キン肉マンレディー・ジ・アニメーション

さてみなさん、当記事はかつてウルトラジャンプエッグにて連載したキン肉マンレディーを
アニメ化を想定して大まかなあらすじでお送りする運びです。
なおこの作品は原作とはひとまずの関係はありませんのでご了承のほどよろしくお願いいたします。
ひとまずこんなところで、それでは、ごゆっくり。

第1話:キン肉マンレディー・GOファイトなのじゃ!

超人、それは人よりも秀でた力と能力を備えた者たちである。彼らは宇宙にはびこる悪と常に闘い、世の均衡を護ってきた。
そしてここに、一人の超人女子が今まさに闘いの場に立たんとした。

ある日、東京のとある牛丼店で牛丼パーティーに興ずる一団がいた。そこに一台の宇宙船が降り立ち、一人の子供が現れた。牛丼店から現れたある女性。彼女こそが物語の主人公、キン肉マンレディーだったのだ。
子供はそのレディーを「王女さま」と呼ぶ。あっけに取られたメンバーに対し、当のレディーは自分のことと得心する。
そんな時、近所の公園の管理人である与作さんが、レディーが地球に降り立ったいきさつを語る。その昔謎の宇宙船が自分の畑に降り立ち、そこから現れた赤ん坊を託されたのだ。その畑も、ある程度財産を成しているためか今の公園に整備し、その片隅にレディーの家が間貸ししている形となったのだ。そこにミート君が続けて、レディーが産まれたのと同じく、宇宙各地で超人パワーを受けたものたちがいるという。レディーこそ彼らを導くために地球に遣わされたのだと。
今は単なるローカルヒーローにすぎないが、そんな彼女を導くために遣わされたのが、ミート君なのだ。
ところがミート君の宇宙船から、一人の超人レスラーが現れた。兵士超人ゴーリキである。
彼は本星付きの武官暮らしに飽き、地球でひと暴れせんと乗り込んだのだ。
そこでミート君が、宇宙船からリングを出して、
「超人格闘技憲章第23条・超人同士のいざこざはリング上でつけるべし」と、ゴーリキとレディーとの試合を持ちかける。
こうしてレディーとゴーリキの試合が特設リングで行われた。
はじめゴーリキのポージングに対抗しレディーもポージングを決めんとするも胸が揺れ落ちるのみ。
その後も果敢に攻撃を仕掛けるも、兵士超人とはいえ超人男子、やはり打たれ強さには一歩上手だった。
ついにゴーリキに捕まるレディー、このままギブアップかと思えば、レディーの心に母、キン肉マンクイーンの声が響く。
「私のプリンセス、今はつらい状況でしょうが、耐え抜いた先に勝利があります」と。
その言葉に奮起してか、額の光る肉マークとともにレディーの力が目覚める。
ゴーリキのベアハッグから弾け飛んだかと思えば、日光を背に天高く飛び上がるレディーに見とれたゴーリキは頭に馬乗りされそのままダウンしたまま倒れてしまう。こうして試合はキン肉マンレディーの勝利で幕を閉じた。
やけに観客が注目したかと思えば、レディーはベアハッグから抜け出た弾みにパンツが脱げてしまったのだ。
あわてて観客を追い払うミート君とパンツを履き直すレディーのもと、さっきの挑戦的な態度とは打って変わって神妙な態度のゴーリキが、今後は本星に戻って真面目に働くと誓い、後に呼び寄せた宇宙船で本星に帰るのだった。
こうして、まだまだ不安がいっぱいのミート君をよそにキン肉マンレディーのメジャーデビューがひとまず勝利で飾られたのだった。さらにその脇にはゴーリキの後輩である、兵士超人見習いのビビンの姿がいた。

第2話:アメリカから来たお友達なのじゃ!

華々しいデビューを一応飾ったキン肉マンレディーだったが、やはり平和な日本でそうそう大きな事件など起きようがなく、ミート君とともに穏やかに暮らしていた。
そんなある日、地球、日本に100体近くの悪行超人やモンスターたちが襲来してきた。これあるを察知した防衛隊だが日本には主力の超人ヒーローがいない。と思いきや防衛隊に入隊したビビンがレディーに連絡をしたが、すでに隊長がアメリカから超人ヒーローを召喚していたのだ。
そのヒーロー、パイロットとの英語でのやり取りの後、アメリカ基地から戦闘機に乗り込み飛び立っていく。
ビビンから連絡を受けミート君とともに到達地点についたレディー。防衛隊に誰何されつつも自分も敵に対していくと応える。
しかし敵の大群が接近していくのと同時に、件の戦闘機から一人の乗員が飛び出し、手に持ったショックマグナムで次々と倒していく。
降り立ったのは一人の女性、アメリカ超人“ザ・テリーマンガール”だったのだ。
倒されて屍の山を築いたモンスターたちをバックに、駆け付けた防衛隊のタワラ長官に、ビジネスと称しモンスターの賞金額の交渉を持ち掛けるテリー。そこにレディーが顔を出すと、そのタワラ長官、前もっての交渉でテリーマン・ガールを日本駐留の超人ヒーローに任命する運びとなっており、レディーはお払い箱と突き放す。
しかしテリーはそのレディーに何かを感じ、さらに追い払おうとする長官を「Heyユー、レディーをぞんざいに扱うものじゃないゼ!」と吹っ飛ばし、先の契約をあっさり反故にする。そしてレディーに自分のお友達になってほしいと持ち掛ける。もちろんレディーも喜んで申し出を受ける。そこに通りすがりのカメラマン、ナツオが二人が握手するツーショットを撮る。
ところが悪行超人たちはこれで総てではなかったのだ。モンスター系の悪行超人、ジ・アブドラコとジェットシーナの二人、朝寝坊をして一団に遅れてしまったのだ。
傍らのお使いモンスター、ナチグロンを小突いて文句をたれつつ、一方で自分たちの元締めのお仕置きを懸念しつつ対策を話し合う。そのうち吹っ飛ばされたタワラ長官にぶつかり、結局レディーたちに居所がばれてしまう。
仕方なく虚勢を張って名乗り出るアブドラコたち。迎え討たんとするテリーとレディーとで、張られたリングで闘うことになる。
はじめレディーとアブドラコとの力比べの組み合いから始まる。ほぼ互角な力ながら、アブドラコが足を滑らせ後ろに倒れこんだはずみで、レディーを巴投げの要領で投げ飛ばすが、ちょうどロープの弾みで味方サイトに転がり込み、すかさずテリーがタッチし選手交代と相成り、レディーはそのままリング外でそのまま気を失い倒れ込む。ミート君たちがかけつけるも今は試合中。うかつに手を出せばレディーたちの反則負けになる。
一方テリーの奮闘に防戦一方のアブドラコとシーナ。逃げ回るだけの二人を執拗に追い込むテリーだがその内勢い余ってコーナーポストに頭を打ってしまう。
額から血を流しよろけるテリー。シーナたちもチャンスとばかりに技を決めんとする。
そこに倒れたレディーにまた母クイーンの声が響く。
「お友達のピンチにこそ手を差し伸べることが友情パワーです」と。
そんな時まさにツープラトンジャーマンをかけられんとしたテリー。テリーもダメもとで「キン肉マン、カムバーック!」と叫び、その声に応えてか、レディーもリング下から飛び上がる。
その後レディーは半ば無意識のうちに二人相手に八面六臂の活躍を見せ、とどめにダブルピーチドロップでリングに沈める。ここにジ・アブドラコとジェットシーナは倒され、超人協会に連行されるのだった。
テリーの怪我は出血が多いものの大したことはなく、さらに後ろの陰で隠れていたナチグロンはレディーの預かりとなった。
ここに新しい友達と仲間を加えて今回の騒動も一件落着と相成ったそうな。

第3話:キングトーンの挑戦なのじゃ!

ある日、レディーの後援団体である牛丼愛好会会長が何者かの襲撃に遭い負傷してしまう。レディーたちが見舞った入院先の病室では、親友の豚丼愛好会の会長が先に見舞っていた。
ビビンの報告によれば最近とあるモンスターによる牛丼屋の襲撃が相次いでいて、それを聞いた豚丼会長は何かを知っていそうにうろたえるのみだった。しかしそれをよそにレディーとテリーは牛丼談義に花を咲かせていたのだが。
そんな中、レディー行きつけの牛丼屋が襲撃されたとの報せが入り、すぐさま急行する。そこには件のブタのモンスター超人、キングトーンが襲撃していたのだ。
その姿を見て豚丼会長は、昔育ててきたブタが超人パワーを受け超人化したのだと告げるのだった。
ひとまずはリングでの試合で決着をつけることになったレディーとトーン。まずはトーンの打撃ラッシュに防戦一方のレディー。
その苦戦に見守っていたテリーが血気にはやり、乱入せんとするも、それを一人の女性がたしなめる。それはテリーの見覚えがある超人女子だった。
「闘う時は常にひとり。我々にできることは信じて見守ることだ」と。その言葉にテリーもひとまず納得せざるを得なかった。
そのレディーも打たれるうちに、痛みもそこそこで大してダメージも受けてはいないことに気付く。
やがてトーンの攻勢もピークに達し、ついにレディーも全身で攻撃を跳ね返した。これぞキン肉族超人女子の秘めたる力“火事場のぽよよんパワー”なのである。
こうして反撃に転じたレディー。着実にトーンに技を決めていく。そのうちトーンは内なるパワーに耐えられなくなったのか、幾すじかの光に包まれ爆発し、一個のブタの丸焼きになってしまった。
トーンの最期に愕然とする豚丼会長とレディー。しかしその隙に謎の一団が丸焼きを持ち去っていく。その際に丸焼きの足をレディーに手渡して。
その一団についても何やら見覚えを感じるテリー、また気がつけば傍らにいた超人女子もすでにいなかった。一方で去り行く一団を見送りつつ、涙ながらにブタの足をほお張るレディーだった。
後日レディーのとりなしで、牛丼豚丼、両愛好会の親睦会を開くことになった。互いに相手の丼のうまさを確かめて親交を深める両会員たち。レディーもまたトーンを想いつつ豚丼に舌鼓を打つのだった。

おまけ:テンドーンの逆襲なのじゃ!

後日、また町内に今度はテンプラに足が生えたモンスター超人、テンドーンが現れた。駆け付けたレディーたちに近所の天丼屋さんが告げるには、最近売れ行きが伸びないとぼやいているうちに、仕込みのテンプラがモンスター化したものだという。とりあえずレディーが対処に当たることになる。
はじめ基本技でラッシュをかけるがコロモが硬い鎧みたいになってまずは効いていない。そこに天つゆの霧を顔に吐きかけられてレディーの目が見えなくなる。
すかさず大ジャンプからのヘッドアタックをかけんとするテンドーン、しかしミート君の指示ですかさずかわし、目の見えない中でのピーチドロップを決めて勝利を収める。
直後テンドーンは「俺たち天丼はたしかに牛丼と違ってあっさり味でそっけないだろう、しかし一人でもうまいと言ってくれればせめてもの救いだ」と言い残し、もとの天丼に戻ってしまう。その天丼を頬張り「天丼もうまいのじゃ」と感嘆する。
はたして後日、あの天丼屋は以前の盛況が戻り、先の牛丼、豚丼愛好会とともに天丼協会や、うわさを聞き付けたかつ丼他のどんぶり協会がこぞってレディーの後援会連合を結成することになったそうな。
しかしミート君は、テンドーン誕生の裏で、ガイコツのような超人とお供のモンスターに、何やら嫌な予感を禁じ得ないでいた。

第4話:底なしモンスターの脅威なのじゃ!

ある夜、会社員の中野さんがほろ酔いで家路につかんとした時、急な嵐にあい、そのまま飛ばされていく。
同じ頃キン肉ハウスにて超人委員会のガードロボットが委員長の消息が途絶えたと告げ、レディーに直ちに探し出すよう要請された。
ひとまず外に出たとたん、突然の嵐でレディーが飛ばされてしまう。その際ミート君はロボットにつかまって難を逃れるのだが。
レディーが気が付いた先は一面の荒野、そこには小太りで壮年の超人女子、超人委員会の委員長と先の中野さんがいた。いきなり見つかったと喜ぶレディーに委員長が告げるには、ここは胃袋モンスター、ソコナシゴンの胃袋の中だという。そもそもおとなしいモンスターで遠くの星で住んでいた彼がどうして地球にいるのか?
そのうち遠くから水の流れる音が聞こえ、レディーたちの目の前に巨大な黄色い大波が襲い掛かる。すかさずレディーのおならジェットで二人を抱えながら空を飛び、近くにあったビルに避難する。そこには中野さん同様ソコナシゴンに吸い込まれた人々が避難していたのだ。
一方で川べりで眠っている巨大モンスターのもとにミート君とテリー、そしてテリーの友人であるカナディウーマンとスペシャルウーマンが駆け付ける。日本駐留の任務を受けながら行動が奔放に過ぎる彼女のお目付け役として追加派遣されたのだ。
レディーが中に入っていると聞いて何とか吐き出させようとするテリーに対し、先のトーン戦で顔を出した超人女子がひとまず様子を見るようにと諭す。またかと思いつつもひとまず彼女の言に従うのだった。
戻ってソコナシゴンの体内、ビルの中で待機しているレディーたち。このままでは全員消化されてしまうと危惧する中、胃壁の一部に異様なイボが出ていてそこから変な虫が出てきたという情報を耳にし、ひとまずレディーがその方向を頼りに胃液の中に飛び込んでいった。普通の人間ならひとたまりもないが、超人女子たるレディーはなんとか耐えられると委員長は言うのだが。
ともかく服を溶かしながらもそのイボを何とか見付け、しがみついて取り除こうとするレディー、一方外のソコナシゴンも苦しみだしてしまう。何とかイボの中から件の虫が出てきてすかさずそれを捕まえる。
はたして体内の胃液が逆流してレディーとビルの人々が吐き出され、まずビルは巨大化したカナディがビルをキャッチし、スペシャルが加速移動で人々を救い出す。中野さんを背に委員長はそのまま地面に落着するのだが。
そしてレディーは虫を捕まえたままのあられもない姿で着地。しかし虫はきれいな空気では生きてはいられずそのまま姿が崩れていく。その虫を惜しむレディーにガードロボットが治療保護のゲル薬を体中にかけ、先の超人女子が自分のマントを身体にかける。
取り込まれた人々の無事を確認し、いざ退治しようとするテリーをまた制し、その超人女子はソコナシゴンを一瞥し、一種の超能力で身体を小さくさせる。その手際に委員長が賞賛し、この場で彼女こそが先の超人女子チャンピオン、レディロビンであることを告げるのだった。
ソコナシゴンは星に返されることとなり、その際ロビンを通じ、自分をこの星に送り込んだのがガイコツのような超人とモンスター、それは先に懸念した悪行超人、キン骨マンだと判明した。キン肉族とは昔から因縁がある超人ということで危惧するミート君、一方で未だぼんやりと状況をつかみかねているレディーだった。

第5話:闘将(たたかえ)拉麺娘なのじゃ!

ある夜、パトロールに出かけたカナディウーマンとスペシャルウーマンの二人は、何者かの誘いを受ける。しかし翌朝公園のベンチで下着姿のまま気力なく座り込んでいた。
警察の通報で駆け付けたビビンとナツオ、続いてレディーたちも駆けつけてきた。何事かとテリーが問うも二人は上の空。胸元にはさまれた『超人飯店』のチラシに手がかりがあるとミート君が告げ、レディーたちは二人をナツオらに任せてその店に向かう。
その店『超人飯店』に入るレディーたち。その入口で一人の少年が迎える。彼はマネージャーのシューマイと名乗り、奥へと案内する。奥の部屋では数人の少女たち、ことに真ん中の超人女子、今売り出し中のカンフー超人女子、拉麺娘(ラーメンニャン)が経営する中華料理屋なのだ。それは先のトーン戦で丸焼きと化したトーンを持ち去った一団でもあったのだ。
そういえば聞いたことがあるとテリーが述べるには、かつて中国拳法の達人、曹麺男(ソウ・メンナン)の長女として生まれた彼女。長じて中国超人格闘技の由緒ある中国拳法を極め、しばらくは中国国内をはじめ世界中を修行して回り、その際寺の下働きの少年シューマイをはじめ旅で知り合った仲間たちと一緒になる。そしてとある試合で名を上げた後にここ日本に乗り込んできたのだ。
先にカナディとスペシャルを誘って試合をしてから身ぐるみをはがしたのと同じように今度はレディーとテリーを次の獲物と定めるのだった。
挑まれるならばとまずはレディーが拉麺娘と試合をすることになる。試合の実況はシューマイが、解説にはなぜかミート君が受け持つのだが。
はじめ拉麺娘のクンフーに翻弄され、ついにはダウンを奪われて、キャメルクラッチを決められる。しかし背中をへし折られるどころが、なんとレディーの身体がグニャリと折れ曲がったではないか。これも火事場のぽよよんパワーの威力なのかととりあえず感心するテリーだが。
それならばと今度は“麺伸ばしホールド”と称してレディーの身体をラーメンの生地よろしく伸ばして丸めて投げ落とす。
それでも立ち上がるレディーに、お次は半ばヤケクソにロープの反動で飛び込んでのレッグラリアットを喰らわせる。吹っ飛ばされたレディーだが、すかさずロープをつかみ、反動で返っていく。はたして拉麺娘に飛び込んで反対側のロープに挟み込む形となり、見事拉麺娘をノックアウトと相成らしめた。
のちにその技は“マッスルミレニアム”と名付けられるのだった。

こうして拉麺娘の超人狩り騒動は幕を閉じ、また一人レディーのお友達が増えることになったそうな。
しかしその様を軍人風の数人の男たちが確認し、誰やらに連絡を取り付けるのだった。

第6話:相撲女子・大神満なのじゃ!

ある朝、キン肉ハウスのある公園にて奇妙な地響きが聞こえてきた。何事かとハウスから出てきたレディーたち。そこにはハッピにフンドシ姿の女性が四股を踏んでいた。
何者かと誰何すると、彼女は大神満と名乗る北海道出身の超人女子だった。
彼女はかつての名横綱、力王男・大神貢の愛娘で、幼き頃より超人相撲一筋で稽古を積んでいた。
父親をして「あいつが男に生まれていれば本当に惜しいものだ」とこぼすも、旧知の委員長が聞きつけ、超人協会にスカウトしてくれたのだ。
以前も北国のトドやヒグマと力比べをしたり、オホーツク海を泳ぎ回ったりと結構勇名を馳せていた。
特にスカウト直前、札幌界隈に来訪し走り回っていた宇宙レディースを一人で壊滅させたこともあった。
そんなミツルことコードネーム・ウルフウーマン。孤高なる北の狼たる彼女は、お近づきのしるしとばかりにレディーに仕合を申し込んできた。ひとまず受けるレディー、聞き付けてやってきた拉麺娘に相撲のまわしのコーディネートを受けて早速仕合を始める。すでに観客が集まり、その周りには拉麺娘ズが屋台を開いていた。営利目的の仕合をとがめつつ委員長も肉まんを頬張って仕合の成り行きを見守っていた。
まずはがぶり寄りでレディーが押したかと思えば、土俵際でミツルが体を反らしてから押し返し、返されつつ踏ん張るレディーに奥義マシンガン張り手を打ちかます。見事に打たれつつもぽよよんパワーで何とか耐えるレディー。久々の手応えに高揚するミツルも最後のぶちかましを仕掛ける。再びがぶり寄った二人。
しかし土俵が突然爆発し、レディーとミツルが吹き飛ばされる。胸から落ちたレディー、続いて着地したミツル。何と先にミツルが倒したレディース頭の超人女子バイクウーマンが襲撃してきたのだ。取組を邪魔されて憤り闘いを挑むミツル、リングが用意されていないもののバイクが用意したゲージが運ばれ、そこで仕合をすることになる。当然のごとく入り込むミツル。
縦横無尽にゲージを走行するバイク。ミツルを攻め、頬をかすめたタイヤにはゲージ走行のための無数のスパイクが仕込まれていた。物怖じしないミツルに今度はタイヤの真ん中から出てきた刃で攻める。しかしさらしを切り裂かれつつもタイヤを両手で受けたミツルはそのまま合掌捻りでバイクをぶん回し、その回転からゲージも回って天高く舞い上がる。やがてゲージが落下し、中のミツルもバイクを張り手で叩き伏せる。これぞ大雪山落としである。
大爆発からゲージが割れる中そこにはバイクの残骸と傍らでハッピをボロボロにしつつ勝ち名乗りをあげるミツルがいた。何故か拉麺娘が行司役を引き受けていた。
退散するレディースを横目に。先に地に着いて負けを認めるレディーにミツルも面白い仕合ができたと、再戦の約束を取り付ける。一方で興業の稼ぎからの経費を計上する委員長と与作に消沈する拉麺娘の姿がいた。こうしてその夜、レディーとミツルたちは改めてチャンコパーティに興ずる。
というわけでまた新たなる仲間が増えたレディーであった。

第7話:ビーチの大仏様なのじゃ!

夏真っ盛りなある日、レディーたちは郊外の海岸で海水浴を楽しむことになった。超人といえど海を楽しむのは一般人と変わらず、それぞれ海を満喫していた。
そんな折、一人の老婆が来る時の脅威と称して警告を呼び掛ける。
何事かと訪ねるレディーに、老婆が一瞥の後に体をさわり続け何かを確認していく。そのうち訝るテリーに制止され、ひとまず事情を説明する。
かつて老婆は年頃の娘時代、何者かにモノにされたことがあった。その時感じた絶ちがたい想いから“それ”と度々関わり続けていったのだ。
それが落ち着いて数十年、いよいよ不穏なる空気がこの海岸を覆い、かつて自分をモノにした“それ”が再び現れると老婆は予言する。
その言葉に合わせて、海原から何者かが現れた。
ナチグロンが端末で調べたところ、それは仏門モンスター超人ダイブツラーであった。
さらに偶然駆け付けた委員長の口から、およそ50年ほど前に技巧派超人として売り出していたが、モンスター系の本能が強すぎたせいか、素行の悪さから超人界から追放されたのだ。さらに調べると、現在その老婆の旦那でもあったのだ。
ともかく今になって欲情しだしたダイブツラーに被害を出させまいと乗り込むテリーと拉麺娘。しかしダイブツラーは見向きもしない。二人とも胸がないがゆえのことと悟り激昂するも、それを制してレディーが立ち向かう。
かくしてキン肉マンレディーとダイブツラーとの試合が開始された。
たしかにダイブツラーは超人年齢70を超えた老超人だが、肉体の鍛練は今でも怠らず、今でも現役でも通用する実力であった。
しかしそれでいて巧みな関節技を駆使しながらもいずれもいかがわしいセクハラ技であった。一部男性観客には絶讚されたが、やはりテリーたち超人女子、ことに居合わせたロビンですら嫌悪の念を禁じ得ない。
やがて大の字に倒れたレディー、ダイブツラーもひとまず満足したのか。トップロープに上っての大往生ボディアタックを仕掛けんとする。一方のレディーもたしかに気持ちがよかった反面、技としてはそうダメージは受けてはいなく、ボディアタックを仕掛けてきたダイブツラーにちょうど再び目覚めて、顔がうずまった胸で天高く弾き返す。
そしてピーチアタックで顔を決めて落として昇天させ、ひとまず勝利をおさめる。
後に老婆が前住職夫人である近くの寺でレディーたちは興行試合に打ち込むことになった。
そのお堂前には、あのダイブツラーが、すっかり老け込んで茶をすすってたたずんでいた。その表情はやはり満足げだった。

第8話:ブロッケンJrの復讐なのじゃ!

ある日、キン肉ハウスにてくつろいでいるレディーのもと、拉麺娘が泣きついてきた。
話によれば、子分の拉麺娘ズが何者かにさらわれ、とある港の廃倉庫にいると置き手紙に書いてあったのだ。
ばかばかしいと言いつつ、ついでに同行していたテリーとともに港の廃倉庫に向かったレディーたち。そこには宙吊りの拉麺娘ズと肥ったり痩せたりの軍人風の男たちがいた。
そこに拉麺娘と同じくらいの少女が現れ、合図とともに拉麺娘ズの縄を解く。
拉麺娘に駆け戻った拉麺娘ズをよそに、拉麺娘の表情は暗い。そういえば聞いたことがあると、彼ら軍人風の男たちの素性を語るテリー。彼らはドイツ超人軍隊格闘技の使い手で先の師範ブロッケンウーマンのもとでトレーニングを行っていたのだ。
ところが数ヶ月前、そのブロッケンがスパークリングマッチに名乗りを挙げたのが当時修行中の拉麺娘だった。
ブロッケンも小娘だと侮り軽くあしらおうとした矢先、ウォーミングアップ中に脱げたジュースがブロッケンの口に叩き込まれ、それに気を取られた隙に、拉麺娘のラッシュに押され、ついには大技キャメルクラッチで背中をへし折られて見事KOと相成った。
この試合でブロッケンは再起不能となり、そのまま愛娘のフロイラインブロッケンJrを立てて復讐の機会をうかがってきたのだ。
当のジュニアはあまり興味がないのだが、家名のケジメのために一泡吹かすためといった具合で門下を率いて来日してきたのだ。
当然ながらまず拉麵娘がリングに上がろうとしたが、ここに来て先の試合で痛めた腰が悲鳴を上げそのままリング下にうずくまる。あきれるテリーの一方で、腰を痛めた責任とばかりにレディーが拉麵娘の代わりを買って出る。抗議をする門下をよそに承諾するジュニア。実は母ブロッケンとレディーの母クイーンとはかつてのライバル同士。自分の腕を上げる好機と内心興味を示しての承諾だった。
ともかくも試合が開始された。はじめ勢いよく飛び掛かるレディーの攻撃を紙一重でかわすジュニア。
ひとまずはレディーを倒し、続いて拉麵娘も再起不能とまではいかないまでも多少シメさせてもらうと述べつつレディーに業をかけるジュニア。ひとまず追い詰められるもレディーの脳裏に再び母クイーンの声が響く。
「かつて私とブロッケンは試合の後に遺恨を残してしまいました。それを子供の世代にまで引きずることはありません。まずは全力で勝って、これからはよきライバルとしてお互いの力を高めるのです」と。
勝負を決めるとばかりに奥義『ベルリンの赤い雨』これは手刀に気の刃を込めて相手を切り裂く技~でレディーを追い詰めていく。初めから傷付ける技に憤るテリー。しかしどんな業でもドンとかかっていくと告げ、ジュニアの赤い雨を胸で受ける。そしてぽよよんパワーでジュニアをはじき返していくのだ。弾き飛ばされたジュニアはロープにはじき返され、返り様にブリッジから胸で打ち上げる。
そこで一気にピーチドロップを決めんとするが、ジュニアが両手で赤い雨を繰り出そうとする。そこでレディーも「よーし、思いっきりワシの胸に打ち込んできなさい!」と手刀を両胸で受け止める。
しかしそのままリング上にレディーの下敷きになる形で叩きつけられ、そのままフォールを決められてしまった。こうして試合はレディーの勝利で幕を閉じる。
勝利を喜ぶテリーとミート君。なぜか拉麵娘が「お袋さんのことは忘れるアル、そうすればおまえも強くなるアル」とジュニアに告げる、しかしすかさずテリーに「おまえが言うな」と頭から踏みつけられる。
だがジュニアも、敗けた以上遺恨を残すつもりはなく、これからはライバルとして技を競いつつ高めることを誓い、ひとまずこの場を後にするのだった。
のちに当のブロッケンは母クイーンの見舞いを受け、事の顛末を聞いてひとまずの満足を覚えた。これからはコーチとして青少年を鍛えるべく活躍するのだそうな。

第9話:ベンキウーマンの挑戦なのじゃ!

る日、アフリカ超人組合がレディーのもとを訪れて、アフリカ代表の超人女子クンターウーマンが行方不明になったことを告げる。
その捜索を引き受けてほしいと頼んだかと得心したレディーに対しミート君は、それは協会の仕事のはずと応える。実はクンターはアフリカ超人王国の王女で、アフリカ超人の束ねの存在でもあった。そんな彼女の不在はそこの混乱にもつながるということで、協会はもちろんレディーにも独自に協力を要請したのだ。
聞き付けてやって来たテリーと拉麺娘、協会から派遣されたタイルウーマンとサボテーニャとでクンター捜索を開始することとなった。一通り調べた後、突然サボテーニャの悲鳴が起きる。駆けつけたレディーたち。そこにはタイルウーマンと対峙する一人の超人女子がいた。彼女は残虐超人ベンキウーマン。拉麺娘が言うには、倒した敵を腹の便器に流す残忍な性格を持つ超人として怖れられていた。
対するタイルは自らの巨体には通用しないと余裕で飛びかかる。しかしそれを受け止めて何度か投げ伏せ、次第に小さな団子状と化してからやはり腹の便器に流し込んだ。あれは必殺アリ団子と拉麺娘が説明するのだが。
次の獲物をとレディーたちに目を向けるベンキ、それにレディーが奮起して立ち向かう。
ベンキとの試合はまずレディーが果敢に立ち向かうも、巧みに受け流すベンキ。ああやって敵を疲れさせるのもベンキのやり方とも告げる拉麺娘。それはレディーも理解はしていて、なんとかふところに潜り込めないかと思い攻め続けるもベンキもただかわすばかり。いよいよレディーも疲れがたまったことを見計らい、ベンキが攻めていき、そのまま便器にぶち込まれ流されてしまう。
勝ち誇るベンキだったが、しばらくして便器から水が逆流しそこからレディーが再び這い出してきた、しかも先にぶち込まれたタイルとサボテーニャ、そして件のクンターウーマンもレディーの足を引っ張りつつ這い出してきたのだ。しかもその際の異変に気付き驚愕、赤面するミート君。
実は流された際にレディーのパンツが脱げてそのまま便器を詰まらせてしまったのだ。
軽く恥じらうレディーをよそに水を逆流させ苦しむベンキ、しだいに大量の水を出してぶっ飛んで地に伏せる。
こうしてレディーの勝利に帰し、最後ベンキから飛び出したパンツを受け取ったレディーに拉麺娘が勝ち名乗りを告げる。その姿がさらにあられもなかったが。
連行されるベンキ、助けられたことを感謝するクンターだが、続いて告げられた事情がレディーたちを驚愕させた。

第10話:はるかなるアフリカ大決戦なのじゃ!

アフリカ組合の理事から告げられた情報は驚愕に値するものだった。
穏健路線の現体制に反感を持つ一派が悪行超人やモンスターと手を組み転覆をはからんとしていたのだ。これまで懸念はしたものの、ベンキウーマンの襲撃により一気に顕在化したのだ。お友達になったクンターのためと乗り込まんとするレディー、テリーに拉麺娘、ジュニアともに、出迎えのバードモンスターに乗り込んでアフリカに向かう。
到着早々猛獣を狙う密猟者を見かけるも、それをとらえたのはモンスターだった。もともと荒くれ者ぞろいのモンスターたちも現体制のもとで人間や超人たちとともに共存していたのだ。後にそのモンスターによって、キリマンジャロのアジトに誘われる。
アジト内に潜入するレディーたち、その内部には大規模なパワーストーン坑洞が広がっていた。クンターが言うには、超人パワーの増幅をはかるためにこの鉱石を手に入れるために、かねてから狙っていたのだ。アフリカの平和、ならびに超人界の安定のためにも、レディーたちが立ち向かわねばならない。
ともかく中枢にさしかかり、そこで待ち構えた悪行超人ウコン等の用心棒超人。いずれも超人男子ということで力業に持ち込まれればレディーたちの不利にもなりかねない、と思ったのだが。ともかくも屋外のリングが数基設置されて試合が開始された。
まずテリーが弾丸モンスター超人ハリゴラスの縦横無尽の動きを読んでから逆に翻弄し、ビーチブランディングでノックアウト。次に拉麺娘とジュニアが触手モンスター超人オクトパスドラゴン振り回されたかと思いきや最近友達になりつつある二人の連携からドラゴンを逆に翻弄しレッグラリアートとベルリンの赤い雨で何とか撃破。
そして肝心のレディーとウコン。まず差し出されたフルーツを頬張るレディー。敵の罠かと懸念するテリーだが、戦士のしきたりと説明しひとまず安心する。
ともかく試合が開始されるも、やはりウコンの力業にはさしものレディーも押され気味、それでも何とかダウンを奪ったが、今度は何とウコンが巨大化、巨大なゴリラと化してしまった。そこにもう一人のウコンが現れ、レディーが対したのは自らのペット“ウコング”だった。改めてウコングにねじ伏せるよう命ずるウコン。超人女子の中ではストロングスタイルの彼女もひとまずの身のこなしでウコングを翻弄。手足を決めつつウコングを大人しくせんと奮闘する。
そこに巨大な象モンスター、マンモラーを引き連れた警備モンスターがやってきた。ウコングを何とか引き止める役を引き受け、レディーにウコンと対するように呼びかける。
そのマンモラー、向かってくるウコングを鼻であしらい、ひとまずの吠え合いの末ウコングを大人しくさせる。
そして本物のウコンと対戦するレディー。基本先のウコングと変わりなかったのでそんなに苦はなかった、一方ウコンもウコングとの対戦で体力を消耗したとたかをくくっていたが、レディーのぽよよんパワーを侮っていたこともあり、いとも簡単にノックアウトされる。
こうしてアフリカの平和は守られ、いっぱいのフルーツを手土産に日本へと帰還するのだった。

第11話:ロシアの戦争娘なのじゃ!

ある日、テリーたちの後輩にあたる超人女子、ペンタゴーナが何者かに襲われ重傷を負う。見舞いに来たテリーたちは、一緒の病室に入院していた傍らの残虐超人女子、ティーバッグ婦人もまた被害を負いながらその様を目撃しているということで事情を聞き出そうとしても詳しいことは分からないと応えるのみ。
そういえば聞いたことがあるとテリーが告げる。最近ロシアの残虐超人養成組織“蛇の穴”から脱走した超人女子がいるという噂を耳にしたとか。
蛇の穴についてはその違法性について問題が問題視されていたが、そこの出身となれば気を付けなければいけないと結びつつ、レディーのもとを訪れようとするテリーたち。
そのレディーだが、散歩中とある屋台でもめている黒衣の少女と出くわす。聞けばピロシキをロシアの通貨ルーブルで支払おうとしたのだ。そこでレディーが立て替えて事なきを得て、しばらくその少女と屋台散策を楽しんだ。
そうこうとしているうちにテリーたちが駆け付けて、その少女こそが一連の襲撃事件の参考人だと告げる。
事態が飲み込めないレディーに対し、少女は何かに目覚めたかのごとく両手から鉄の爪を出してレディーに襲いかかる。すんででよけたレディー、ミート君が調べた結果、彼女こそ件の“蛇の穴”出身の超人女子、人呼んでファイティングコンピュータ・ウォーズマン・ジェーブシカだった。
闘わなければならないかとしぶるレディーをなだめつつ、ミート君が用意したリングでは、ウオーズマンがすでに上がっていた。
仕方なくレディーもリングに上がりほどなく試合は開始された。
まずはウオーズマンのベアクローでの執拗な攻めに両腕での防御でひとまず耐える。これぞキン肉族秘伝の“肉のカーテン”だったが
縦横無尽からの着実な攻めでさしものガードもゆるみ、スクリュードライバーで吹き飛ばされてから背中から両腕をきめられる。これぞウオーズマンの奥義、脱出不可能なパロ・スペシャルだった。
そもそもウオーズマンは主にベアクローで敵を倒していく様が目立っているが、むしろパロ・スペシャルで相手をリングに沈めることこそ彼女の真骨頂だった。このままレディーが沈むのは時間の問題と誰もが固唾を飲んで見守っていく。一方でレディーの脳裏にクイーンが励ましていることもあり、レディーもよくよく耐えていく。
そうこうと時間は過ぎていったが、そのうちなんと、ウオーズマンの身体から白煙が立ち込めてきた。実はウオーズマンをはじめ蛇の穴のレスラーは短期決戦を旨としていて、どうしても長期の持久戦は苦手で、特にウオーズマンは汗が水蒸気の白煙と化して全身から吹き出していくのだ。
すかさずミート君が反撃を呼び掛け、目を覚ましたレディーは、きめられた力が弱まったのを見計らい、半ば強引にぽよよんパワーで振りほどき。反動で後ろのロープに飛ばされたウオーズマンにピーチドロップをかけKOさせる。
こうして勝利をおさめた後、取り押さえようとするも、それを制したのはレディ・ロビンだった。ロビンが言うには先日極秘裏に蛇の穴の取り締まりのためロシアに派遣されたのと入れ替わりにウオーズマンが脱走したのだ。当のウオーズマンも熱い戦いができたと彼女なりに感じ入っていた。もともと蛇の穴から無理やり戦闘法を刷り込まれ、半ば強制的に闘わされ、今回の騒動もその影響からだという。
ともあれ蛇の穴が摘発され、ロシアの格闘界の健全化がなされた後、ウオーズマンは今後正義超人の候補生としてロビンの預かりとなり、レディー自身もまた新しいお友達ができたと、不安げなテリーをよそに喜んでいたのだった。

第12話:ラッカ星を救えなのじゃ!

宇宙の彼方、ラッカ星。
そこは今、宇宙野武士という謎のモンスター超人たちによって襲来された。そこに1機の宇宙艇が飛び出し、一路地球へと向かう。
その向かった先、キン肉ハウス付近にその船が落下。隕石の落下かと驚いて表に出るレディーたち。しかしその落ちた先から一人の少年がはい出してきた。
名はビーンズマン。件のラッカ星から、宇宙野武士団から星を救う勇者を求めるためにとはるばる地球へと逃げ延びたのだ。
また宇宙の危機だと告げるミート君の言に従い、レディーもビーンズマンとともに各地の超人女子を訪ねる。もちろん乗ってきた宇宙艇に乗って。
見た目の小ささに対し、案外広い艇内の宇宙船で世界中を飛び回り、まず畑仕事にいそしむ拉麵娘、里帰りして牧場で牛たちの世話をするテリー、あらためてトレーニングにいそしんでいたブロッケン、北海道の雪山で稽古をしていたミツルと順々に仲間を集めていく。そしてイギリスでトレーニングをこなしていたロビンとウオーズマンを仲間に入れていよいよラッカ星へと旅立っていく。
ようやく到着したラッカ星、そこにはすでに協会から派遣された超人たちがいた。早速レディーたちに遊ばれている変幻超人ブヨブヨをよそに氷結超人クリスタルマンが事態の説明を行う。そもそもこの星は土壌そのものが食用のコケ状となって、それが星の豊かさを担っていた。それを野武士団が目を付け襲撃に至ったのだ。
案外おいしいラッカ星の土を堪能しつつ、その野武士団を待ち構える。そして彼らは再び襲い掛かってきた。
数に頼りながらも整然とした戦略で攻めていく野武士団を着実に退けていくレディーたち。しかし本当に恐ろしいのはこれからだと告げるビーンズマン。何と倒された野武士団の数体がレディーたちの姿に変化していくではないか。
自分たちのコピーと続けて対峙するもそれが単なるコピーではなく、闘っているうち、巨大化したり腕が増えたりと本物以上の力で押していく。しかしロビンとウオーズマンが野武士の心臓部分のコアを突き、かろうじて倒すことができた。やがてエネルギー補給のためと帰還していく野武士団。
何とか守り通すことができたものの、根本を絶たない限り同じことの繰り返しと危惧する一同。しかしブヨブヨが以前襲撃した際に帰還した野武士の1体に糸状にした体でたぐり寄せ、大まかな居所を割り出していた。
闘いの疲れそのままにレディーたちはその本拠地に向かう。しかしそこは巨大で禍々しい樹木が生い茂っていた。そもそも植物型生物の野武士たち。星の栄養を吸収し巨大化したそれを絶つため、立ち向かうレディーたち。すでに大量に生産されたコピーたちをかいくぐり、巨大樹を攻める。しかし枝やツルでからめとり、やがては投げ飛ばされるレディー。しかし地面に叩きつけられたかと思えば、ご自慢の肉体に加えて、そこでも火事場のぽよよんパワーで跳ね返り、巨大樹のコアを突き破り倒していく。はたして野武士たちもすべて崩壊していった。
こうして豊かな星に戻ったラッカ星を後に、地球へと帰っていくレディーたちだった。

番外編:誕生日の攻防

今日は毎年恒例のキン肉マンレディーの誕生日。今までは牛丼愛好会のメンバーがささやかに祝ってくれていたが、そんな彼らを中心に後援会も拡大し、加えて今までの活躍から正義超人女子の付き合いもあって今年はさぞや盛大に盛り上がることと思われた。
はたしてキン肉ハウスにパーティー会場の案内状がレディーのもとに届けられた。下見がてらにその洋館に足を踏み入れたレディーだったが、突然落とし穴に陥り気が付けば暗い牢獄の中だった。実はアブドラコ以下モンスター超人がレディーたち超人女子への復讐の一環としてまずレディーを拉致せんとしたのだ。
一方ハウスのミート君も突然レディーがいなくなったのを不審がるが、そこにナチグロンが現れてレディーが手紙で招かれたという知らせを届ける。
その一方で、アメリカ超人女子もモンスターたちの動向を察知していて、レディー救出がてらに自分たちのアピールも企てんとした。
一方ミート君からの知らせを受け、テリーたちも乗り込まんとする。潜入したテリーたちと前もって乗り込んだローデスが鉢合わせ。しかしなぜか正義超人とアメリカ超人が激突する羽目となった。その様を見ていたモンスターたちもひとまず傍観を決め込むが、ややあって牢を見ればなんともぬけの殻。
そんなレディーは一人のモンスターの手引きで脱出していたのだ。もともとナチグロンの友達のオカマラスは今回のやり方に異議を抱いていて、そのうちいてもたってもいられずにに脱出の手引きをしたのだ。そんなレディーの姿を拉麺娘とジュニアが見かけ、後をつけていく。
レディー脱出の報せはテリーたちにもたらされ、ローデスとの争いを切り上げてひとまず迎えに入れんとし、ローデスも後を追っていく。
司令室にたどり着いたレディー、驚愕するモンスターたちにことの次第を問いたださんとするレディーに、追い付いた拉麺娘たち、そして駆け付けたテリー、追いかけてきたローデスをも交えて、正義超人、アメリカ超人、そしてモンスターたちの大混戦が繰り広げることになった。何が何だかわからずに巻き込まれるレディー。とりあえずローデスにピーチドロップを仕掛け、それと同時にモンスターたちも次々超人連合に打ち倒される。そうこうとした結果、事態も収拾されひとまずの落ち着きを見せる。
こうして一部を除いてモンスターたちは退散し、アメリカ超人やらも交えて今年のレディーの誕生日パーティーは結果が良ければということで盛大な盛り上がりを見せたそうな。

第13話:ムエタイ大決戦なのじゃ!(その1)

ある日、一人の超人女子がキン肉ハウスを訪れ、スパーリングを行いたいと持ち掛ける。いつも通り考えなしながらも受けるレディー。彼女の関節技に終始翻弄されるも、試合後幾分体が軽くなったと告げるレディー。そこにミート君が彼女こそ医療超人ドクターポンピーだと告げる。
もともと残虐超人ハングキラーマン、後のドクターボンベの孫たる彼女。体を鍛えながらの体調調整の実験ついでにレディーの力量を見るべく訪れたのだ。
「格闘家たるもの体を鍛えつつ、常に体調も気を配らねばなりません」と言い残し、彼女は去っていく。その後拉麵娘の店を訪れる約束を思い出し早速足を運ぶ。
しかし店は臨時休業の札が掲げられ、扉が開いているのを良しと、中に入ると暗く沈んだ拉麵娘ととりまきの拉麵娘ズが佇んでいた。
何事かと尋ねるレディーに拉麵娘ズの一人ムエタイ使いのチューミンが泣きついてきた。彼女が言うには兄のチューチャイが経営するムエタイジム。かつて兄とともに師匠から厳しい修行を経て受け継いだそこに、かねてから敵対するパイソン会のムエタイ使いが襲撃し、兄をさらっていったのだ。そういえば聞いたことがあるとテリーが、そもそも超人拳法の友邦団体として超人ムエタイの流派があると告げる。チューミンもその縁で拉麵娘の仲間になり、戻ってパイソン会の襲撃もそもそも超人ムエタイの勢力争いの一つだったのだ。

拉麵娘絡みの事件とはじめ乗り気でないテリーたちも、一応チューミンの故郷のタイへと赴いていく。
はじめ観光気分のレディーたち。しかし走り抜ける若者に襲撃するムエタイ使いが現れた。彼らは修行に耐え兼ね脱走した門下を制裁すべく送り出されたパイソン会の戦士スコルピオンだった。
その門下を倒したスコルピオンはチューミンを引き連れたレディーたちを見かけ、用心棒かと見なして闘いを挑む。その非情さに珍しく憤ったレディーもそれを受ける。かくして試合は始まった。
立ち技最強と謳われたムエタイだけあって、はじめスコルピオンの攻めに防戦一方だった。しかし珍しく本気を出したレディーもスコルピオンの攻撃を着実にかわしつつ、やがてはスコルピオンに渾身のピーチドロップを決める。
しかし続いて現れた長身の戦士。螳螂ムエタイ拳の使い手マンティスである。任務を受けたスコルピオンを監視し、敗北した彼を制裁するために遣わされたのだ。当然ながら抵抗するスコルピオンもマンティスに攻撃が通用せず、なす術もなく倒されてしまう。
更にマンティスは、チューチャイに7日殺しの秘術を施し、それを救いたくばパイソンを倒すことだとも告げ去っていく。
仲間をも容赦なく倒すパイソン会に闘志を燃やすレディーたち。しかしそれをなだめつつロビンたちも駆けつけてきたのだ。そして彼女たちの前に一人の老人が現れた。

第14話:ムエタイ大決戦なのじゃ!(その2)

スコルピオン戦ののち、現れた老人にまずチューミンと拉麵娘が、彼こそ超人ムエタイ総師範たるゼベット・チャンガーであると告げる。超人拳法の老師とは長く親交がある彼は、そもそもチューミンたちの師の弟弟子であったパイソンが、超人格闘技の頂点に立つべくパイソン会を設立。以後は残虐ファイトが渦巻く無法地帯となっていた。対してパイソン会から健全なムエタイを守らんとしたのがチューチャイだったのだが。ともかくもチューチャイの命と超人ムエタイの健全化を護るため再び立ち向かう決意をする。
同じ頃、次の対戦相手たるマンティスの動向を調べんとナチグロンが調査に乗り込んだ。
自らに猛特訓を科すついで、門下をみっちりとしごく彼だがなぜか先にスコルピオンを倒した冷酷さは見られない。
そこに幼い子供たちが道場に入ってきた。彼らはマンティスの弟妹達だったのだ。そもそもマンティスは健全なムエタイ選手だったが先輩選手の前座や咬ませ犬として悶々とした暮らしを強いられてきたが、パイソンにスカウトされ会に入り、以後残虐戦士として怖れられてきた。
これ以上の暴挙をやめるよう説得する弟妹たちに対し、昔のような苦労はさせまいと返すマンティス。その言葉に感じ入りながらも思わず身を乗り出し姿を現してしまうナチグロン。結局見つかってしまい、レディーたちの密偵と見なされ門下に捕まってしまう。ついで弟妹たちも門下の一人に家に帰される。そしてその様をひそかに見やる一人の女性がいた。
明けてマンティスとの対戦に際し、ナチグロンの姿を案じるレディー。そこに現れたマンティスが、そのナチグロンを口封じがてらに道場でサンドバック代わりにしていると告げる。はたして憤るレディーを制し、テリーが対戦者に名乗りを上げる。こうしてマンティスとの試合が始まる。
いつもは熱いファイトを繰り広げるテリーだったがここでの試合はムエタイ使いが相手だということで防戦一方にみえて着実に攻撃を受け流していく。そのうち何とナチグロンが現れ、レディーやマンティスも軽い動揺を覚える。たしかに捕らわれたが必要以上に痛められず、隙を見て縄から抜けて逃げていったのだ。
そのナチグロンがマンティスの弱点を告げんとするも、何故かテリーが拒否、闘っているうちにそれが分かりかけてきたという。それは彼の柔軟な体は攻撃を繰り出すとき一部固くなる部分がある。そこをついて怯ませてからピーチブランディングでマットに沈めるのだった。
しかし気絶には至らないマンティスは何故とどめを刺さないかと問うも、テリーもマンティスの非情に徹しきれないところを指摘した。ここまで言われてマンティスも負けを認めんとするや、何と弟妹たちを捕まえた男たちとともに先の女性が現れた。彼女こそキング・パイソンの腹心にして愛人のクイーン・コブラだった。当然敗北したマンティスの制裁を行うため、手始めに道場の門下を倒したと告げ、ついで弟妹達を痛めつけんとする。それを止めんとするマンティスだがそこにカポエラムエタイのダニエル・タートルが現れて彼を阻む。まさに配下が手をかけんとした時、一陣の風と共にウオーズマンのスクリューが配下をなぎ倒し、離れた弟妹達をロビンが救う。
そのうちパイソン会のムエタイ使いも動員され、包囲されんとするも、ミツルやジュニア、そして超人拳法の老師や委員長も現れ。この場を収めんとする。
そこで委員長は超人格闘技とムエタイの総当たり戦を持ち掛け、最後に現れたパイソンを交えてそれを了承する。
ここに超人格闘技、そして超人ムエタイの全面対決が繰り広げられんとするのだった。

 第15話:ムエタイ大決戦なのじゃ!(その3)

タイ・ルンピニースタジアム。ここに超人ムエタイと超人女子連合との総当たり戦が今まさに繰り広げられんとしていた。
まずは勢ぞろいした超人ムエタイの精鋭たち、すでに二人倒されたとはいえいずれも強豪揃い、いまだに陣容は厚い。対するレディーをはじめとする超人女子チーム。先の2戦を経て自分たちの名誉と、仲間の兄の命をかけてこれまた意気高い。
そんな緊迫した様を観客席で見守るのは、組織を追われたスコルピオン。病院で寝込んでいた彼が何故ここにいるのか。実は昨夜、謎の女性が彼の手足を決めつつ、身体を動かせるようにし、後に応急措置を施されてから事の真相と大会の帰鄒を見届けんと会場へと向かったのだ。
そこにマンティスが現れ、気まずい雰囲気の中、スコルピオンが組織の掟に従っただけと流し、対して自分は掟に従い多くの選手を傷付けたことを恥じ、これからはコーチとして後進を指導したいと述べる。
さておき仕合は開始され、まずは最年少のラット・マノンとブロッケンJrが対することとなった。マノンはチューミンの友達パノンの親戚で、パイソンの実力に心酔しパイソン会に入ったのだ。
仕合は当初マノンが攻勢に出て、ジュニアは防戦一方だった。心配げなレディーをよそに、拉麺娘は「大丈夫アル」と余裕を見せる。たしかに帽子もゴーグルもはだけて、ふらついているかに見えつつも攻撃を受け流していた。
やがてとどめとばかりに渾身の蹴りを繰り出すマノンだが、なんとジュニアが後ろに踏み込みつつ片手でマノンの蹴りを受け止める。
「格闘家たる者相手の攻撃を受けるは常。そこに勝機を見出ださんとしましたが」
さしものマノンが怯んだ隙に、脇腹に手刀を打ち込む。ブロッケン一門の伝家の宝刀“ベルリンの赤い雨”である。はたしてマノンが血反吐を吐いて倒れ込み、ジュニアの勝ちが告げられた。
「打たれるごとに強くなる。これはムッター(お母さん)、そして超人トレーナーのパカンポさんの教えです。あなたもこの痛みを糧にまたかかってきて下さい」
と、帽子とゴーグルを拾いつつリングを後にする。
その後で倒れたマノンをすかさずスコルピオンとマンティスが運び込む。これにはさしもの会のメンバーもあっけに取られ、裏切り者めと吐き捨てつつも見届けるしかなかった。そのマノンは一時的なショックでの喀血で適切な処置を施せば治るそうだ。
ともかくも初めの試合は超人女子側の一勝目となった。

第16話:ムエタイ大決戦なのじゃ!(その4)

続いてはカポエラムエタイ使いのダニエル。パイソン会1、2を争う実力の持ち主の彼に対するはレディ・ロビン。制裁がてらの弱い者いじめが好きな彼にとっては自分の趣味を邪魔した憎き敵。一見柳腰の彼女をヒョロ長と侮り攻撃を仕掛ける。
甲羅上の背中を軸に全身での回転蹴りは森林をたちまち荒れ野に変えるほどの実力と誰もが誇るその威力に、当然ながらもロビンは動じない。セコンドのテリーもかえってダニエルの愚かさを指摘し、楽勝を確信するのだが。
そしてダニエルの脚がロビンの顔面をとらえんとする寸前、ロビンの前蹴り、特につま先がダニエルの脇腹を捕らえた。
「格闘技においての技は最小限の動きで決めるべきだ、貴方の技は無駄な動きが多すぎた」
こうしてダニエルのKOが告げられ、勝ち名乗りを上げるまでもなくリングを後にするロビン。ここに超人女子の2勝目が告げられた。

お次は首相撲のクロコダイル。対するは超人相撲のミツル。セコンドにはチューチャイの親友たる巨象のヒガンデ。同じく首相撲の使い手だが、クロコのそれにはヒガンデも何度か苦杯をなめさせられたという。あたかもワニが獲物に喰らい付くかのごとく相手を倒すという。
それを告げるやクロコがミツルを捕らえ、懐からの蹴りの連続でミツルを攻める。しかしミツルも超人相撲の使い手。打たれるままにもガブリよりを決め、上手投げを繰り出しそのままマットに沈める。先のジュニアと同じく、特にミツルには多少の打撃は初めから動じなかったのだ。
「やっぱりアテえは相撲じゃわい」と言い放ち、ミツルが勝ち名乗りを上げる。
こうして残るはコブラとパイソン。意気上がるレディーたちだったが、何故か浮かない顔を浮かべる。
「まさかあいつに任せてもいいのか」とテリーが洩らし、誰もがその言葉に同調する。
一方その陰に薄笑いを浮かべる者がいた。

第17話:ムエタイ大決戦なのじゃ!(その5)

ついにパイソン会は副将のクイーンコブラを差し向けることになった。対するのはなんとかつてレディーが対戦した仏門モンスター超人のダイブツラーだった。テリーたちが不安げだったのはスポンサーを買って出た寺院が、招待した客賓が副将と対すると事前に告げたそのことだった。
同じく客賓として招かれた婆さんが「あの人なら大丈夫じゃて」と告げるも問題はそのことではないと誰しもが思う。ちなみに直接対戦したレディーは大丈夫と安心げだったが。
対するコブラの得意とする業はメインの蹴りはともかく、まさにコブラの毒牙のごとく手刀の一突きで相手を封じて打ち付けて倒すものだった。たしかにグローブ越しでもその威力は絶大で、素手では命を奪いかねないほどの暗殺術でもあった。ともかくも仕合は開始され、放たれるコブラの技を難なくかわしついにはコブラの背後を取る。
そういえば聞いたことがあるとパイソンは驚愕の表情を見せる。実は超人格闘技から追放される前はかの伝説超人プリンス・カメハメが若手時代に彼と互角に渡り合った実力だったという。
しかし傍目から見れば単なるセクハラ技なので、純粋に動揺しているパイソン会側はともかく、レディーを除く超人女子チームは明らかに嫌悪の念を禁じ得ない。こうして恍惚の表情でコブラは倒れ伏される。
さしものパイソンも焦りの感を禁じ得ず、さらには人質のチューチャイを逃がしたといった報せがもたらされる。見ればチューチャイは超人女子側にいるではないか。
秘術の作用で動けないはずだったが、そこにドクターポンピーが現れ、自分がその秘術を直したのだと告げる。そもそもその秘術の解除はパイソン自身のオリジナルで彼自身しか知らないというのだが、人体のすべてを知り尽くす彼女をはじめボンベ一族にとっては造作のないことだった。
ともかくもパイソンとレディーの最後の決戦に移る。ムエタイ最強と謳われる彼の攻撃に防戦一方のレディー、かと思われたが、ここは火事場のぽよよんパワーと肉のカーテンでひとまずしのいでいく。
打たれ続ける中、パイソンのムエタイ、ことに格闘技に関する信念を感じ入ることができたレディー。そもそもパイソンも純粋に強さを求め、独自のムエタイを極めたが、現在のパイソン会があまりにも強さを求めるため今の残虐ファイトが売り物となる団体に化していったのだ。
「この人も本当の格闘家なのじゃ、だったらその純粋さを取り戻さなければいけないのじゃ」
こうして再び額の肉マークとともに、レディーの闘士の炎が燃え上がる。
対するパイソンもレディーを打つごとに胸の内に燃え上がる何かに気付きつつ、渾身の蹴りをレディーに叩き込む。
その蹴りを受け止めたレディー、跳ね返してからロープに飛ばしてからのブリッジでの打ち上げてからのマッスルピーチスパーク(仮称)でついにパイソンをリングに鎮めるに至る。
パイソンの敗北に激しく動揺する会員たち、しかしパイソンは一喝とともにそれをなだめる。
「俺も本当の格闘技というものを今一度思い返すことができた。パイソン会も一から出直しだ」
と、平静さを取り戻した会員に支えられ、この場を去っていく。こうしてパイソン会の乱はレディーたち超人女子によって収めることができた。
その後レディーたちも改めてタイ観光を楽しむことができたのだった。