デミトリ=マキシモフ
デビロット「性懲りもなく現れたか魔族の若造、今度はわらわにやられに参ったか」
デミトリ「たしかに貴様の父親には不覚を取ったが、お前ごときわたしには勝てぬよ」
アリエータ「たしかに闇をまとっていますね、あなたも私の力を求めて来たのですか」
デミトリ「たしかに薄冥き力には引き付けられる、その清楚さは薄闇でこそ輝けるかな」
デビロット「いかに闇の力を誇ろうとも、悪を極めんとするわらわの足元に及ばぬわ」
アリエータ「あなたの闇は薄寒いです、その情念に照らされるのもまた恥ずかしいです」
デビロット「底辺に蠢く愚民どもに裁きの炎をお見舞いじゃ、俗界は落ちたも同様じゃ」
デミトリ「未だ蝋燭の火程度だがね、たしかにそれくらいで満足する器ではないか」
アリエータ「こういうところは調子を合わせてるけど、私がたしなめていいのかしら」
モリガン=アーンスランド
デビロット「来たなお色気満々の年増女が、わらわの度胸を見せ付けてくれるわ」
モリガン「あなたに言われればいまいち腹が立つのよね、それなり付き合っていいけど」
アリエータ「やはりあなたには女として対するべきだけど、私なんかが敵うのかしら」
モリガン「ずいぶん大胆な娘なのね、ここは後で仕込んでもいいかもしれないわね」
デビロット「お子ちゃまだと思うてなめるでない、これがわらわの女の意気じゃ」
アリエータ「こんな程度で体を張るだなんで、せめてあなたほどの体つきになれたら」
デビロット「女三人揃えば並み居る男どもは形無しじゃ、これも気持ちがいいのう」
モリガン「いい気になるのは今のうちよ、お楽しみは今始まったばかりだからね」
アリエータ「それですら楽しんでいるようだから、心配はいらないはずなのだけれど」
リリス
デビロット「今度は可愛さで誘わんつもりか、愛らしさならばわらわも遅れはとらぬわ」
リリス「リリスだって可愛いだけじゃないんだよ、でもあなたとのお遊び楽しめるかな」
アリエータ「あなたにも空虚なところを感じます、私に何を求めているというのですか」
リリス「感じるよ、あなたの哀しみが、でもリリスはあなたの楽しいのがほしいの」
デビロット「わらわを差し置いて、可愛さのみで世の中渡れると思うたら大間違いじゃ」
アリエータ「私ではあなたを埋め合わせられないけど、また付き合うならお相手します」
デビロット「軽めのエンターテイメントならわらわだけで十分じゃがそなたもやるのう」
リリス「張り合うつもりじゃないけど、動きを合わせるのもやっぱりたのしいものね」
アリエータ「楽しい笑顔なのね、こういった純粋さなら守ってあげてもいいけれど」
フェリシア
デビロット「これは珍しいネコじゃ、ペットは腐るほどいるがそなたは捕らえてよいか」
フェリシア「あなたと仕合うならともかく、やはりお遊びで捕まるわけにはいかないよ」
アリエータ「ネコさんとのお遊びに付き合えればいいですが、お付き合いできますか」
フェリシア「そんなロボットにいるから元気出ないんだよ、でもいくらか助けれるかな」
デビロット「よもやわらわの方が遊ばれてしまうとは、まったくもって小癪なネコじゃ」
アリエータ「要は私自身の気持ちですが、あなたと付き合えて癒された気分でした」
デビロット「見事に転がっておるわ、そなたにかかれば結構な遊ばれようよのう」
フェリシア「あんまりやりすぎるとかわいそうだよ、あたしも闘うの好きじゃないから」
アリエータ「それでもたかぶってましたね、それを超えれば本当に勝ちなんですね」
レイレイ
デビロット「そなたが噂の霊界探偵か、あいにく悪霊祓いならとうに間に合っておるわ」
レイレイ「いえいえ、アナタ自身が悪霊のもとになっていマスから鎮めテ差し上げマス」
アリエータ「あなたがお出ましということは、私にまとわりつく邪気目当てですよね」
レイレイ「アナタ自身も自覚してませんガ、出来る限りアナタの邪気も鎮めまショウ」
デビロット「霊力使いはともかく暗器使いなら、ヘルドラドには腐るほどいるわ」
アリエータ「今はあなたに頼らずとも、自らの邪気は私自身で何とかてきるようです」
デビロット「仕合のみで退屈じゃ、何か曲芸の一つで盛り上げられぬものかのう」
レイレイ「とハいってモ、仕合デ出しタもの以上ハそうそう出せナイですからネ」
アリエータ「でもなぜだろう、この二人も話が合って危ないほどに盛り上がっていく」
ザベル・ザ・ロック
デビロット「怪しきゾンビなら闘いがいがあろうが、わらわの血は安くはないぞよ」
ザベル「いいぜえその腹黒はよ、ガキんちょの血なら呑みがいがあるもんだぜえ」
アリエータ「たしかに魔の色も濃いものですが、それ以上にあなたの殺気に酔いそう」
ザベル「なら俺様の殺気に存分に酔いな、清楚な娘が堕ちるのは気持ちいいもんだぜえ」
デビロット「そなたのごとき小悪党とは器が違うわ、子供だからとて侮るでない」
アリエータ「まだまだ闇には堕ちなかったみたい、でもこれも私の力じゃないから」
デビロット「よもやわらわたちも奮い立つとはのう、ロックというのも侮れぬわ」
アリエータ「楽しくなったのは分かるけど、やはり自分じゃない気もしてきました」
ザベル「まだ自分のカラを破れねえかあ、まだ夜は長えからゆっくりいこうぜえ」
バレッタ
デビロット「なんじゃそなた、見た目わらわと通じているのか、ここは闘うしかないか」
バレッタ「こちとらあんたを侮れないようだね、本気でブチのめしてあげるよ」
アリエータ「女の子に見えてあなたも獣の目、ここは鎮めていくしかないですね」
バレッタ「むう、可愛い子ぶっちゃって、こういうのはいじめつくしてあげるよ」
デビロット「わらわに劣らずの腹黒じゃったわ、ひとまずは勝負は預けてもよかろう」
アリエータ「たしかに獣の目だけど、ある程度の信念もあればそれに応えられたかしら」
デビロット「今少しで狩りがいもあったか、ほれ抗えるものなら抗ってみるがいい」
バレッタ「一気にとどめをさしたら面白くないわね、ほらもうちょっともがきなさいよ」
アリエータ「この二人も結構調子が合っているわ、でも私まで加わっていいのかしら」
ジェダ=ドーマ
デビロット「性懲りもなく現れたか冥王よ、今度は何を奪おうとするつもりじゃ」
ジェダ「奪うとは人聞きの悪いな、君の星の価値ある魂をあるべき場所に戻すだけだよ」
アリエータ「やはり来たのですね、私を導いてはたしてどちらまで行くのでしょうか」
ジェダ「それは君がよく知っているはずだ、君もまた我が神の因子を受けているからね」
デビロット「力なき悪もまた無力じゃ、憐れみを受けるほど我らも無力ではないわ」
アリエータ「どんなに力なくても自分で歩んでいきたいです、まして心を失うなんて」
デビロット「倒しがいがないなら魂も価値なしじゃ、ここもくたびれ儲けじゃのう」
ジェダ「さりとて失望には値わぬがね、価値ある魂は自ずと寄り添うものなのだよ」
アリエータ「魂を惹き付けるもまた器ゆえだけど、これも悠然と構えるべきなのね」
イングリッド
デビロット「見た目わらわと変わらぬがこの近寄り難しは一体なんだというのじゃ」
イングリ「それはワシとそなたに通じるものがあるものぞよ、怖れず向かうがいいて」
アリエータ「あなたも私の力に惹かれたのですね、いったいどう導いてくれますか」
イングリ「ワシが導くまではないあろうが、そなたの気が済むまで付き合ってやるぞよ」
デビロット「こう人を喰われる気分はいいものではないから、勝てば気持ちがいいのう」
アリエータ「甘える気持ちは捨てきれませんが、私も力の理に気が付いたつもりです」
デビロット「ひとまずの度胸ならばわらわとどっこいじゃ、今度もよき闘いができたわ」
イングリ「そなたの調子を合わせて正解じゃったわ、結構気が合う組み合わせぞよ」
アリエータ「もしかして私もあわせているのかしら、その分遊ばれてもいるけれど」
ルビィ=ハート
デビロット「よもやそなたも空賊か、わらわのナワバリで暴れんとはいい度胸よのう」
ルビィ「あたしに喧嘩を売るのかいお嬢ちゃん、お子ちゃまの海賊ごっこは怪我するよ」
アリエータ「あなたも自由な心を持っているのですね、その心をもっと見せてくれれば」
ルビィ「結構面倒なお嬢ちゃんだ、後ろの冥い気も含めて少しもんでもいいけれどね」
デビロット「宇宙の空の広さに比べれば、わらわもそなた以上に広く飛んでいけるわ」
アリエータ「私もまたあなたへの仕合を通じて、自由への憧れを見出せたのですね」
デビロット「そなたの船も結構飛んでおるわ、じゃがわらわの機体ほどではないがのう」
ルビィ「あんたのも面白く飛んでいるから結構様になっているね、ご立派なことだ」
アリエータ「私も時には何もかも忘れて、このまま飛んでいられればいいけれど」
ソンソン
デビロット「そなたもただ者ではないサルなのか、何か芸をしてくれるであろうな」
ソンソン「こう言われればあたしも底力を出さなきゃね、あんたも覚悟を決めてよね」
アリエータ「あなたが伝説のおサルさんだったら、私の邪気をたどってきたのですね」
ソンソン「あんたの邪気なら自分で何とか出来るけど、そのための仕合だったらね」
デビロット「これぞ伝説のサルじゃ、ひとまずは鎮まればこちらのものということじゃ」
アリエータ「少し鎮まりましたが大丈夫ですか、お互い手加減できない仕合でしたから」
デビロット「サル芸ならば我らも負けてはおらぬ、これで並み居る相手も形無しじゃ」
アリエータ「ああ、今度はどんな芸をさせられるか、あまり恥ずかしいのはダメです」
ソンソン「芸くらいだったら見せてもいいけど、やっぱり体を動かすのは好きだからね」
一文字伐
デビロット「よもや忌野の者とまみえんとはのう、義しき士なら討って出ようぞよ」
バツ「俺は忌野とは関係ねえといいたいが、子供の喧嘩と違うことなら教えてやるぜ」
アリエータ「今の私も、こういった真っ直ぐな人と闘わなければならないんですね」
バツ「あんた何かに怯えているようだ、たしかにこういう格好なら見なくても分かるぜ」
デビロット「血のしがらみを越えんとするのか、そういったカッコよさは買いたいのう」
アリエータ「自分に怯えては何もできませんね、せめて自分を真っ直ぐに見据えれば」
デビロット「たまにはバカ正直に仕合を運べれば、楽に闘うことができるやもしれぬな」
バツ「俺も見ての通り身一つだ、お前さんたちのように小細工はできねえからな」
アリエータ「私も身一つなのですが、ここから出られないのが悔やまれるところです」
鑑恭介
デビロット「こういうキザっぽい奴はどうも苦手じゃ、少しあしらってオサラバじゃ」
恭介「噂のいたずら娘は君のことか、片手間になるけど少し懲らしめてもいいかな」
アリエータ「こういった真面目な人を倒そうだなんて、少しばかり気が引けるのですが」
恭介「君の恰好もやっぱりけしからんな、ますはこのアーマーから出さなけれはね」
デビロット「見た目だけでなく業もキザっぽいとは、わらわより目立てて気に入らぬわ」
アリエータ「こういった闘い方をすれば、見た目からもふしだらな女に見えるのですか」
デビロット「そなたの流儀ならわらわも真面目に闘えるわ、しかしこういうのもいいか」
アリエータ「堂々と闘って勝てるなら、それに越したこともないのですがどうですか」
恭介「強いならそれに越したことはないさ、要はいかに仕合を運べればいいかもね」
風間アキラ
デビロット「この凛々しさは侮れぬ、よもや拳のみでなく女でもわらわと張り合うか」
アキラ「別にあなたと張り合うつもりはないけど、やはりかかる火の粉足りえるかしら」
アリエータ「女としての力強さ、ますはあなたに挑んでそれを身に付けられますか」
アキラ「それもあなた次第ね、それ以前にあなたの姿勢自体を問題にしたいけれど」
デビロット「凛々しさとカッコよさは認めねばのう、しかしじきに追い付いてみせるわ」
アリエータ「女の強さは何よりも度胸ですね、今の私には前向きさが足りないですから」
デビロット「これぞ真の女の勝利ぞよ、ありきたりの格闘家どもは物の数ではないわ」
アリエータ「それでも武器兵器には頼っていますが、それが明日の勝利につながれば」
アキラ「でもあなたたちも十分目立っているわよ、こればかりは私も負けそうよね」
島津英雄
デビロット「なんとも堅物そうなオヤジみたいじゃのう、男の風格にはやはり程遠いわ」
英雄「君が噂のイタズラ娘かね、腕ずくは好まぬがここで拳で語るのもやむを得んかな」
アリエータ「真面目な人ならお父さんみたいです、でも昔の記憶はほとんどないですが」
英雄「何だね君のその恰好は、今すぐそのアーマーから出てわたしの話を聞きなさい」
デビロット「外見もお堅いが拳もお堅いわ、少しはこの身に響いたがどうてことないわ」
アリエータ「もしかして戸惑っていたんですか、私もやましいところはないはずなのに」
デビロット「仕合のあとでのお勉強の時間か、はたしてどんなお説教を聞かせるやら」
英雄「君たちも勉強をする気になったかね、ここは物騒になったので別の場所でだね」
アリエータ「でも次の場所も予断は許せませんから、お話くらいは聞くことにします」
忌野雷蔵
デビロット「出たな忌野の学園長、よもやわらわを引き入れんがうまくいくものか」
雷蔵「この際いい機会だ、君にも我が教育を受けて一人前のレディにしてあげよう」
アリエータ「そういえば私も、まともにお勉強をする機会がなかったみたいですね」
雷蔵「勉強ができないとはまた不憫な、しかし君も我が学園に入る資質もありそうだな」
デビロット「これがそなたの帝王学か、しかし我が流儀に近いゆえまた学びたいぞよ」
アリエータ「久しぶりこんなに体を使うけれど、また学びたい気持ちになれるなんて」
デビロット「帝王学も学びきったつもりじゃが、まだ学ぶ余地もあったとはのう」
雷蔵「人生とは常に勉強なのだよ、君らもいずれその意味を分かる時も来るはずだ」
アリエータ「それこそ今までの流した血も汗も、無駄ではなかったということですね」
忌野雹
デビロット「なんと下手な侍よりは切れ味よさそうじゃ、真剣勝負も望むところじゃ」
雹「お前も命をかけられるか、しかし子供のお遊びとはわけが違うのも承知のはずだぞ」
アリエータ「その剣の冷たさに耐え兼ねてますね、私も斬られる覚悟はありますが」
雹「たしかに生白きその身を武器にはせぬようだが、あらためてこの刃見据えられるか」
デビロット「刀で斬られようがわらわを止められるか、逆にその刀受け止めてやったわ」
アリエータ「斬られる覚悟ならできたはずなのに、未だその自覚は持てていませんが」
デビロット「刀を持っている奴は漢臭いと思うたが、冷めてる奴もかえってつまらぬわ」
アリエータ「これも侍の心得と思いますが、斬る衝動にもやはり耐えているようですね」
雹「たしかにお節介なところもあるが、今更になって人の関わりを大切にせんとはな」
霧島九郎
デビロット「霧島だか何かは知らぬが、このわらわに爪を向けるは覚悟があろうな」
九郎「そういう貴様こそ我が前に立つのならば、お前自身の血でその罪贖うがいい」
アリエータ「アーマー越しでもあなたの殺気は感じられます、今から引き裂かれそう」
九郎「たしかにこのアーマーは手間がかかるな、心配せずともお前の血で彩ってやろう」
デビロット「手癖の悪い爪なら引っかかれるだけ損じゃ、研いでから出直してこい」
アリエータ「多少の傷なら耐えられますから、いまさら爪くらいで怖くありません」
デビロット「少しひっかければ敗れる相手なら用はないぞよ、こ奴だけで十分じゃて」
アリエータ「使われるだけならまだいいですが、巻き込まれないよう気を付けなきゃ」
九郎「いい気になるのも今のうちだ、いずれお前たちもわたしの役に立ってもらうぞ」
レオ
デビロット「たしかにケモノの顔の戦士の風体じゃ、まさに獅子の風格とは片腹痛いわ」
レオ「格好だけと思えば失望だな、そなたの期待に見合う闘いを心得たいものだがね」
アリエータ「その顔に業を感じますが、その業を乗り越える強さを見てみたいです」
レオ「今はそれを語るべきではないが、そなたの強さを見事わたしにぶつけてみなさい」
デビロット「獅子だからとて怖気づけぬわ、わらわたちも強さを求めておるからのう」
アリエータ「業を受け入れてこその強さなら、私も己の業を乗り越えれなければですね」
デビロット「まさに獅子奮迅の闘いっぷりじゃ、されどわらわも捨てたものでなかろう」
アリエータ「レオさんなら身一つでの強さなら、私たちは兵器に頼りすぎてますから」
レオ「それを己の強さにしてこそ意味がある、そなたたちも一歩踏み出したばかりだな」
タバサ
デビロット「魔法学者なら腐るほど見ていたが、そなたはどれほどの魔法を使うのか」
タバサ「妄りに見せるべきではありませんが、挑まれるなら拒むこともありませんね」
アリエータ「魔法なり兵器なりと力を見せつけられますが、それらを耐える強さを」
タバサ「それを求めるなら私は力になれません、やはり貴女の意思次第でしょうね」
デビロット「たしかに誇れるほどの魔法だったのう、ちょっと驚けただけ得だったわ」
アリエータ「自分の意志が力たり得るなら、いずれは意志の力も身に着けてみたいです」
デビロット「魔法も兵器も全力でいければのう、やりすぎでもまだ闘い足りぬぞよ」
アリエータ「一撃で吹っ飛ばせれば大丈夫だけど、これだけ闘えば満足でしょうね」
タバサ「もちろんルールに則らねばなりませんね、斃してしまえば元も子もないです」
タオ
デビロット「そなたも身一つで闘わんか、では早速わらわの兵器を討ち破ってみせよ」
タオ「まともにぶつかるのもどうかなあ、でも挑まれれば怖気づいちゃいられないよ」
アリエータ「元気と生気に満ち溢れていますね、あなたの強さを感じてみたいです」
タオ「それならそのアーマーを抜け出なきゃね、たしかに闘うだけじゃダメだけどね」
デビロット「兵器の攻撃をくぐり抜けたのは敬服するのう、これぞ真のド根性じゃ」
アリエータ「今は外に抜け出せませんが、あなたの元気を感じることができました」
デビロット「元気があれば何でもできるとはよく言ったのう、やはり前に出るのか」
タオ「ボクも動くのが好きな方だからね、あんたたちもできるだけ動いたほうがいいよ」
アリエータ「たしかにお荷物を背負ってますが、できうる限り前に進んでいきましょう」
ブラックウィドー
デビロット「なんじゃこのナイスバディは、これほどの体格に気圧されてなるものか」
ウィドー「悪戯なフロイラインなら望むところです、どこからでもかかってきなさい」
アリエータ「同じ女でもこれほどの肉体美なんて、でも私が挑むに値するでしょうか」
ウィドー「そんな貴女の度胸っぷりが本当なら、私相手でも怖気づけないはずですよ」
デビロット「たかだか肉体美くらいでいい気になるでない、わらわだってそれくらい」
アリエータ「いずれ私も貴方ほどの肉体美を、ってなんだか恥ずかしくなってきました」
デビロット「今回は女っぷりの勝利じゃな、次のトレーニングの参考にせねばのう」
アリエータ「私も少し体を鍛えれば、でも大きくなればこのアーマーに収まりきれない」
ウィドー「所詮は私のは力業ですね、しかし貴女たちも鍛えがいもあると思いますよ」
キマラ・ザ・バウンサー
デビロット「何じゃこの肉弾は、これならばいかに料理せよといわんばかりじゃな」
キマラ「勘違いなさっては困りますねえ、これからあなたたちを料理するのですから」
アリエータ「こういった肉の壁に押し潰されそう、アーマー越しなら耐えられるかな」
キマラ「ぜひ耐えてほしいものです、この生白い素肌からの悲鳴も心地よいものです」
デビロット「たかが肉弾だけではつまらぬわ、もう少し業芸を身に着けて出直してこい」
アリエータ「ちょっと驚いたけど痛みも耐えられました、でもこれで終わりですか」
デビロット「ちょっと押し潰しただけで参るとは興ざめじゃ、次の相手は強いかのう」
アリエータ「あまりいたぶるのもどうかしら、力を振るうだけが闘いじゃないから」
キマラ「何を言ってるんですか、相手をいたぶるのはこれからが楽しみなのですよ」
アストロ
デビロット「地下プロレスの頭と思うたが、やはりそれにとどまる器ではなさそうじゃ」
アストロ「お前ごとき小娘とは思うたが、そんな付け焼刃の兵器で俺に対するとはな」
アリエータ「闇に身を置きつつ自身の力業を頼りにしている、あなたも強者なのですか」
アストロ「お前が問うべきことではないな、要はお前は俺に倒されるに値するかだ」
デビロット「弾けっぷりだけなら強者にふさわしいが、そなたなどありきたりじゃ」
アリエータ「力を振るうだけなら誰だってできます、でもそれだけじゃ寂しいだけです」
デビロット「我らの暴れっぷりならば、下手な地下プロレスよりは目立つじゃろうて」
アリエータ「どちらも血なまぐさい闘いですから、ここも早く離れていきたいです」
アストロ「まるで子供のお遊びだな、俺の闘いは単なる傷つけ合いとは違うのだ」
ヴィクター=オルテガ
デビロット「なんともナイスミドルじゃのう、そなたならばわらわも鍛えられたいぞよ」
オルテガ「体はともかく心を鍛えてみたいな、だがその前にわたしも鍛えられるべきか」
アリエータ「こういう年季の入った肉体の方に、私みたいな者の肉体が耐えられますか」
オルテガ「一見柔弱そうだが内なる力も無視できぬな、ひとつ試して差し上げよう」
デビロット「年季で鍛えた胸板がなんともいえぬわ、次こそぶち当たってくれようぞ」
アリエータ「その筋肉だけで打ち砕かれそうでしたが、何とか耐えることができました」
デビロット「闘いの年季なればわらわもまずついていくべきか、たしかに闘い易きか」
アリエータ「少し振り回されそうですが、私たちなりについていくことができました」
オルテガ「我が強さを規範とするのは有難いな、その上で義しきを教えるべきかな」
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