仲間になる。

・アンディ、ジョー参入後
アクジ「それはそうと、テリーたちの手がかりってのはないのか」
アンディ「そういえばもうすぐサウスタウンに戻るっていうから僕も赴いたけど」
ジョー「またどっかでほっつき歩いてんじゃねえのか。たしかにWAREZってのが悪さしてるっ事だからよ」
アクジ「ほかに心当たりはないのか」
アンディ「そういえばチャイナタウンの李飯店に行けばまた何かがつかめるかもしれない」
ジョー「ドリームアミューズメントって遊園地にも手がかりあるかもな」
アクジ「そうか、そこにも赴いていこうか」
・以後、李飯店、ドリームアミューズメントへ移動可能となる。

・チャイナタウン、李飯店
香緋「いらっしゃい、西村アクジさんね、あたしはここの看板娘、李香緋(リー・シャンフェイ)だよ。それにこちらにいる丸っこい人は香港のチン・シンザンさんでーす」
チン「ああ、アクジしゃん待ってたでしゅよ。テリーしゃんたちの情報でしゅね。
   それについて実はこの街を支配しているギースのことを聞いて真っ先に飛び出していったんでしゅけれど」

アクジ「ギースって、あのギース=ハワードのことか」
ルル「ううむ、サウスタウンのギャングどもを牛耳る組織のボスって話じゃ。最近行方をくらまして界隈のチンピラがそのタガを外して町は混乱の極みにあるっていうぞ」
アクジ「それで街じゅうが暗い雰囲気か、それを片付けなければならないがやはり骨が折れるな」
そこに武道着をまとった東洋風の青年が現れる。
青年「ううむ、ここにもいない、一体あの二人はどこに行ったのだ」
チン「ああ、キムしゃん、いい所に来たでしゅ。この人がお噂のアクジしゃんでしゅ」
アクジ「おお、君がアクジ君か。しかし見たところ少し面持ちが斜めに構えていそうだな。ここは君の使徒としての資質を見てあげよう」

・バトル開始、対キム
・バトル勝利後
キム「ううむ、粗削りながら君にも武道の心得ありか。まあいいでしょう、ここは君の力になりましょう」
アクジ「それはいいが、あんたも誰か探し者がいるんじゃないのか」
キム「おお、そうでしたね。実は我が門下の二人が修行の途中に逃げ出してこのサウスタウンに潜伏しているということだ。またよからぬ輩に誘われねばいいのだが」
アクジ「まあついでに探してやろうか」
キム「おお、これはありがたい」
・キム、仲間になる。

・ドリームアミューズメント
アリス「あら、あなたがアクジさんね、ちょうどあなたのことを噂してたところでしたよ」
ルル「うむう、ちょっと幼い所があるがナイスバディには変わりはないかのう」
アクジ「引っ込んでろ、どんな噂かは知らないが俺に用があるってのはあんただけじゃないだろう」
アリス「はい、詳しいお話はベアさんから」
そこに巨漢のレスラー風の男が現れる。
ベア「おっお前さんがアクジってのか、一見優男風だがどこかできそうだな。どうだい、俺相手に腕試しってのは」

・バトル開始、対ベア
・バトル勝利後
ベア「なかなかやるじゃねえか、マッスルをはじめヒーローズにも一目置くってのはハッタリじゃなかったな」
アクジ「ああ、勝ったからって厚かましいようだが、何か情報ってのはないか」
ベア「そうだな、ここだけの話、テリーを追っているって奴がもう一人いるぜ。名前はブルーマリー。一流のフリーエージェントでその筋じゃ有名な女だ」
ジャンヌ「噂では聞いてるわよ。どんな難事件もたちどころに解決する氷の女って。最近ではどこかの秘伝書事件の縁でテリーと付き合っているという噂もちらほらとな」
アクジ「ともかく、彼女も重要な手掛かりを持ってるな」
ベア「ともかく、ここは俺も手伝ってやるぜ」
アクジ「ああ、すまないな」
・ベア、仲間になる。

・ベア、キム参入後のパオパオカフェ
十平衛「おおアクジ君か、舞ちゃんの行方は未だ分からんが、何かを探している女人がいるという情報が入ってな、たしか“ぱいおにあぱあく”とやらだったか」
アクジ「パイオニアパーク、か。ここは行ってみようか」
・以後、パイオニアパークへ移動可能になる。

タン「ふむアクジ君、何やら港にての動きが慌ただしくなりましてな。たしかに危ういやもしれませぬ」
リチャード「それにキムさん、あんたが探してる大男と小男らしい奴が港近くの倉庫にいたという情報があるのだが」
アクジ「そこに行けばなんかが分かるかもしれないな」
キム「おお、早速おもむくとしましょう」
・以後、ポートタウンへ移動可能になる。

・パイオニアパーク
教会内にて何やら男女が言い争っている。
男「何するとね、あんたがちょっかい出したせいで山崎を逃がしたやなかとね」
女「邪魔をしたのはあなたの方でしょ、山崎に用があるのは私の方なのだから」
ルル「何やら言い争ってるのう、ここは取り繕うてもいいな」
アクジ「おいやっぱり女の方に行くのか、しょうがないな」

・バトル開始、対ヌンチャクの男
・バトル勝利後
男「うー、何するとね、オイラは香港の刑事のホンフウたい」
女「あらあら、とんだ助太刀ね。別に襲われたわけじゃないけれど。ちなみに私はブルーマリーよ。精霊庁の使徒さん」
アクジ「ああ、やっとお目当ての一つにたどり着けたか。それからホンフウさんだったか。捜査の邪魔をしたかな」
ホンフウ「いや、さっきは別にケンカしたわけやなかとね。せやけどこうなったらあんたのお手伝いするたい。先にパオパオカフェで待ってるばい」
マリー「あなたもテリーたちのこと探しているのね。それだったら私もご同行しましょう」
・マリー、仲間になる。

・ポートタウン
アクジ「港の倉庫内には何やらの集会が開かれるっていうからそれらしい所を調べていければ」
キム「むう、あれはチャンとチョイ。どこへ向かおうとしているのだ」
アクジ「とりあえず向かうとしよう」
ポートタウンの倉庫内に潜入したアクジたち。そこにはダックがストリートダンスに興じていた。
ダック「Hey!今日ハごきげんナダンスパーティだぜ。みんな楽しんデいこうゼー」
チャン・チョイ「おーっ!」
キム「こらお前たち、修行をさぼって何をやっている」
チャン「ああ旦那、たまにはのんびりと羽を伸ばしたいんだがよお」
チョイ「ここんところ毎日毎日修行ばかりで気が滅入るでヤンスよ」
キム「何を言っている、我々には休んでる暇はないはずだ。そんなことでは次回の大会に優勝することも・・・・・」
ダック「OH!今日はスバラシイゲストのご登場だぜえ。さあ一緒に楽しんでいこうゼー」
アクジ「ゲストって俺たちのことか。付き合わなきゃいけないってことか」
キム「うむダックさん、仕合となれば拒む理由はありません。受けて立ちましょう」

・バトル開始、対ダック
・バトル勝利後
ダック「Woo!してやられたゼー。よっしここハとっておきノ情報を教えてやろうゼー」
アクジ「どんな情報だ」
ダック「Youがお目当ての舞サンは今あやしい連中に追われてるって噂だゼー」
アクジ「そいつは大変だ、さっそく助けなきゃいけないな」
キム「アクジ君、我々はひとまず道場の方に戻ることにします。さあ行くぞ二人とも」
チャン・チョイ「へ~い・・・・・」

・その後各施設で情報を得て居所を割り出し、反応がある施設に向かう。

・刺客イベント(その1)
数人のチンピラに囲まれるも瞬時に退ける一人の女性。
女性「ふう、これで何とかかたが付いたわね、何とかかたが付いたけど。ここからまた面倒な人のご登場ね」
そこに長身の紳士風の男が現れる。
男「ふふ、今度はわたしとお相手頂こうか、セニョリータ・舞」
舞「本当に面倒で手強いのよねえ、ローレンスさんは」
アンディ「あっ、大丈夫か、舞」
舞「あ、アンディ。いったいどこに行ってたの、私もいろいろと探して疲れたところこのザマよ」
アンディ「いや、ほっつき歩いてたのは君の方だろう。ともかくこれ以上彼女には手を出させない」
アクジ「どうやらあんたも悪党の匂いがするな。こちらも数打ちながら助太刀しよう」
ローレンス「ふむ、精霊庁の使徒ならば相手にとっては不足はないが、ともかく軽くあしらってやろう少年」

・バトル開始、対ローレンス
・バトル勝利後
ローレンス「くっ、これほどの実力とは、しかしこれで失礼するよ、アディオス」
舞「おかげで助かったわ。私たちもWAREZのことは聞いてるわ。今そこの女幹部の人がいろいろ手を回してるっていうから」
アクジ「ともかくあんたの力も借りたい」
舞「ええいいわよ、もちろんアンディたちもいっしょにね、いいでしょ、アンディ」
アンディ「しょうがないな」
・舞、仲間になる

・刺客イベント(その2)
・対峙しているテリーと山崎
テリー「やはりギースの前にお前と闘わなくちゃいけないようだな、山崎」
山崎「ケッ、てめえにうろつかれちゃ、ギースとの取引も台無しになっちまうからな」
マリー「はーいテリー、蛇退治のお手伝いしましょうか」
テリー「おっマリー、ちょうど疲れてたところだよ、とっとと片付けてって、そういや君もいたなあ使徒くん」
アクジ「そういうあんたがテリーか、アクジって呼んでくれ。たしかにこいつは強敵みたいだからみんなで力を合わせようか」
※ちづるがパーティーにいる場合
ちづる「ちょっといいかしらテリーさん、彼こそは古代龍族の末裔にして闇に堕ちしものの一人。貴方の獲物を横取りするようで悪いけど、彼を祓わせてもらいます」
テリー「ああ、俺がブチのめしてからでいいならな」
山崎「ケッ、どいつもこいつもくだらねえ」
テリー「くだらねえのはどっちだ、いろいろと引っ掻き回しやがって。もうこれ以上好きにはさせないぜ」

・バトル開始、対山崎
・バトル勝利後
山崎「クワアァァァ、おぼえてやがれえェェェ!」
テリー「ふう、ひとまずかたが付いたな。残るはギースのみだが、やはり面倒ごとには変わりはないからな。それじゃあお前さんの仲間になってやるぜ」
・テリー、仲間になる

※リョウたちがパーティーにいない場合。
テリー「そういや裏通りに顔を出したか、そこには極限流のリョウさんたちがいるからきっと力になるぜ。
アクジ「そうだな、さっそく行ってみよう」


『けんをきわめたものたち(龍虎の拳ステージ)』(サウスタウン・裏通り)

・プロローグ、日本料亭KARUTA

アクジ「裏通りは歓楽街が中心か。案内状の通りだとこの料亭(スシバー)だな」
その時少女の武道家が現れる。
武道家「たのもう、ここにいますは精霊庁の使徒西村アクジさんと見ましたがいかに」
アクジ「いきなりぶしつけだが、たしかに俺がアクジだ。そういうあんたは何者だ」
武道家「我が名は藤堂流の藤堂香澄、あなたもひとかどのヒーローズとお見受けし仕合を所望します。覚悟、よろしいな」
アクジ「いきなり勝負を挑むのか、やれやれ」

・バトル開始、対藤堂香澄
・バトル勝利後
アクジ「古武術に合気道を使うのか、こいつは手こずったぜ」
香澄「むう、やはり私が後れを取りましたか。まだまだ修行が足りません」
アクジ「これ以上修行して強くなったら俺も敵わないかな。面倒くさいけどその分俺も修行しなきゃな、ってそれはともかく、あんたも極限流に用があるだろ」
香澄「ふむ、それも面白いですね。それならあなたに協力しましょう」
・藤堂香澄、仲間になる。

・香澄イベント後
ひとまず近付いてくる男女。
男「よお、お前さんが精霊庁の使徒って奴か、俺はロディ、しがない探偵さ。で、こっちが相棒のレニィだ」
レニィ「はあい使徒さん、あたしがレニィよ、実はあなたが訪れるのをカーマンから聞いて迎えに来たんだけれど」
ロディ「ついでボディーガードも買って出たかったが。このお嬢さんがいたならまず大丈夫だろう」
香澄「どういたしまして。極限流を訪ねるならまずはキングさんを訪ねましょう。その点は力になりましょうから」
ルル「キングか、なんだかいかつそうな奴そうじゃのう」
香澄「ふむ、本人の前でそれは言わないほうがいいです。軽くひねられますから」
アクジ「それだけ強いってことだな。ともかく気を付けていこう」

・バー・イリュージョン
キング「あらいらっしゃい、今はまだ準備中だよ。それにお子様が入っていい場所じゃあって、あんたがお噂の使徒かい」
ルル「おおっ、いかつい奴と思うたがこれまた別嬪なお嬢さんじゃのう、どれどれその中身は・・・ぐおっ!」
キング「なんだこのヘンな生き物は、いきなり失礼なやつだけど、まあひねるのは勘弁して、
    とりあえず私に協力しろっていうのか。それならあんたの実力を見せてもらおうか」

・バトル開始、対キング
・バトル勝利後
キング「してやられたね、でもあんたの実力も本物だったよ。ここはひとつあんたの力になろうか。
    そういえば極限流のユリがどこかへ行って、今リョウたちが探しに行ったってことだから、あとを追っかけていけば間に合うよ」

アクジ「そうか、それなら俺たちも後を付けてみるか」
・キング、仲間になる。

・MAC’s BAR
ロディ「ここは界隈のバイカーでにぎわっている店だ。おい、ジャックはいるかい」
ジャック「むう、てめえはロディ、また何か嗅ぎまわってるのかあ」
ロディ「そう邪険にすんなよ、お前さんに用があるって坊やがいるんだ」
ジャック「なんだと、おめえが俺に用があるのか、見るからに優男っぽいじゃねえか。はたして俺の腕っぷしにかなうのか」

・バトル開始、対ジャック=ターナー
・バトル勝利後
アクジ「まいったな、腕っぷしだけならともかくこうも身軽じゃ流石に手こずるな」
キング「まあそれだけ気を付けりゃそう手強い奴じゃないけれどね」
ジャック「畜生、おめえみてえな優男に後れを取るたあ、このジャック様一生の不覚だぜ」
ロディ「さて今回の件であの旦那が何やら蠢いているって話だが」
ジャック「そいつは俺も聞きてえところだぜ。そういや裏中華通りの李薬局やらダウンタウンのジムやらが何やら知ってると聞くぜ。悪いがそれしか知らねえぜ」
アクジ「とりあえずそこを洗っておくか」

・裏中華通り、ダウンタウンに移動可能となる。

・裏中華通り
リー「待っておったぞい、精霊庁の使徒とやら、この場あ奴らの行方を知りたくば儂と勝負せい」

・バトル開始、対リー・パイロン
・バトル勝利後
リー「流石ぢゃのう若造、そういえば娘子のユリがどこか行ったきり行方知れずとなったのでリョウたちが探しに行ったのぢゃ、後のことは近くの拳闘ジムに行くがよかろう」

・裏通りジム
ミッキー「おうよ、リョウとロバートのこと探してるのかい。教えたいがその前に俺とスパーリングに付き合ってもらおうか」

・バトル開始、対ミッキー=ロジャース
・バトル勝利後
ミッキー「くっ、まいったな、しかしユリの件はあの旦那が絡んでるかもしれねえ。
     やっぱジョンの旦那を訪ねてみるのもいいだろう。今停泊している空母の裏口を教えてやるぜ」

・二つのステージをクリア後、空母“ガーディアン”に移動可能となる。

・空母“ガーディアン”
ジョン「やはりあいつに用があるのか、だったら俺と仕合ってもらおうか」

・バトル開始、対ジョン=クローリー
・バトル勝利後
ジョン「やはり使徒の肩書は伊逹ではなかったな。とはいえあいつのことは教えられんが、近くの道場跡にひとまず行ってみることだ」
・道場跡に移動可能となる。

・道場跡
天狗面の男「うむ来たか、お主も英傑の一人と見た。ならばこのわしと仕合ってもらおう。我こそは不敗の格闘家Mr.KARATEなり」

・バトル開始、対Mr.KARATE
・バトル勝利後
バトル後に天狗面を外すMr.KARATEことタクマ=サカザキ
タクマ「うむ、よくぞこのわしに打ち勝った」
そこにリョウが現れる。
リョウ「おう、ようやく用が済んだか。俺たちもめぼしい所を探したが、お前さんが来るのをロディが連絡したので、力を観たいと親父が待ち構えたんだ」
アクジ「そのユリさんを探すのを手伝ってやるけど、あともう一つ」
リョウ「ああ、WARESのことは俺たちも借りがあるからな。そのことを含めて俺も力になろう」
・リョウ、仲間になる

・ダウンタウン
ダウンタウンの道端に小太りの男が待ち構えていた。
男「おおーあんたが使徒さんダスか、ここから先はちょっとアブないダスよ、できればワシがご案内するダス」
カーン「おお同志テムジンよ、お主の案内なら鬼に金棒じゃ」
アクジ「ああ、頼りにさせてもらおうか」

・公園、港倉庫、廃ビルに移動可能となる。

・公園
王「いったい何の用なのね、ユリさんがさらわれちゃったのね。それなら僕も案内したいのね。カーマンさんが何か知ってるかもしれないから港倉庫に行ってみるといいのね」

・港倉庫
カーマン「ユリ君を探しに行ったロバートを探そうとしたが少し手間取ったな。ところで何かわかったことはあるかね」
レニィ「有益かは分かりませんが、さしあたりは・・・・・」
カーマン「なるほどWARESか、彼らの介入も関係ありというが、それに際してはあの男も黙ってはいられないだろう」
アクジ「あの男ってのは何者だ」
カーマン「かつてサウスタウンの裏社会を牛耳ったギャング団の幹部、人呼んでMr.BIGという男だ。今急げば間に合うかもしれないな」
アクジ「ああ、行ってみよう」

・以上の手順で廃ビルにBIGが出現する。

・廃ビル
廃ビルに潜入するプレイヤー、そこにはロバートとBIGが対峙していた。
ロバート「おう、性懲りもなくユリちゃんさらったな、とっとと返さんかい」
BIG「小娘のことは俺も知らん、俺も調べたいことがあるからお前らに邪魔はさせんぞ」
アクジ「あんたがロバートさんか。さしあたりそのBIGって奴を倒さなきゃいけないな」
BIG「なんだお前らは、しかしこれ以上かき回されるわけにはいかないからな、ここは大人しくしてもらうぞ」

・バトル開始、対Mr.BIG
・バトル勝利後
BIG「くっ、またしても邪魔をされたか、ここは引き下がらねばならんか。覚えているがいい」
アクジ「ちょっと手強かったな」
ロバート「ありがとな使徒の兄ちゃん、こうなったらあんたに協力してやろか」

・ロバート、仲間になる。

・リョウ、ロバート、キング、香澄が仲間になった後で極限流道場に移動可能になる。

・極限流道場
リョウ「しかしめぼしい所は探したつもりだが、一体ユリはどこに行ったんだ」
ロバート「わいらを誘ってるのは変わりないがな、いったい何企んでるんや」
キング「あのWARESのことだから、まとめて片付けようって算段なのは分かるけどね」
香澄「それならもう少し明るい所を探してみましょう。今まで裏通りなだけに薄暗い所を中心に探してみましたから」
そんな時アクジに連絡が入る。
アクジ「うん、なんだ、裏通りの歓楽街のビルにユリらしき女性を発見したか。しかし詳しい所は依然調査中か」
リョウ「やはりもう少し調べてみるしかないな。その時俺たちの誰かを君のパーティーに入れてくれ」
アクジ「ああ、考えておくよ」

・刺客イベント(リョウ編)
リョウがパーティーメンバーの時、
影二「見つけたぞリョウ=サカザキ、今こそお主を倒し我が忍術こそ最強と知らしめてくれよう」
リョウ「やはり来たか、今お前と付き合っている暇はないんだ」
アクジ「さしあたり早めに片付けようか」

・バトル開始、対如月影二
・バトル勝利後
影二「くっ、拙者が後れを取ろうとは、ここは潔く引き下がろうぞ」
アクジ「うん、何かを落としていったな、これは地図の切れ端だな」

・刺客イベント(ロバート編):ロバートが仲間の時、
刃「見つけたぞ極限流、ここでぬしと仕合い影二への足掛かりとしてくれよう」
ロバート「また面倒くさい奴が来たなあ、仕方ない、ちゃっちゃと片付けよか」

・バトル開始、対不破刃
・バトル勝利後
刃「ぬう、よもや拙が敗れんとは、しかしいずれはまた、しからば御免」
アクジ「ああ、何か落としていったな、これは地図の切れ端だな」

・刺客イベント(キング、香澄編):キングまたは香澄が仲間の時、
シンクレア「待ちかねたよお嬢ちゃん、ユリを探しているようだけど、あの子には借りがあるからね。悪いけど付き合ってもらうよ」
キング「面倒くさいけどこればかりはやらなきゃいけないようだね」
香澄「ここで足止めを喰らうわけにはいきません、覚悟、よろしいな」

・バトル開始、対シンクレア
・バトル勝利後
シンクレア「してやられたよ、ユリの手がかりはここに書かれている。探してみることだね」
アクジ「ああ、地図の切れ端か、何かの手がかりになるな」

・刺客イベント3つクリア後
アクジ「襲ってきた奴らから奪った地図の切れ端か、こうして繋げれば、一番大きいビルの一室だな。さしあたり行ってみよう」

・歓楽街ビル前
ビルの前には一人の紳士風の男が立っていた。
男「待っていたぞ極限流、そして精霊庁の使徒」
リョウ「やはりお前かワイラー。まさかお前もWARESと結託しているのか」
ワイラー「さあどうかな、とりあえず俺もお前らと戦わなければならん」
ワイラーが気をためようとするとき、みるみる体が大きくなる。
ワイラー「さあ、楽しもうか」

・バトル開始、対ワイラー
・バトル勝利後
リョウ「やはり手こずるな、やはりこの力をものにしているからな」
ワイラー「だがまだまだお前たちに勝てないか」
そこに一人の女性がビルから出てくる。
女性「スティーブ、もういいでしょう。もう彼らと敵対する必要はないはずよ」

ワイラー「ああ、すまんな、この先に彼女がいる。行って事情を聞いてみることだ」

・ビルの一室
リョウたちが駆けつけると、そこでユリが佇んでいた。
リョウ「大丈夫か、ユリ、心配したんだぞ」
ユリ「うん、あたしは大丈夫、それよりお兄ちゃんたちもだいぶ派手に立ち回ったでしょ」
リョウ「当り前だ、ってまさか奴らの目的は俺たちを戦わせることが目的だというのか」
ユリ「どうやらそうみたいだよ。はじめあたしを呼び掛けてからこのビルに案内されて、
   閉じ込めるなり正面のモニターから女の人が「迎えに来るから大人しくしろ」って言ったの」

アクジ「それってまさか、WARESのドミナなのか」
ユリ「顔はうまく映らなかったけどね。おそらくそうかもしれないよ」
ロバート「するとワイラーも同じくその姉ちゃんにそそのかされたんかいな」

ユリ「うん、フレアさんと同じく誘われて、再び極限流と戦えるならってお兄ちゃんたちが来たらそのまま表に出たってわけ」
ロバート「それで最後はこうなったか。どうやらわいらも踊らされたみたいやなあ」
キング「ここまでなめられちゃ黙ってられないね。こうなったらとことん付き合ってやろうか」
香澄「ここは力を貸すことにしましょう」
ユリ「うん、こうなったらあたしも力になるよ。こう舐められっぱなしだと気が済まないから」
リョウ「よし、ここからが本当の戦いだ。

・ユリ、仲間になる。

・サウスタウン表通り、裏通りクリア後
ロディ「おい、大変だぞアクジ、ここサウスタウンの衛星都市のセカンドサウスで大規模な暴動が近々起こるって話だ」
アクジ「こいつは面倒なことになったな、しかし行ってみる価値はあるかもしれないな」

・以後、セカンドサウスに移動可能になる。


『おおかみをうけつぐものたち(餓狼MOW編)』(セカンドサウス)

・オープニング:パオパオカフェ

アクジ「それで、セカンドサウスの様子はどうなっているんだ」
リチャード「うむ、セカンドサウスにもギースの下部組織が、ギースに一定の上納金を払って街を取り仕切っているんだが」
アクジ「それが今になって暴動を起こすなんてな、やはりWARESの差し金だな」
リチャード「それが、組織の実力者の一人にカインという男がいてな。それが何やら企んでいるとか。それに奴には凄腕の用心棒もいるって話だ」
アクジ「いずれにしても面倒ごとだ。まず情報を集めてから捜査開始ってところだな」

・捜査開始時
道端に一人の少女が倒れている。
アクジ「おい、大丈夫か」
ルル「どれどれ、まだ成熟しきってはおらぬようじゃ・・・ぐえっ!」
ルル、倒れている少女に捕まる。
少女「・・・あれ、何か変な虫が飛んできたかと思ったら、ちょっとかわいい子」
アクジ「ああ、そいつは俺のペットみたいなものだ。しかし行き倒れとはどういうことだ」
少女「あ、はい、ごめんなさい。私は双葉ほたるという者で、セカンドサウスに暴動が起こったと聞いて、調べているうちに・・・・・」
アクジ「それで、ここに行き倒れってわけか。だがこの様子だと誰かに追われているみたいだな」
そこに怪しげな男が現れる。
男「やっと追いついたよ、何やらを調べているというから僕が顔を出すなりいきなり逃げちゃうんだから」
アクジ「やはりこの娘を追ってきたか、お前はいったい何者なんだ」
男「僕の名はフリーマン。とある人の依頼でこの娘を迎えに来たんだ。邪魔をするんなら君が相手になるのかい」
アクジ「そうだな、このイヤな気は見逃せないからな」
フリーマン「ふふ、君も盛大に召してあげるよ」

・バトル開始、対フリーマン

・バトル勝利後
フリーマン「うふふ、君も結構やるじゃないか。今はこれで失礼するけど、いずれ君も召してあげるよ」
アクジ「これで一つかたが付いたな。ところで暴動について何か知ってることはないのか」
ほたる「はい、この街で知り合った人がその暴動の噂を聞いて、その中に飛び込んでいったんです。私もそれを追っているうちに」
アクジ「それで奴に見つかってここに逃げ延びだってわけか。それでその知り合いについて教えてくれないか」
リチャード「ちょっといいかな、そういえばこの街を支配するギースには隠し子がいるという噂を耳にしている。あんたの知り合いはまさにそいつじゃないのか」
と、一枚の写真をほたるに差し出す。
ほたる「はい、この人です。ロックさん・・・・・」
テリー「まさかギースに子供がいたのか」
アクジ「ともかくこのロックって奴が暴動のキーパーソンってことになるな」
テリー「ともかく行ってみよう、俺も放ってはいけねえからな」
アクジ「まだまだ忙しくなるな」
ほたる「あの、私も同行してよろしいでしょうか。ひとかどの習いを受けていますので」
テリー「そうだな、助かるぜ」
・ほたる、仲間になる
マリー「それからテリー、少し調べたいことがあるからしばしのお別れね」
テリー「そうか、まあがんばってくれよ」
・マリー、一旦パーティから抜ける。

・セカンドサウスステーションをはじめ、各地域に移動可能となる。

・セカンドサウス各地では暴徒がひしめいており、それを鎮圧して移動箇所が徐々に増えていく。

・セカンドサウス港
港には一隻の潜水艦が港埠頭に打ち上げられていた。
女性「うーん、暴動に乗じてギャングのお宝をいただくつもりなんだけど、こうも激しくっちゃどうにもならないのよねん」
テリー「おい、お前ジェニーじゃねえか。暴動のことは聞いているなら俺たちの力になってくれ」
ジェニー「あらテリーじゃない。あなたのお相手なら喜んで」
アクジ「潜水艦からな忍び込めるところもあるかもな、うんキサラ、何やら気になるのか」
キサラ「うん、まさかバーン家のジャネットさんよね」
ジェニー「あらキサラちゃんじゃない。あんたもお仲間になってるのねん」
キサラ「やっぱりね、この場で言っちゃうけど、バーン家ってもともとは死の商人として有名なのよ」

ジェニー「うーん、なかなか厳しいわねん、でもうちのせいで各地の内乱が続いてるなら鎮めなきゃいけないからねん」
テリー「まあとにかくだ、ここの暴動も鎮めなきゃいけねえからな」
・ジェニー、仲間になる

・郊外ヘリポート
アクジ「ここのヘリポートは敵の手に落ちていないか」
テリー「そうだな、ここでめぼしい情報があるって聞いたが、うっ、帽子が」
アクジ「大丈夫か」
テリー「ああ、帽子がないのはしまらねえが、ここは調査の方が先だな」
男「見つけたぜロン毛野郎、同僚の仇だ、覚悟しやがれ」
テリー「何だいやぶからぼうに、ダチの仇って、俺は人に恨みを買うような、って、あんたどっかで見たかな」
男「チッ、しらばっくれやがって、なら腕づくでも思い出させてやるぜ」

・バトル開始、対警官風の男

・バトル勝利後
男「この技、バーンナックルって、もしかして、テリーか、いやすまねえ、また早とちりしちまった。しかし帽子はどうしたんだ。お前のトレードマークじゃなかったのか」
そこにマリーが帽子を持って現れる。
マリー「何よ、ケビンじゃない。また面倒ごと起こしてたのね」
ケビン「おお、マリーか、すまねえな。ああそうだ、俺はケビン=ライアン。マリーのいとこってところだ」
アクジ「ひょっとしてあんたが探していたロン毛の男ってのは黒い服を着ていた奴のことか」
ケビン「おおそうだ、ともかくそいつは引き続き俺が当たらせてもらう。そのヘリなら勝手に使ってもいいぜ」
マリー「まったくお騒がせだったわね」
テリー「まあいいさ、これでまた足が増えたってわけさ」
・マリー、再び仲間になる。

・港、ヘリポートのイベントクリア後
アクジ「とりあえずチンピラ退治はこなせたが、核心にはまだ遠いようだな」
リョウ「ちょっといいかなアクジ君、実はこのセカンドサウスにはうちの門下の男が山奥で修行に励んでいるってことだ。奴の力を借りれば」
テリー「そうだな、俺もそこにはベアのとりなしもあって知り合いがいてな、彼の力も必要になるかもしれない」

アンディ「僕もいいかな、そういえば舞の遠縁の子でうちの門下に入ってるのがいるんだ。でも今は修行そっちのけで、いわゆる家出中なんだ」
マリー「でもそれらしい子がセカンドサウスに至って噂を聞いていたわ」
テリー「その調査もしてたってことか」
アクジ「ともかくそれらを当たってから核心も調べていこうか」

・再び各地を当たり、チンピラを討伐しながら情報を集めていく。

・ユニバーサルアリーナ
アクジ「ここは格闘技の闘技場か、そこにテリーの知り合いって奴がいるのか」

そこに格闘家風の男が舞い降りる。
男「とうっ、ここにも暴徒どもが現れたか。このリング上での無法はこのグリフォンが許さない」
アクジ「おいおい、俺は暴徒じゃない、ってここは闘うしかないか」

・バトル開始、対グリフォン

・バトル勝利後
グリフォン「ううむ、これほどの熱き闘い、そうか、君は精霊庁の使徒どのか。いやはや失礼した」
アクジ「いや、分かってくれればいいんだ。あんたの知ってることを聞きたい」
グリフォン「うむ、ロック君のことかね。たしかに彼がギースの息子だというのは分かっている。
     問題は母親のことだが、セカンドサウスを牛耳るギャング団の幹部の一人が関係あるという話だ」

アクジ「だからカインって奴が暴動を利用してロックを誘おうってことなのか」
グリフォン「ところでユーはとある少年を探していると聞いている。それならわたしも協力しよう」

・郊外の森(リョウがパーティにいる時)
リョウ「たしかこのあたりだと思うが」
アクジ「こんなところに修行している奴がいるのか」
そこに一人の男が現れる。
男「うおー、お客人とは珍しい、このマルコに何か用かね」
リョウ「おおマルコ、今回の暴動についてお前さんの力を借りたい」
マルコ「おおっ、暴動を収めるのならお安い御用。そういえば北斗丸くんのことが心配じゃ」
アクジ「これもついでに面倒見てみようか」

・グリフォン、マルコの協力を得た後で大通りに行く。
アクジ「さてアンディが言っていた子供っていうのが、この大通りでうろついているというんだが」
グリフォン「うむ、この時間帯で間違いない」
マルコ「うおーい北斗丸くん、チミが大好きな饅頭を持って来たぞい」
そこに一人の少年が舞い降りる。
少年「あれ、マルコのおっちゃんとグリフォン、ってそれに御頭様とお師匠もいるじゃない」
舞「何よ、修行の合間を盗んでほっつき歩いて、こうなったらあんたにも力貸してもらうわよ」
アンディ「とにかく無事でよかった。しかしこの先も危険がいっぱいだからくれぐれもむちゃはしないでくれ」
北斗丸「あ、はーい」
アクジ「ずいぶん素直な奴だな。しかしここから先どんな奴が待ち受けてくることやらだな」
・北斗丸、仲間になる。

・北斗丸イベントクリア後にセカンドサウス裏町に移動可能となる。

・セカンドサウス裏町入口
アクジ「ここがセカンドサウスの裏町か、たしかそこを牛耳るギャング団の巣窟ともいえるな」
ルル「これは、何かが出そうじゃのう」
テリー「ああ、早速のお出ましだ」
周囲から多数のチンピラが現れる。
「おうおう兄ちゃん、結構いい身なりしてんじゃねえか、痛い目遭わなけりゃちょっとばかし金目のもの都合してくれねえか」
アクジ「やれやれ、まずはこいつらを片付けなきゃいけないな」
テリー「まずはウォーミングアップってところだな」
リョウ「ああ、かかる火の粉は払うまでだ」
・チンピラとの対戦、勝利後
「つ、強え、強すぎる・・・・・」
アクジ「さてと、あんたらは裏町の住民ってところだから、カインって奴のこと知ってるか」

「カ、カイン、何の話だ・・・・・」
ルル「ほうほう、こんなこと言ってもいいかのう、しらばっくれると手足引っこ抜いてもいいのだぞ」
「ほ、ほんとに何も知らねえんだ、いや、街の外れの小山にバケモノが住んでいるって噂だ。ひょっとすると、うわあぁぁぁ!」
テリー「逃げたな、しかし街郊外の小山ってのが手掛かりとなるか」
リョウ「たしかマルコから聞いた話によれば大きな滝が流れてるって小山があるって聞いてるから、そこを当たってみよう」

・戦闘後、ハイウェイ裏に移動可能となる。

・ハイウェイ裏
アクジ「やはり、待ち構えていたんだな」
フリーマン「ようこそ、この街の闇へ、来てくれると思ってたよ」
テリー「そういや、ケビンの同僚をやったのはお前さんなのかい」
フリーマン「そうだね、彼は手応えがあったよ、君たちも僕を満足させてくれるかい」
アクジ「あまり気持ちのいいものじゃないな、こういった奴は早めに倒すに限るからな」

・バトル開始、対フリーマン
・バトル勝利後
フリーマン「ふふふ、気持ちいいよ、またこの気持ちを味あわせてくれるのかい」
と、フリーマン、去っていく。

アクジ「最後まで気持ちの悪い奴だったな」
テリー「まあ、ひとまず邪魔者は追い払ったわけだ」

・小山の大滝
滝つぼ近くの河川に東洋風の拳士がたたずんでいる。
テリー「さてこのあたりに地下道の入口があるって話だが、おい先客がいたな」
拳士「貴様、テリー=ボガードだな、ならばこの俺と勝負しろ」
テリー「いきなりご挨拶だな、あんたが何者かは知らないが・・・・・」
ほたる「・・・待って、あなたはお兄ちゃん、あの時姿を消したと思ったら、一体どうしてこんなところに」
拳士「くっ・・・お前など、知らぬ、俺は・・・・・」
アクジ「どうやら訳ありってところだな。めんどくさいが顔を突っ込んでみるか」
拳士「どうやら貴様も力あるものか、ならば、我が拳は牙、我が業は刀、そう、我が名は、牙刀!」

・バトル開始、対牙刀
・バトル勝利後
牙刀「くっ、貴様ごときに・・・・・」
ほたる「あの時お母さんが死んで、姿を消してからいったい何があったの」
牙刀「お前の知るところではない、これ以上傷付きたくはなくば・・・・・」
リョウ「そう野暮なことはいいなさんな、牙刀とかいったな、力を振るうのはいいがあたりかまわず噛みつきまくるのもどうかな、何ゆえに無頼の獣に成り下がる」
牙刀「言ったはずだ、貴様らの知るところではない。この俺の、光を、奪ったこと、いずれ後悔させてやる・・・・・」
牙刀、この場を去っていく。
ほたる「お兄ちゃん」
ユリ「大丈夫だよ、あの人も単純そうだからもうちょっとぶっ飛ばせば正気になるって」
香澄「ふむ、あの人も武道の理を見失っていますから今一つの揺さぶりも必要ですね」
リョウ「そう単純な話じゃなさそうだぞ」
テリー「まあとにかく、次にいこうぜ」
ほたる「はい・・・・・」
ルル「皆の衆、奥の滝の裏に洞窟の入口があるぞ」
アクジ「それじゃあ、行ってみようか」

・小山の洞窟に移動可能となる。

・小山の洞窟
アクジ「しかしどこまで潜っていくんだ、行けども行けども暗闇ばかり、まるて地獄へ落ちてるみたいだな」
テリー「うん、ようやく目が慣れたな、何かの祭壇、それにこれは、闘技場か」
「よくぞ来た、力あるものよ、やはりその先の者が目当てか」
アクジ「というと、あんたがこの洞窟の主ってところだな」
「我が名はグラント、力の殉教者なり、己が力を、披露されませい!」

・バトル開始、対グラント
・バトル勝利後
グラント「ぐうう、貴様ごとき若輩に、この俺が、敗れんとは」
アクジ「まあこんなところだな、たしかに力は強かったが、何かに追い詰められているから容易く見切られたからな」
グラント「やはり精霊庁の使徒の実力は本物であったか。だが俺もこのままでは終わらぬ。ひとまずは、さらばだ」
アクジ「さて、次に行こうか」

・グラント戦の後、郊外の屋敷に移動可能となる。

・郊外の屋敷
プレイヤーが屋敷に踏み入ると、そこには一人の青年が立っていた。
青年「グラントが敗れたか、流石は精霊庁の使徒ということか。ようこそ、わたしはカイン=ライオット=ハインライン。この街の闇を統べんとするものだ」
アクジ「闇を統べるってのは穏やかじゃないな、つまりこの街を乗っ取ってやがては裏社会も手に入れるってことか」
カイン「そう、わたしは理解したのだ。弱者に対して寛容すぎる社会に未来はない。この街を腐らせぬためにも無力な人間などいないほうがいいのだよ」
アクジ「そいつは聞き捨てならないな、結局弱肉強食の世の中で人々の自由を奪うってのは、やはり気に入らない」
テリー「それにお前さんのもとにロックがいるって話だ。さしあたって返してもらおうかな」
カイン「それは穏やかではないね。彼は自分の望みを果たすためにわたしのもとに身を寄せたのだ」
マリー「それはどうかしら、彼は端からあなたに縛られるのをよしとはしないはずよ」
テリー「ともかくだ、これ以上お前の勝手にさせるわけにはいかない。ここで決着をつけさせてもらうさ」
カイン「いずれ君たちもわたしの理想に賛同してくれると思ったが、致し方がない、ならば思い知るがいい、己の無力さを」

・バトル開始、対カイン
・バトル勝利後
カイン「このわたしが敗れようとは」
アクジ「あんた、自分以外の何物も信じないたちだろう。そんなやつに負けてやる義理なんてこれっぽっちも持っていないってことさ」
カイン「だが、わたしもあきらめるわけにはいかない。この世界は腐りきっている。泰平をむさぼっている奴らを、すべて、滅ぼすまでは」
突然、屋敷が崩れ始める。
カイン「いずれ再び君たちのもとに現れるだろう、それまではしばしのお別れだ」
テリー「おい、ロックはどうした、どこにいるっていうんだ」
マリー「どうやらここにはいないみたいよ。とりあえずここを離れましょう」

・郊外の高台
屋敷を抜け高台に避難したプレイヤー。
アクジ「危ないところだったな。でもこれでセカンドサウスの件は一段落したな」
ほたる「・・・ロックさん・・・・・」
マリー「大丈夫よ、会えるとすればおそらくあの場所ね」
テリー「ああ、いろいろとケリをつけなきゃいけねえからな」
アクジ「そうだな、少し面倒だがもう一つケリをつけなきゃいけないな」

セカンドサウス編、完

・サウスタウン編の表と裏、セカンドサウス編をクリア後、サウスタウン決戦編に移行可能


しゅくめいのおおかみたち(サウスタウン決戦編)

・プロローグ
アクジ「さてと、一通りかたが付いたけどな、そこを牛耳るギースって奴と会わなきゃいけないか。そいつがWARESと絡んでるのは間違いなさそうだからな」
テリー「それにロックの件もある、今ギースと会わせるわけにもいかない」
マリー「そうね、それじゃあ、行ってみましょう」

・サウスタウン大橋
橋の途中で山崎が待ち構えていた。
山崎「ちょっと待ちやがれ」
テリー「山崎か、一体何の用だ」
マリー「今あなたの相手してる場合はないんだけれどね」
山崎「ケッ、てめえらにこれ以上のさぼられちゃ俺の立場もねえんでな」
アクジ「ああ、まずはあんたで小手調べだな」
山崎「ケエェェェ、ブッ殺してやるぜえ」

・バトル開始、対山崎
・バトル勝利後
山崎「てめえのツラ忘れねえ、おぼえてやがれえぇぇぇ・・・・・!」

アクジ「さて、そこそこ手強かったがこんなところだな」
マリー「さて、次行ってみましょう」
テリー「それはそうと、いくらか道路は封鎖されているな。ここは何としても切り抜けなきゃいけねえ」

・プレイヤーはイーストアイランド周辺の道路を封鎖するチンピラを攻略し、ギースタワーへとたどり着かなければならない。

・要所の攻略次第で隠しキャラとの対戦等が加えられる。

・ギースタワー入口
入口には執事風の男が待ち構えていた。
男「お待ちしておりました。わたしはハイン。ギース様のお仕えする執事を務めているものです」
マリー「そしてひとかどの殺し屋ね。あなたのことはよくよく調べているわよ。気を付けてアクジ君、彼はギャンビットという仕手術を使うわよ」
ハイン「ふふ、そこまで見知っていれば光栄ですね。まして精霊庁の使徒どのがお相手なら、わたしも気を引き締めなければなりません。それでは、参りますよ」

・バトル開始、対ハイン
・バトル勝利後
ハイン「くっ、流石ですね」
アクジ「あんたもなかなかの使い手だった。まあ、それゆえに負けるわけにもいかなかったけどな」
テリー「でももっと恐ろしい奴もいるから気が抜けねえぜ」
アクジ「ああ、分かってるさ。でもここから先、一度入れば最後まで後には引けないってところかな」
マリー「そうね、要所のチンピラも集まってくるみたいだから」
テリー「そいつも望むところだ、待ってろよ、ギース」

・ギースタワー中層(一定以上の要所を攻略をした場合)
途中の部屋にて重厚な戦闘服をまとった威風堂々の紳士が待ち構えていた。
紳士「待っていたぞ、我が名はヴォルフガング=クラウザー、ギースとはひとまずの縁のあるものだ」
ジェニー「え、クラウザーってまさかヨーロッパ裏社会の大物の」
クラウザー「ほう、バーン家のご令嬢か、そなたもまた顔を出すのかね」
アクジ「とにかくあんたも顔に出したってことは、やはりギース目当てか」
クラウザー「それは正確ではないな。ギースとの対戦の前に君のような強者を見逃すわけにはいかぬのでな。さあ、我が最強伝説の1ページに君の血を刻み込むとしよう」

・バトル開始、対クラウザー
・バトル勝利後
アクジ「これほどの強さとは、まだ震えが止まらないな」
クラウザー「しかしわたしの方も敬服させられた。楽しいひと時だったよ」
クラウザー、去っていく。
テリー「さて、次行ってみようぜ」

・ギースタワー上層
アクジ「ここがビルの屋上かな」
テリー「いや、エレベーターはここで終点だが、屋上は直接階段上らなきゃいけないからな」
マリー「テリーは先にこのビルに乗り込んだことあるから。あら、やはり待ち構えてたのね、ビリー」

ビリー「ヘッ、ギース様を倒そうとここまで来やがったか、だがこの俺がいるからにゃ好きにはさせねえ」

・バトル開始、対ビリー
・バトル勝利後
ビリー「なんだと、てめえらにこの俺が」
アクジ「たしかにあんたは強くてアブないが、敵意にぎらついてる奴の対処はできてるからな」
ビリー「く、くそっ、ギース、様・・・・・」
アクジ「さて、いよいよだな」
テリー「ああ、今度こそケリを付けてやるぜ」

・ビリー戦の後、屋上に移動可能となる。

・ギースタワー屋上
屋上の広間にギースが待ち構えていた。
ギース「ふふ、よく来たな、テリー=ボガードにブルーマリー、そして精霊庁の使徒、西村アクジよ」
アクジ「あんたがギースか、この街を中心にいろいろやってたじゃないか」
テリー「ああ、今度こそ引導を渡してやるぜ」
ギース「ふふふ、小癪な奴らめ、しかしわたしも貴様らとの闘いには胸が躍っておるわ。ともかくどこからでもかかってくるがいい」

・バトル開始、対ギース
・バトル勝利後
ギース「よもやこのわたしが敗れようとは、まさに焼きが回ったものだ」
テリー「ああ、そういやロックはどうした」
ギース「ふん、あ奴がどうしようがわたしの知ったことではないな」
その時、屋上の火の手が上がる。
マリー「ちょっと、いつの間に火が」
ギース「このわたしもむざむざ滅びるわけにはいかぬよ。さらばだ小僧ども」
テリー「ギ、ギースうぅ・・・・・!」
その時、ブラウン博士のタイムマシンが近付いてきた。

ブラウン「アクジ君、テリー君、急いでマシンに乗りたまえ。あとロック君は無事だよ」
マリー「そうね、ここはお言葉に甘えましょう」
テリー「しょうがねえな」
アクジ「案外あっけなかったな」

<サウスタウン編 グランドエピローグ>
パオパオカフェに戻ったアクジたちのもと、そこにロックが待っていた。
テリー「ロック無事だったんだな」
ロック「ああ、正直俺も怖かったんだ。これから起こりうる宿命。そして俺自身に流れる、いわゆる暗黒の血ってやつに」
マリー「そうね、でもあなたなら早々悪の心に屈することもないはずよ」
テリー「そうだな、その暗黒の血がいかなるものか分からねえが、いずれ闘わなくちゃいけないからな」
ロック「そうだ、いずれにしても俺の心を強くしなきゃいけない」
アクジ「まあそれはそうと、俺たちの力になってくれるか」
ロック「そうだな、あんたにも迷惑をかけたから、こういうのも悪くはない」
テリー「それにだ、俺たち以上にお前のこと心配してた娘がいるぜ」
ほたる「・・・ロック、さん・・・・・」
ロック「ああ、心配かけたな、俺も君を守れるよう強くならなきゃいけないか」
ほたる「はい・・・・・」
マリー「ほんと、熱くなってきたわね、テリー」
テリー「あ、ああ・・・・・」
舞「あら、私たちもまんざらじゃないよね、アンディ」
アンディ「ちょ、ちょっと、舞、困ったな」
アクジ「こいつもいいかもしれないな。あまりゆっくりはできないけれど」

サウスタウン編 完

・インターミッション ドミナの実験室
研究室に佇むドミナのもと、どこからか声が響く。
声「・・・ナ・・・ミナ・・・・・」
ドミナ「この声は、やはり・・・・・」
声「・・・ドミナよ、ようやくわたしも、現世に戻ることができる・・・・・」
ドミナ「ようやく戻られるのですね、グッドマン様」
グッドマンの声「今少しの辛抱だ、我らの理想のために、彼らの“力”も集まってくる。その時が、本当の戦いだ」
ドミナ「ええ、その時を楽しみにしていますよ」
声は一旦途切れ、辺りは再び闇に閉ざされていく。

TO BE CONTINUED